大崎電気工業株式会社の最新の業績をお届けします。
同社は国内外のスマートメーター事業と配電盤事業を中心に高い売上と利益を記録しています。特に海外事業の大幅な成長が注目されます。当期の連結業績では、売上高が12.8%増加の68,392百万円、営業利益が3.1倍の4,362百万円と大幅な増益となりました。
企業情報
企業名: 大崎電気工業株式会社
証券コード: 66440
決算期: 2024年3月期第3四半期
大崎電気工業株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
大崎電気工業株式会社の決算は年4回の四半期決算を実施しており、第3四半期の決算報告書が今回提出されています。
具体的には決算期は2023年4月1日から2024年3月31日までとなっており、第3四半期は2023年10月1日から2023年12月31日までの期間です。
主な事業
大崎電気工業株式会社は、スマートメーター、配電盤、エネルギー管理システムなどの計測制御機器の製造・販売を国内外で展開しています。
特に、次世代スマートメーターの導入や国内外でのソリューション・サービスの拡大に注力しており、持続的な成長を目指しています。
その他にも不動産事業なども手がけており、多角化を進めています。
今期の業績と利益率は?
当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高が12.8%増の68,392百万円、営業利益が3.1倍の4,362百万円と大幅な増収増益を記録しています。
このように、スマートメーター事業と配電盤事業が好調に推移したことで、大幅な増益につながりました。
利益率については、営業利益率は6.4%と、前年同期の1.8%から大幅に改善しています。
売上・利益の推移
当社の過去3年間の業績を見ると、売上高は2022年3月期の89,253百万円から、2024年3月期第3四半期は68,392百万円と推移しています。
一方で、営業利益は2022年3月期の1,885百万円から、2024年3月期第3四半期は4,362百万円と大幅に増加しています。
これは、スマートメーター事業や配電盤事業が伸長し、収益性が向上したことが要因です。
四半期連結貸借対照表について
当第3四半期連結会計期間末の総資産は、94,151百万円となっています。前連結会計年度末比では882百万円増加しました。
資産の部
資産の部では、現金及び預金が3,537百万円減少した一方で、棚卸資産が5,826百万円増加しています。
また、投資有価証券も1,191百万円増加しており、事業拡大に向けた投資も行われています。
負債の部
負債の部では、支払手形及び買掛金・電子記録債務が1,382百万円減少しました。
また、借入金も705百万円減少するなど、財務体質の改善が進んでいます。
純資産の部
純資産は、利益剰余金が1,247百万円増加したほか、為替換算調整勘定が890百万円、その他有価証券評価差額金が864百万円増加したことなどから、前連結会計年度末比2,963百万円増加の61,592百万円となりました。
ROAとROE
当社のROAは、前年同期の0.7%から当第3四半期は5.1%に大幅に改善しています。
ROEも前年同期の1.1%から4.6%に上昇しています。
これは、収益性の改善により、資産効率や自己資本効率が向上したことが要因です。
今後も持続的な成長に向け、収益性と効率性を高めていくことが重要と考えられます。
キャッシュフロー
当第3四半期連結累計期間のキャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローが5,605百万円の収入、投資活動によるキャッシュ・フローが1,418百万円の支出、財務活動によるキャッシュ・フローが1,821百万円の支出となりました。
全体としては、現金及び現金同等物が3,537百万円減少しましたが、事業活動を通じて収支を確保できています。
配当の支払額
当社は、年2回の配当を実施しています。
第2四半期末配当では1株当たり10円、期末配当でも1株当たり10円を予定しており、年間では1株当たり20円の配当を見込んでいます。
配当性向は42.9%となっており、株主還元に積極的な姿勢が窺えます。
今後の展望
大崎電気工業株式会社は、スマートメーター事業とエネルギー・ソリューションの拡大に注力しています。
2025年度から予定されている次世代スマートメーターの導入に向けて、新製品の開発を進めるとともに、国内外でのソリューションサービスの拡大にも取り組んでいきます。
また、利益を重視したグローバル展開や、グループ経営基盤の強化、社内の意識改革なども推進し、持続的な成長を目指していきます。
編集部のまとめ
大崎電気工業株式会社は、国内外でのスマートメーター事業と配電盤事業を中心に、大幅な業績拡大を遂げています。
特に海外事業の成長が目覚ましく、収益性の向上にも成功しています。
今後も、次世代スマートメーターの導入や新製品開発、ソリューションサービスの拡大などに注力し、持続的な成長を目指していくものと期待されます。
大崎電気工業株式会社の決算日や配当についてまとめました。
大崎電気工業株式会社は、年4回の四半期決算を実施しており、今回は2023年4月1日から2024年3月31日までの第3四半期決算報告書が公表されました。
また同社は、年2回の配当を行っており、1株当たり年間20円の配当を予定しています。
今後も、同社の成長力と株主還元に期待が高まるといえるでしょう。