オムロン株式会社の第87期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
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オムロンは、2024年3月期第3四半期決算を発表しました。売上高は前年同期比4.7%減の607,985百万円となりました。事業セグメントでは、設備投資需要低迷の影響を受けたインダストリアルオートメーションビジネスが減収となりましたが、健康機器の需要が好調なヘルスケアビジネスや再生可能エネルギー関連が好調だったソーシアルシステムズ・ソリューション&サービス・ビジネスが増収となりました。

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企業情報

企業名: オムロン株式会社
証券コード: 6645
決算期: 3月期

オムロン株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?

オムロン株式会社の決算日は3月31日です。毎年4月1日から翌年3月31日までが会計年度となっています。決算発表は4月上旬に行われます。

主な事業

オムロン株式会社は、制御機器、健康機器、社会システム、電子部品などの製造・販売を行う総合エレクトロニクスメーカーです。主要な事業セグメントはインダストリアルオートメーションビジネス、ヘルスケアビジネス、ソーシアルシステムズ・ソリューション&サービス・ビジネス、デバイス&モジュールソリューションビジネスの4つです。

今期の業績と利益率は?

2024年3月期第3四半期の連結業績は、売上高が607,985百万円と前年同期比4.7%減、営業利益は26,572百万円と前年同期比63.5%減と大幅な減益となりました。営業利益率は4.4%と前年同期の11.4%から大きく低下しています。

売上・利益の推移

オムロンの売上高は2022年3月期には876,082百万円と高水準でしたが、2023年3月期第3四半期では637,977百万円、2024年3月期第3四半期は607,985百万円と2期連続で減収となっています。一方で、営業利益は2022年3月期の98,409百万円から2023年3月期第3四半期の72,854百万円、2024年3月期第3四半期の26,572百万円と2期連続で大幅な減益となっています。

四半期連結貸借対照表について

2023年12月31日時点の四半期連結貸借対照表では、資産合計が1兆2,844億円、負債合計が3,680億円、純資産は9,164億円となっています。前期末に比べて資産、負債、純資産のいずれも大幅に増加しています。

資産の部

資産の部では、現金及び現金同等物が1,293億円、受取手形及び売掛金が1,539億円、棚卸資産が1,880億円などとなっています。前期末に比べて現金及び現金同等物が増加しているほか、JMDC社の連結子会社化によりのれんが2,985億円増加しています。

負債の部

負債の部では、支払手形及び買掛金・未払金が985億円、短期借入金が247億円などとなっています。JMDC社の買収資金の調達によって短期借入金が増加しています。

純資産の部

純資産の部では、株主資本が7,531億円、非支配持分が1,633億円となっています。JMDC社の連結子会社化により非支配持分が大幅に増加しています。

ROAとROE

オムロンのROA(総資産利益率)は、2022年3月期が9.9%と高水準でしたが、2023年3月期第3四半期には5.2%に低下しています。一方でROE(自己資本利益率)は2022年3月期が13.0%、2023年3月期第3四半期が8.0%と両指標とも低下しています。これは、売上高及び営業利益の減少によって収益性が低下したことが主な要因です。

キャッシュフロー

2023年3月期第3四半期のキャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローが319億円の収入、投資活動によるキャッシュ・フローが791億円の支出、財務活動によるキャッシュ・フローが668億円の収入となっています。投資活動では、JMDC社の株式取得などにより支出が大幅に増加しました。

配当の支払額

オムロンの配当金は、2023年3月期中間配当が1株当たり52円、期末配当は未定となっています。2024年3月期の年間配当予想は1株当たり104円と、前期と同額となっています。配当性向は約28%と健全な水準を維持しています。

今後の展望

オムロンは、2022年度からスタートした長期ビジョン「Shaping The Future 2030」に基づき、カーボンニュートラルの実現、デジタル化社会の実現、健康寿命の延伸に向けて事業を展開しています。2024年3月期は厳しい経営環境が続くと予想されますが、JMDC社の連結子会社化によるデータソリューション事業の強化や、新製品投入などに注力することで、中長期的な成長につなげていきます。

編集部のまとめ

オムロンの2024年3月期第3四半期決算は減収減益となりました。設備投資需要の低迷や為替影響などの影響を受けたものの、健康機器事業など一部の事業は好調でした。今後は、JMDC社の子会社化による新事業の立ち上げや、新製品投入などによる収益力の回復に期待したいところです。直近の2年間は厳しい業績推移ですが、長期的な成長につなげていくことが重要と考えます。

オムロン株式会社の決算日や配当についてまとめました。

オムロン株式会社の決算日は3月31日で、毎年4月上旬に決算発表を行っています。2023年3月期の配当金は年間104円と前期と同額を予定しています。配当性向は約28%と健全な水準を維持しており、今後も積極的な利益還元が期待できそうです。

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