日東工業株式会社の第76期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
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日東工業株式会社の2023年12月期第3四半期決算報告を紹介します。同社は電気・情報インフラ関連製造・工事・サービス事業を中心に、電気・情報インフラ関連流通事業電子部品関連製造事業などを展開しており、この第3四半期では売上高116,907百万円営業利益8,996百万円と、前年同期比で大幅な増収増益を達成しました。

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企業情報

企業名: 日東工業株式会社
証券コード: 66510
決算期: 3月

日東工業株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?

日東工業株式会社の決算期は3月31日で、年4回の四半期決算を行っています。第3四半期(2023年10月1日~12月31日)の決算を2024年2月9日に発表しました。

主な事業

日東工業株式会社は、配電盤や分電盤、遮断器、開閉器などの電気機器の製造・販売を中核事業としています。また、これらの製品を用いた電気工事やメンテナンス事業、ネットワーク関連機器の販売事業にも取り組んでいます。さらに、自動車向けの電子部品製造事業も展開しています。

今期の業績と利益率は?

同社の2023年12月期第3四半期の業績は、売上高116,907百万円と前年同期比11.4%の増収、営業利益8,996百万円と同68.9%の大幅増益となりました。これは、主力の電気・情報インフラ関連製造・工事・サービス事業が好調だったことや、電気・情報インフラ関連流通事業でも改善が見られたことが要因です。営業利益率は7.7%と高水準を維持しています。

売上・利益の推移

同社の売上高は過去3年間一貫して増加傾向にあり、2023年3月期は146,698百万円を記録しました。一方、営業利益は2022年3月期にやや減少したものの、2023年12月期第3四半期には8,996百万円と大幅に回復しています。同社は配電盤や分電盤などのコア事業が順調に推移しており、今後もさらなる業績拡大が期待されます。

四半期連結貸借対照表について

同社の2023年12月末の四半期連結貸借対照表では、総資産が151,928百万円と前期末から16,348百万円増加しています。これは、棚卸資産や有形固定資産の増加が主な要因です。一方、負債は47,095百万円と12,886百万円増加し、純資産は104,832百万円と3,462百万円増加しました。

資産の部

資産の部では、現金及び預金23,638百万円受取手形、売掛金及び契約資産37,015百万円棚卸資産23,470百万円などが主な内訳となっています。有形固定資産も53,357百万円と大幅に増加しており、新工場の竣工などが寄与しています。

負債の部

負債の部では、支払手形及び買掛金14,925百万円長期借入金18,032百万円などが主な内訳となっています。長期借入金が増加したことで、財務体質がやや弱まっている状況です。

純資産の部

純資産の部では、資本金6,578百万円利益剰余金89,625百万円が主な構成です。また、その他の包括利益累計額4,639百万円も増加しており、財務基盤は概ね健全な状況と言えます。

ROAとROE

日東工業株式会社のROA(総資産利益率)は前期6.3%から当期7.0%に改善しており、ROE(自己資本利益率)も前期6.8%から当期6.5%と高水準を維持しています。これは、主力事業の好調な業績に加え、財務体質の改善にも一定の成果が現れてきたことが背景にあります。今後も収益性と資本効率の向上につなげていくことが期待されます。

キャッシュフロー

同社の直近の連結キャッシュ・フローを見ると、営業活動によるキャッシュ・フローは11,874百万円のプラスとなっています。また、投資活動によるキャッシュ・フローは8,362百万円のマイナスとなっており、新工場の建設などに資金が使われています。一方、財務活動によるキャッシュ・フローは1,252百万円のプラスとなっており、長期借入れの実施などが影響しています。全体としては、堅実なキャッシュ・フロー創出力を維持できている状況にあると言えます。

配当の支払額

日東工業株式会社は、株主還元の一環として2023年6月に1株当たり57円、2023年12月に72円の中間配当を実施しました。この結果、年間配当金は129円となり、前年同期比で大幅な増加となりました。同社は、中長期的な成長と株主還元のバランスを取りながら、適正な水準の配当を継続する方針です。

今後の展望

日東工業株式会社は、2023年3月期からスタートした「2023中期経営計画」に基づき、コア事業の競争力強化と新規事業の開拓に取り組んでいます。主力の電気・情報インフラ関連事業では、価格改定効果や案件増加によって好業績を維持しており、今後も需要の拡大が見込まれます。同時に、海外事業の拡大や新規事業の創出にも注力し、企業価値の向上を目指しています。

編集部のまとめ

日東工業株式会社は、配電盤やネットワーク機器などの製造・販売で高い収益力を維持しており、2023年12月期第3四半期も大幅な増収増益を達成しました。足元の業績は好調に推移しており、今後も安定した成長が期待できる企業と言えるでしょう。今後の新規事業開拓や海外展開の動向にも注目が集まります。

日東工業株式会社の決算日や配当についてまとめました。

日東工業株式会社は3月31日を決算日とし、年4回の四半期決算を行っています。2023年12月期は中間配当を1株当たり72円と大幅に増額し、年間配当金は1株当たり129円となりました。同社は、株主還元と成長投資のバランスを取りながら、企業価値の向上に努めています。

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