インスペック株式会社の第36期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
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弊サイトは各企業の決算情報を元に決算に関するまとめ情報をご紹介しております。
詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

【ここでのインスペック株式会社の決算報告書を、読者にわかりやすく紹介したいと思います】
インスペック株式会社は、半導体関連業界において主力製品である検査装置の開発・製造・販売を行う企業です。今回の決算では、半導体市場の低迷によるマイナス影響を受けたものの、受注残高の増加や新製品のロール to ロール型シームレスレーザー直描露光装置の受注獲得など、前向きな取り組みがうかがえます。今後も自動車向けなどの新たな需要の取り込みに期待が寄せられています。

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企業情報

企業名: インスペック株式会社
証券コード: 6656
決算期: 2024年4月期

インスペック株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?

インスペック株式会社の決算日は4月30日で、決算期は2024年4月期となっています。四半期決算は5月、8月、11月、2月に行われ、本決算は2024年7月に発表される予定です。

主な事業

インスペック株式会社は、基板検査装置の開発・製造・販売を主な事業としています。主力製品のロールtoロール型検査装置、フラットベッド型検査装置、インライン検査装置などを中心に、幅広い基板検査ソリューションを提供しています。特にロールtoロール型シームレスレーザー直描露光装置は、電気自動車向けのフレキシブルプリント基板の需要増加に対応する新製品として注目されています。

今期の業績と利益率は?

今期第3四半期累計期間(2023年5月~2024年1月)の業績は、売上高459百万円、営業損失412百万円と前年同期比で大幅な減収・減益となりました。これは、半導体市場の低迷の影響を受けたことが主な要因です。一方で、受注状況は978百万円と前年同期比13.4%減と落ち込みつつも、受注残高は1,729百万円と18.1%増加しており、今後の回復に期待がかかっています。

売上・利益の推移

過去3年間の業績推移を見ると、2022年4月期売上高2,290百万円、経常利益81百万円と好調でしたが、2023年4月期第3四半期累計期間売上高1,039百万円、経常損失246百万円と大幅な減収・赤字となりました。今期第3四半期累計期間も同様の厳しい状況が続いています。

四半期連結貸借対照表について

インスペック株式会社は連結決算を行っておらず、単体の四半期財務諸表を開示しています。そのため、以下の情報は単体ベースのものとなります。

資産の部

2024年1月末時点の総資産は3,622百万円で、前事業年度末から355百万円減少しています。主な変動要因は、現金・預金134百万円の減少受取手形・売掛金・契約資産675百万円の減少仕掛品800百万円の増加などです。

負債の部

負債合計は2,658百万円で、前事業年度末から87百万円増加しています。主な変動要因は、短期借入金300百万円の増加長期借入金115百万円の減少などです。

純資産の部

純資産合計は964百万円で、前事業年度末から443百万円減少しています。これは主に四半期純損失460百万円の計上によるものです。

ROAとROE

インスペック株式会社のROA(総資産利益率)は前事業年度末時点で2.1%と低水準でしたが、営業損失の計上により第3四半期累計期間では11.9%まで大幅に悪化しています。同様にROE(自己資本利益率)も前事業年度末の6.4%から第3四半期累計期間では46.7%と大幅に低下しています。収益性の改善が喫緊の課題となっています。

キャッシュフロー

第3四半期累計期間におけるキャッシュ・フローの状況は、営業活動によるキャッシュ・フローがマイナスとなった一方で、財務活動によるキャッシュ・フローがプラスとなっています。これは、短期借入金の増加によるものです。今後、収益の改善とともに、手元流動性の確保が重要になってくると考えられます。

配当の支払額

インスペック株式会社は、2023年7月の定時株主総会決議により、1株当たり3円の期末配当を実施しています。この配当水準は、前期と同水準となっています。今後の業績回復と配当の継続が期待されますが、当面の間は厳しい収益環境が続くものと見られます。

今後の展望

インスペック株式会社は、自動車向けのフレキシブルプリント基板需要に注目し、ロールtoロール型シームレスレーザー直描露光装置の受注獲得に注力しています。また、主力の検査装置事業においても、新製品の投入や海外市場の開拓などに取り組み、収益力の回復を目指します。短期的には厳しい経営環境が続くものの、中長期的には事業領域の拡大や新製品の育成によって、業績改善への期待が持てると考えられます。

編集部のまとめ

インスペック株式会社は、半導体関連業界で検査装置の開発・製造・販売を手掛ける企業です。当期の決算では、半導体市場の低迷の影響を受けて大幅な減収・減益となりましたが、受注残高の増加や新製品の受注獲得など、前向きな取り組みも伺えます。今後は自動車向けなどの新需要の取り込みに期待がかかっています。短期的には収益面での課題が残るものの、中長期的な成長に向けた取り組みを継続していくことが重要と考えられます。

インスペック株式会社の決算日や配当についてまとめました。

インスペック株式会社の決算日は4月30日で、2024年4月期の決算を行っています。また、2023年7月に行われた定時株主総会で1株当たり3円の期末配当が決議されました。今後の業績回復と配当の継続が期待されますが、当面の間は厳しい収益環境が続くものと見られます。

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