株式会社アドテックプラズマテクノロジーの第40期第2四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
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弊サイトは各企業の決算情報を元に決算に関するまとめ情報をご紹介しております。
詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

この株式会社アドテックプラズマテクノロジーの決算報告書をもとに、同社の直近の業績について詳しくご紹介します。同社は、高性能な薄膜製造装置の開発・製造・販売を手掛ける老舗企業です。最近では、スマートフォンなどのディスプレイ向けの成膜装置の受注を増やしており、業績にも良い影響が出ています。

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企業情報

企業名: 株式会社アドテックプラズマテクノロジー
証券コード: 6668
決算期: 8月31日

株式会社アドテックプラズマテクノロジーの決算日・決算時期(スケジュール)は?

株式会社アドテックプラズマテクノロジーは、8月31日を決算日として年1回の本決算と、2月末日を第2四半期の決算日としています。今回は、この第2四半期決算の報告が行われました。

主な事業

株式会社アドテックプラズマテクノロジーは、半導体製造装置や液晶ディスプレイ製造装置などの開発・製造・販売を主力事業としています。薄膜製造装置を得意とし、企業や研究機関などの顧客に高い技術力で製品を提供しています。近年はスマートフォンなどのディスプレイ向け成膜装置の受注も伸びています。

今期の業績と利益率は?

当第2四半期連結累計期間の売上高は4,784百万円と、前年同期比で18.5%の減少となりました。一方で、営業利益は359百万円、経常利益は338百万円と、それぞれ前年同期に比べ大幅に減少しました。利益率も大きく低下しており、同社を取り巻く環境が厳しい状況にあることが分かります。

売上・利益の推移

同社の売上高は過去5年ほど12,000百万円前後で推移してきましたが、直近では半導体業界の設備投資鈍化などの影響を受け、売上高は減少傾向にあります。利益面でも同様に、経常利益は減少傾向にあり、収益性の悪化が続いています。

四半期連結貸借対照表について

直近の資産合計は25,959百万円となっています。一方、負債合計は15,046百万円、純資産は10,913百万円となっており、自己資本比率は42.0%となっています。今期は、短期借入金や長期借入金の返済などにより、負債が大幅に減少しています。

資産の部

資産の部では、現金及び預金が5,556百万円と前期末から減少したほか、受取手形、売掛金及び契約資産が1,874百万円と大きく減少しています。一方で、原材料及び貯蔵品が8,433百万円と増加しました。

負債の部

負債の部では、短期借入金が6,950百万円と大幅に減少し、長期借入金も5,107百万円と減少しています。これにより、有利子負債の圧縮が進んでいます。

純資産の部

純資産の部では、利益剰余金が8,789百万円と着実に積み上がっています。一方で、自己株式が54百万円と増加しています。

ROAとROE

当第2四半期におけるROAは1.3%、ROEは1.5%となっています。ROAとROEはともに前年同期から大幅に低下しており、収益性の悪化が続いていることがわかります。今後は、売上高の回復と利益率の改善が課題となりそうです。

キャッシュフロー

営業活動によるキャッシュ・フローは1,438百万円の収入となり、前年同期の1,701百万円の支出から大幅に改善しました。一方で、投資活動によるキャッシュ・フローは804百万円の支出となっており、有形固定資産への投資など設備投資に資金を充当しています。財務活動によるキャッシュ・フローは1,086百万円の支出となりました。

配当の支払額

当第2四半期末の1株当たり配当金は10円で、前年同期の8円から増加しています。通期の1株当たり配当金は前期の24円から12円に減少する予定ですが、さまざまな経営課題に取り組みながらも、株主還元を継続していく方針のようです。

今後の展望

同社を取り巻く事業環境は依然として厳しい状況が続いていますが、5G通信の普及に伴う半導体需要の増加や、中国での半導体工場新設など、同社製品への需要は徐々に回復傾向にあるとみられています。また、ベトナムの第2工場の稼働開始など、コスト競争力の強化にも取り組んでいるため、今後の業績回復に期待が持てそうです。

編集部のまとめ

株式会社アドテックプラズマテクノロジーは、半導体や液晶ディスプレイ製造装置の開発・製造・販売を手掛ける老舗企業です。当第2四半期の業績は厳しい状況となりましたが、長期的には半導体需要の回復とともに業績も改善していくことが期待されます。また、コスト競争力の強化にも取り組んでおり、今後の同社の動向にも注目が集まりそうです。

株式会社アドテックプラズマテクノロジーの決算日や配当についてまとめました。

株式会社アドテックプラズマテクノロジーは8月31日を決算日とする年1回の本決算に加え、2月末日を第2四半期の決算日としています。今回は第2四半期決算の結果が発表されました。配当については、当期の1株当たり配当金は12円を予定しており、前期の24円から減少するものの、株主還元を継続していく方針のようです。

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