株式会社エスケーエレクトロニクスの2024年3月期第2四半期決算が発表されました。売上高121億49百万円、営業利益8億52百万円となり、前年同期比で減収減益となりました。ただ、キャッシュフローは安定しており、配当も前期と同水準で行われるなど、全体として健全な経営状況です。
企業情報
企業名: 株式会社エスケーエレクトロニクス
証券コード: 66770
決算期: 9月
株式会社エスケーエレクトロニクスの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社エスケーエレクトロニクスの決算日は9月30日です。毎年12月に第2四半期決算、5月に通期決算を発表しています。
主な事業
株式会社エスケーエレクトロニクスは、大型フォトマスク事業とソリューション事業を展開しています。大型フォトマスク事業では、スマートフォンやテレビ、パソコンなどに使われる液晶パネル・有機ELパネル用のマスクを製造・販売しています。ソリューション事業では、RFIDやデジタルコルポスコープなどのヘルスケア関連製品の開発・販売を行っています。
今期の業績と利益率は?
2024年3月期第2四半期の業績は、売上高121億49百万円、営業利益8億52百万円となりました。前年同期比で12.5%の減収、65.6%の減益と厳しい結果となりました。利益率は7.0%となっており、前年同期の17.8%から大きく低下しています。
売上・利益の推移
売上高は2023年9月期が281億13百万円、2024年3月期第2四半期が121億49百万円と推移しています。利益面では、2023年9月期が50億22百万円、2024年3月期第2四半期が8億33百万円と大きく減少しています。
四半期連結貸借対照表について
2024年3月期第2四半期末の連結総資産は398億36百万円、負債合計は83億68百万円、純資産合計は314億68百万円となっています。前期末と比べ、資産は19億76百万円減少、負債は18億24百万円減少、純資産は1億51百万円減少しています。
資産の部
流動資産は254億9百万円で前期末比47億93百万円減少、固定資産は144億27百万円で前期末比13億17百万円増加しています。現金及び預金が137億54百万円と前期末比15億30百万円減少しています。
負債の部
流動負債は74億51百万円で前期末比15億27百万円減少、固定負債は9億16百万円で前期末比2億97百万円減少しています。支払手形及び買掛金が47億77百万円と前期末比4億91百万円減少しています。
純資産の部
株主資本は274億85百万円で前期末比6億64百万円減少しています。その他の包括利益累計額が39億82百万円で前期末比9億12百万円増加しています。
ROAとROE
2024年3月期第2四半期のROAは2.1%、ROEは4.0%となっています。前年同期のROAは5.6%、ROEは7.5%と大幅に低下しています。これは売上高の減少と利益率の低下によるものです。
キャッシュフロー
2024年3月期第2四半期のキャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローが21億21百万円の増加、投資活動によるキャッシュ・フローが16億12百万円の減少、財務活動によるキャッシュ・フローが21億6百万円の減少となりました。全体としては15億30百万円減少し、現金及び現金同等物の残高は137億54百万円となっています。
配当の支払額
2023年12月期の年間配当金は1株当たり162円となっており、前期の年間配当金64円から大幅に増加しています。配当性向は49.7%となっています。株主還元の強化が進んでいます。
今後の展望
今期の業績は減収減益となりましたが、キャッシュフローは安定した水準を維持しています。また、配当も着実に増加しているため、企業の経営基盤は健全といえます。今後は有機ELパネル関連の需要増加に注目が集まっており、同社の業績回復に期待が寄せられています。
編集部のまとめ
株式会社エスケーエレクトロニクスの2024年3月期第2四半期決算は減収減益となりましたが、キャッシュフローが安定しており、配当も増加するなど、経営基盤は健全と評価できます。有機ELパネル関連への期待も高く、今後の業績回復に期待が高まっています。
株式会社エスケーエレクトロニクスの決算日や配当についてまとめました。
株式会社エスケーエレクトロニクスの決算日は9月30日で、毎年12月に第2四半期決算、5月に通期決算を発表しています。配当は前期62円から162円に増加し、株主還元が強化されています。決算内容を見ると、2024年3月期第2四半期は減収減益となったものの、経営基盤は健全で今後の業績回復に期待が高まっています。