株式会社テクノメディカの決算がついに発表されました。医療機器や検査装置の製造・販売で知られる同社は、前年同期比で6.0%の売上高増加を達成しました。新型コロナ後の医療体制を見据え、効果的なソリューションの提供に取り組んでいる同社の決算は好調といえるでしょう。今後の事業展開にも注目が集まりそうです。
企業情報
企業名: 株式会社テクノメディカ
証券コード: E02345
決算期: 2024年3月期
株式会社テクノメディカの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社テクノメディカの決算日は3月31日です。決算は年4回の四半期決算が行われており、第3四半期決算は2023年12月31日が締切日になります。
主な事業
株式会社テクノメディカは、採血管準備装置・システムや検体検査装置、さらにそれらの消耗品の製造・販売を主な事業としています。医療現場のニーズに柔軟に対応したソリューションを提供し、医療の効率化と合理化に貢献しています。
今期の業績と利益率は?
当第3四半期累計期間の売上高は6,424,175千円と、前年同期比6.0%の増加となりました。また、経常利益は937,863千円で、前年同期比13.0%の増加を記録しています。利益面では、売上総利益率が50.3%と高水準を維持しており、業績の好調さが伺えます。
売上・利益の推移
株式会社テクノメディカは、売上高、経常利益、四半期純利益のいずれも前年同期を上回る増収増益となりました。採血管準備装置やシステムの販売が順調に推移したことに加え、検体検査装置や消耗品の売上も伸長したことが要因です。今後も着実な業績拡大が期待できそうです。
四半期連結貸借対照表について
当第3四半期会計期間末の総資産は15,582,431千円と、前事業年度末に比べ3,860,740千円減少しました。一方、負債は2,328,066千円と728,249千円減少し、純資産は13,254,364千円となりました。自己資本比率は85.1%と高水準を維持しています。
資産の部
資産の主な変動は、現金及び預金が3,692,189千円減少したことや、売掛金が810,360千円減少した一方で、商品及び製品が607,534千円増加、長期前払費用が225,984千円増加したことなどが挙げられます。
負債の部
負債の主な変動は、買掛金が445,546千円減少、未払法人税等が245,669千円減少したことなどによるものです。
純資産の部
純資産の主な変動は、配当金の支払いが508,409千円、自己株式の増加が3,305,353千円あった一方で、四半期純利益が646,374千円計上されたことなどによるものです。
ROAとROE
株式会社テクノメディカのROA(総資産経常利益率)は6.0%、ROE(自己資本当期純利益率)は4.9%となっています。これらの指標は業界水準を上回っており、資産効率や資本効率の高さが窺えます。今後も安定的な収益力を発揮し、株主価値の向上につなげていくことが期待されます。
キャッシュフロー
当第3四半期累計期間のキャッシュ・フローについては、営業活動によるキャッシュ・フローが771,097千円の収入、投資活動によるキャッシュ・フローが52,233千円の支出、財務活動によるキャッシュ・フローが3,411,053千円の支出となりました。自己株式取得による支出が大きく影響しています。今後も安定した資金繰りを維持しつつ、有効な投資を進めていくことが課題といえるでしょう。
配当の支払額
株式会社テクノメディカは、1株当たり60円の期末配当を実施しました。前期と同水準の配当を維持しており、株主還元に積極的な姿勢が窺えます。今後も業績拡大に応じた配当政策が期待されます。
今後の展望
株式会社テクノメディカは、医療現場のニーズに合わせたソリューションの提供に注力しています。新型コロナ禍を経て、医療の効率化と合理化への意識が一層高まっている中で、同社の先進的な製品・サービスが注目されています。また、海外市場での販路拡大にも力を入れており、今後の成長が期待できます。
編集部のまとめ
株式会社テクノメディカの決算は、確実な業績拡大と高い収益性を示しており、医療機器業界のリーディングカンパニーとしての地位を確固たるものにしています。効率的な医療体制の実現に向けて、同社の製品・サービスが必要不可欠となる中で、今後も安定成長が期待できるでしょう。株主還元にも積極的な姿勢を示しており、投資家の関心も高まりそうです。
株式会社テクノメディカの決算日や配当についてまとめました。
株式会社テクノメディカの決算日は3月31日で、年4回の四半期決算を実施しています。また、期末配当は1株当たり60円を安定的に維持しており、業績拡大に合わせた株主還元にも取り組んでいます。同社の今後の成長が期待されます。