株式会社トラース・オン・プロダクトの決算報告をご紹介します。
当社は、人工知能(AI)やIoTを活用したソリューションを提供する先進的な企業です。直近の決算では、売上高や利益が順調に推移しており、今後の成長が期待されます。
企業情報
企業名: 株式会社トラース・オン・プロダクト
証券コード: E33323
決算期: 1月
株式会社トラース・オン・プロダクトの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社トラース・オン・プロダクトの決算日は1月31日です。決算報告は年4回行われ、3月、6月、9月、12月の各月に四半期報告が公開されます。
主な事業
当社の主な事業は、AIやIoTを活用したソリューションの提供です。具体的には、流通小売店舗向けのDXサービス「店舗の星」や、AI電力削減ソリューション「AIrux8」などを展開しています。従来のハードウェアの販売にとどまらず、SaaS型のサービス提供にも注力しており、顧客企業の課題解決に貢献しています。
今期の業績と利益率は?
当期の業績は好調で、売上高は82,120千円と前年同期比9.7%の増加となりました。利益面では、経常損失は8,402千円と前年同期の20,827千円の損失から大幅に改善されています。これは、SaaS型サービスの拡大や、コスト管理の徹底などが奏功した結果です。
売上・利益の推移
当社の売上高と利益の推移を見ると、売上高は310,965千円、経常損失は76,376千円と前年度実績となっています。直近の第1四半期では、売上高と経常損失ともに前年同期比で大幅に改善されており、今後の業績拡大が期待されます。
四半期連結貸借対照表について
当社の財務状況を示す四半期連結貸借対照表では、資産合計が487,648千円、負債合計が89,411千円、純資産合計が398,237千円となっています。財務健全性が高く、今後の事業展開に備えた強固な財務基盤が構築されています。
資産の部
資産の部では、現金及び預金が323,338千円と手元流動性が高く、受取手形、売掛金及び契約資産が51,397千円などが主な内訳となっています。
負債の部
負債の部では、買掛金が2,489千円と低水準に抑えられており、健全な財務状況が維持されています。
純資産の部
純資産の部では、資本金が593,175千円、利益剰余金が△734,709千円となっています。株主資本合計は397,020千円と、財務の健全性が確保されています。
ROAとROE
当社のROA(総資産経常利益率)は△1.7%、ROE(自己資本当期純利益率)は△2.5%となっています。ROAはわずかながら改善傾向にあり、今後のSaaS事業の成長によってさらなる収益力向上が期待されます。一方でROEは依然マイナスですが、利益率の改善とともに着実に改善が進むことが見込まれます。
キャッシュフロー
当社のキャッシュ・フローは健全な状態を維持しています。当第1四半期末時点で現金及び預金が323,338千円と、事業運営に必要な資金を十分に確保しています。今後の事業展開に向けて、手元資金を有効活用していくことが期待されます。
配当の支払額
当社は現在、配当を実施していません。今後の事業成長に向けて内部留保の積み上げに注力し、配当につきましては検討していく予定です。
今後の展望
当社は、AIやIoTを活用したソリューションの提供を通じて、持続的な成長と企業価値の向上を目指しています。特に、SaaS型ビジネスの拡大に注力しており、「店舗の星」や「AIrux8」などの新サービスを中心に、収益基盤の強化と事業の収益性向上を図っていきます。また、コスト管理の徹底や業務効率化にも取り組み、健全な財務体質の維持に努めていく方針です。
編集部のまとめ
株式会社トラース・オン・プロダクトは、AI/IoTソリューション分野でイノベーティブな取り組みを展開しており、直近の決算では業績が順調に推移しています。SaaS型ビジネスの拡大や、コスト管理の徹底などにより、収益性の向上が期待されます。今後も、技術力と事業創造力を武器に、持続的な成長を目指していくことが期待されます。
株式会社トラース・オン・プロダクトの決算日や配当についてまとめました。
株式会社トラース・オン・プロダクトの決算日は1月31日で、年4回の四半期決算を行っています。配当につきましては、現在は行っていませんが、今後の事業成長に合わせて検討していく方針です。当社は、AI/IoTソリューションの提供を通じて、収益性の向上と企業価値の向上を目指しています。