日本電気株式会社(NEC)の2023年12月期第3四半期決算が発表されました。NEC は世界をリードするIT企業で、さまざまな分野で活躍しています。今期も好調な業績を遂げ、株主還元も行っています。今後も成長に向けて期待が高まりそうですね。
企業情報
企業名: 日本電気株式会社
証券コード: 6701
決算期: 2023年4月1日~2024年3月31日
日本電気株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
日本電気株式会社の決算日は3月31日です。通常の決算発表スケジュールは以下の通りとなっています。
– 第1四半期決算: 8月上旬
– 中間決算: 11月上旬
– 第3四半期決算: 1月下旬
– 本決算: 5月上旬
主な事業
日本電気株式会社の主な事業は、ITサービス事業と社会インフラ事業の2つです。ITサービス事業では、システム構築やクラウドサービスなどを手がけています。社会インフラ事業では、通信インフラや防衛向けシステムなどを提供しています。これらの事業を通じてNECは、企業や社会の課題解決に貢献しています。
今期の業績と利益率は?
2023年12月期第3四半期の業績は堅調で、売上収益は2兆3,933億円と前年同期比で5.5%増加しました。利益面では、営業利益は698億円と前年同期比で127億円増加しました。また、親会社の所有者に帰属する四半期利益は340億円と前年同期比で77億円の増益となりました。
売上・利益の推移
NECの売上収益は過去3年間で2兆3,000億円前後で推移しています。一方、営業利益は2022年3月期には576億円でしたが、2023年3月期には698億円と大幅に改善しています。利益率も高まってきており、今後の成長が期待されます。
四半期連結貸借対照表について
NECの2023年12月末の四半期連結貸借対照表は、資産合計が4兆909億円、負債合計が2兆941億円、純資産合計が1兆9,968億円となっています。
資産の部
流動資産は2兆214億円、非流動資産は2兆695億円となっています。現金及び現金同等物は3,830億円を保有しています。
負債の部
短期借入金や長期借入金などの有利子負債が6,683億円あります。また、営業債務や契約負債なども計上されています。
純資産の部
純資産合計は1兆9,968億円で、自己資本比率は41.5%となっています。親会社の所有者に帰属する持分は1兆6,986億円となっています。
ROAとROE
NECのROA(総資産経常利益率)は2023年3月期が2.9%、ROE(自己資本当期純利益率)は6.7%となっています。前年と比較してROAは改善傾向にあり、利益率の上昇が見られます。今後もさらなる業績向上が期待できそうです。
キャッシュフロー
営業活動によるキャッシュ・フローは278億円の収入で、前年同期比で873億円の増加となっています。一方、投資活動によるキャッシュ・フローは468億円の支出でした。財務活動によるキャッシュ・フローは273億円の支出となっています。全体としては365億円のキャッシュが減少しました。
配当の支払額
NECは2023年12月1日に1株当たり60円の中間配当を実施しました。年間配当予想は1株当たり115円となっています。安定した配当を実施しています。
今後の展望
NECは、ITサービスや社会インフラ分野で事業を展開し、企業や社会の課題解決に貢献しています。今後も新技術の開発や事業領域の拡大などに注力し、更なる成長を目指していくことが期待されます。
編集部のまとめ
日本電気株式会社(NEC)は、ITサービスと社会インフラ分野でグローバルに事業を展開している企業です。2023年12月期第3四半期の決算は好調で、売上や利益が前年同期から増加しました。今後も成長が期待されるNECに注目していきたいと思います。
日本電気株式会社の決算日や配当についてまとめました。
日本電気株式会社の決算日は3月31日で、通常の決算発表スケジュールは第1四半期8月上旬、中間決算11月上旬、第3四半期1月下旬、本決算5月上旬となっています。また、同社は安定した配当を実施しており、2023年12月期は1株当たり115円の年間配当を予想しています。