セイコーエプソン株式会社の第82期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

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弊サイトは各企業の決算情報を元に決算に関するまとめ情報をご紹介しております。
詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

セイコーエプソン株式会社の直近の決算報告書をご紹介します。売上収益は9,921億円となり、前年同期比0.2%減と続減傾向にあります。しかし、事業利益は543億円と前年同期比で32.7%減少したものの、高収益事業を中心に安定した業績を維持しています。今後も新製品の投入や販売体制の強化で収益力の向上を目指していきます。

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企業情報

企業名: セイコーエプソン株式会社
証券コード: 67240
決算期: 2023年3月期

セイコーエプソン株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?

セイコーエプソン株式会社の決算日は3月31日で、決算時期は4月~3月の年間決算になります。毎年6月に定時株主総会を開催し、決算報告書を公表しています。

主な事業

セイコーエプソン株式会社は、プリンター、プロジェクター、半導体など幅広い事業を展開しています。プリンティングソリューションズ事業では、家庭用から商業・産業用まで多様なプリンターを提供しています。ビジュアルコミュニケーション事業では、高品質なプロジェクターを、マニュファクチャリング関連・ウエアラブル事業では、産業用ロボットや水晶デバイスなどを手がけています。

今期の業績と利益率は?

セイコーエプソン株式会社の当第3四半期連結累計期間の業績は、売上収益が9,921億円と前年同期比0.2%減、事業利益が543億円と32.7%減となりました。デバイス市場での在庫調整の影響が大きく、マイクロデバイス事業を中心に減収減益となりましたが、プリンティングソリューションズ事業やビジュアルコミュニケーション事業は堅調に推移しました。

売上・利益の推移

セイコーエプソン株式会社の直近3年間の売上収益と利益の推移は以下の通りです。2022年度の売上収益は1兆3,303億円となり、前年比3.3%増加しました。一方、営業利益は821億円と前年比15.3%減少しました。2023年度第3四半期累計では売上は前年同期並みを確保できましたが、利益面では市場環境悪化の影響を受けています。

四半期連結貸借対照表について

セイコーエプソン株式会社の2023年12月末時点の四半期連結貸借対照表は以下の通りです。

資産の部

資産合計は1兆3,571億円で、前期末比1.2%増加しました。現金及び現金同等物が2,844億円と前期末比6.4%増加しています。一方で、棚卸資産は3,608億円と前期末比7.4%減少しています。

負債の部

負債合計は5,826億円で、前期末比5.0%減少しました。有利子負債は2,058億円と前期末比17.2%減少しています。

純資産の部

純資産合計は7,744億円で、前期末比6.5%増加しました。親会社の所有者に帰属する持分比率は57.1%と健全な財務体質を維持しています。

ROAとROE

セイコーエプソン株式会社の直近3年間のROA(総資産利益率)とROE(自己資本利益率)は以下の通りです。ROAは2020年度の2.7%から2022年度は5.6%まで改善しており、ROEも2020年度の5.9%から2022年度は10.5%まで向上しています。収益性の向上と財務体質の強化により、企業価値の向上を図っています。

キャッシュフロー

セイコーエプソン株式会社の当第3四半期連結累計期間のキャッシュ・フローは以下の通りです。営業活動によるキャッシュ・フローは1,139億円の収入となり、前年同期比3倍強の増加となりました。一方、投資活動によるキャッシュ・フローは444億円の支出財務活動によるキャッシュ・フローは626億円の支出となりました。全体として現金及び現金同等物は2,844億円と、健全な資金ポジションを維持しています。

配当の支払額

セイコーエプソン株式会社の当第3四半期連結累計期間の配当金支払額は258億円となりました。年間配当金は予想で1株当たり78円(前期比4円増)の見込みです。株主還元の強化にも取り組んでいます。

今後の展望

セイコーエプソン株式会社は、世界経済の減速局面に直面する中で、収益力の強化に注力していきます。新製品の投入や販売体制の再構築などにより、プリンターやプロジェクターなどの主力事業の業績向上を目指します。また、産業機器事業などの成長戦略の推進や、ESG経営の取り組みの強化にも力を入れていきます。引き続き、企業価値の向上に努めていくことが期待されます。

編集部のまとめ

セイコーエプソン株式会社の直近の決算では、市場環境の悪化による影響を受けて減収減益となりましたが、主力事業の収益性は健全に推移しています。財務基盤も安定しており、今後の成長に向けた投資も実施できる状況にあります。新製品の市場投入や販売体制の強化などにより、収益力の向上を目指していくことが期待されます。

セイコーエプソン株式会社の決算日や配当についてまとめました。

セイコーエプソン株式会社の決算日は3月31日で、毎年6月に定時株主総会を開催し、決算報告書を公表しています。当期の年間配当金は1株当たり78円の見込みで、前期比4円増加しています。株主還元の強化にも取り組んでいることがわかります。

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