株式会社 アルバックの第120期第2四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
スポンサーリンク

弊サイトは各企業の決算情報を元に決算に関するまとめ情報をご紹介しております。
詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

株式会社アルバックは、先端システム・半導体関連の大手メーカーです。真空機器事業真空応用事業を行っており、半導体、電子部品、フラットパネルディスプレイ等の製造装置や真空関連機器を手掛けています。この度の決算では、売上高、利益ともに増加し、堅調な業績を収めました。同社は、中長期的な半導体需要拡大や電子デバイス分野の成長を背景に、今後も安定した収益を確保できると期待されています。

スポンサーリンク

企業情報

企業名: 株式会社 アルバック
証券コード: 67280
決算期: 2023年6月30日

株式会社 アルバックの決算日・決算時期(スケジュール)は?

株式会社アルバックは、6月30日を決算日としており、年1回の決算を行っています。同社の事業年度は7月1日から翌年の6月30日までとなっています。

主な事業

株式会社アルバックは、真空機器事業真空応用事業を展開しています。真空機器事業では、FPD製造装置や半導体及び電子部品製造装置、コンポーネント、一般産業用装置などの開発・製造・販売を行っています。一方、真空応用事業では、材料や分析機器などの開発・製造・販売を手がけています。同社は、真空技術を核に、半導体やエレクトロニクス分野のリーディングカンパニーとして事業を拡大してきました。

今期の業績と利益率は?

当第2四半期連結累計期間の業績は、売上高1,202億24百万円営業利益103億13百万円経常利益109億99百万円親会社株主に帰属する四半期純利益68億60百万円となりました。売上高、利益ともに前年同期を上回る好調な結果を収めています。特に真空機器事業の業績が伸長し、同事業の営業利益率は約9.2%と健闘しています。

売上・利益の推移

同社の売上高は、半導体市場の成長や電子部品の需要拡大を背景に、近年堅調に推移しています。直近の第2四半期連結累計期間では売上高が前年同期比8.0%増の1,202億円となりました。一方、利益面では、原材料価格の上昇などの影響もありましたが、営業利益は103億円と高水準を維持しています。同社は、今後も高付加価値製品の開発や生産効率の向上に取り組み、収益力の強化を目指していきます。

四半期連結貸借対照表について

株式会社アルバックの当第2四半期連結会計期間末の貸借対照表は、資産の部で3,656億円、負債の部で1,593億円、純資産の部で2,063億円となっています。前期末と比較すると、資産が約121億円、負債が約107億円それぞれ増加しています。

資産の部

資産の部では、受取手形、売掛金及び契約資産が957億円と大幅に増加しており、同時に棚卸資産も586億円と増加しています。一方で現金及び預金は935億円と減少しています。設備投資に伴い有形固定資産も増加傾向にあります。

負債の部

負債の部では、契約負債が317億円と大きく増加しており、受注増加に伴う前受金の拡大が背景にあります。短期借入金なども123億円増加しています。

純資産の部

純資産の部では、利益剰余金が1,620億円と着実に積み上がっています。自己資本比率は54.6%と健全な水準を維持しています。

ROAとROE

株式会社アルバックのROAは前期末時点で5.4%となっており、ROEは7.1%となっています。同社は、収益性の高い事業ポートフォリオを構築しているため、両指標とも一定水準を維持しています。今後も、設備投資の効率化や業務プロセスの改善などにより、資産効率の向上と収益力の強化に取り組む方針です。

キャッシュフロー

当第2四半期連結累計期間のキャッシュ・フローでは、営業活動によるキャッシュ・フローが88億円の収入となりました。一方で、投資活動によるキャッシュ・フローは79億円の支出となり、主に有形固定資産の取得に資金を投下しています。財務活動によるキャッシュ・フローは60億円の支出となり、借入金の返済や配当金の支払いを行っています。全体としては、現金及び現金同等物は前期末比49億円減少の823億円となりました。

配当の支払額

株式会社アルバックは、株主還元に注力しており、前期の年間配当金は124円でした。当期の中間配当金は1株当たり109円と前年同期を下回りましたが、安定配当の方針に基づいた水準を維持しています。同社は、今後も業績の推移を勘案しつつ、株主の皆様への適切な利益還元に努めていく方針です。

今後の展望

株式会社アルバックは、半導体・電子デバイス分野での需要拡大に着目し、次世代技術への先行投資を進めています。EV・グリーンエネルギー関連スマート社会実現に向けた電子デバイスの成長が期待されており、同社は中長期的な事業拡大が見込めると考えています。また、中国でのシェア拡大や海外での新拠点設立など、グローバル展開の強化にも注力しています。今後も技術力を活かしながら、持続的な成長と企業価値の向上を目指していく方針です。

編集部のまとめ

株式会社アルバックは、半導体や電子部品、FPDなど、先端産業の製造に欠かせない真空技術の専門メーカーです。当期の決算では、売上高、利益ともに増加し、堅調な業績を収めました。今後も、EV化やスマート社会の進展などに伴う電子デバイス需要の拡大を背景に、同社の業績は好調に推移すると期待されます。財務面でも健全性が高く、株主還元にも力を入れている同社は、中長期的な成長が期待できる企業の一つといえるでしょう。

株式会社 アルバックの決算日や配当についてまとめました。

株式会社アルバックは、年1回の6月30日決算を行っており、安定配当の方針の下、前期は1株当たり124円の配当を実施しています。今期も業績の推移を踏まえ、適切な利益還元に努めていく方針です。同社は、先端技術分野での競争力を高め、持続的な成長と企業価値の向上を目指しています。

タイトルとURLをコピーしました