株式会社 アルバックの第120期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
スポンサーリンク

弊サイトは各企業の決算情報を元に決算に関するまとめ情報をご紹介しております。
詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

株式会社アルバック(証券コード:67280)の決算報告書をご紹介します。同社は真空機器などの製造を手がける大手メーカーです。堅調な業績と設備投資需要の高まりから、今後も成長が期待できそうです。

スポンサーリンク

企業情報

企業名: 株式会社 アルバック
証券コード: 67280
決算期: 2024年6月期

株式会社 アルバックの決算日・決算時期(スケジュール)は?

株式会社アルバックは6月決算の企業で、毎年6月30日が決算日となっています。第3四半期決算は3月31日で、その後2ヶ月後の5月14日に四半期報告書が提出されました。

主な事業

株式会社アルバックは、真空機器事業と真空応用事業の2つの主力事業を展開しています。真空機器事業では半導体製造装置やFPD製造装置、そして真空ポンプなどのコンポーネントを製造。真空応用事業では表面分析機器などの各種真空関連機器を手掛けています。半導体やエレクトロニクス分野への幅広い製品提供が同社の強みです。

今期の業績と利益率は?

当第3四半期の売上高は1,852億7百万円と前年同期比15.1%の増収となりました。営業利益は204億7百万円と60.1%の大幅な増益となりました。同社は半導体やEV関連の設備投資需要が引き続き高水準であることから、高い収益性を維持できていると評価できます。

売上・利益の推移

直近3年間の業績をみると、売上高は年々増加しており、2024年3月期第3四半期には1,852億円と過去最高値を更新しました。営業利益も160億円台から200億円台へと大幅に増加しており、収益性が大きく改善されています。このように、同社は半導体やエレクトロニクス関連分野の設備投資需要をしっかりと取り込んでいると言えます。

四半期連結貸借対照表について

同社の直近の四半期連結貸借対照表をみると、総資産は3,785億円と前期末比25,061百万円増加しています。一方、負債合計は1,628億円と前期末比14,163百万円増加しました。純資産は2,158億円と前期末比10,897百万円増加しています。

資産の部

資産の部では、受取手形、売掛金及び契約資産が1,344億円増加したことや、棚卸資産が84億円増加したことが主な要因です。一方で、現金及び預金が26億円減少しました。

負債の部

負債の部では、契約負債が93億円増加したことや、長期借入金が40億円増加したことが主な要因です。

純資産の部

純資産の部では、利益剰余金が79億円増加したことや、為替換算調整勘定が26億円増加したことが主な要因です。

ROAとROE

同社のROA(総資産利益率)は直近6.1%、ROE(自己資本利益率)は直近7.2%となっています。両指標とも年々改善されている傾向にあり、収益性及び資本効率性が着実に高まってきています。これは、同社の業績回復と設備投資需要の高まりを受けて、資産効率及び自己資本効率が向上してきたことを示しています。

キャッシュフロー

直近の営業キャッシュフローは122億円の収入となり、前年同期の36億円の支出から大きく改善されました。これは主に、税金等調整前四半期純利益の積み上がりや、契約負債の増加などによるものです。一方で、投資キャッシュフローは145億円の支出となり、有形及び無形固定資産の取得などにより前年同期からも支出が増加しています。財務キャッシュフローは16億円の支出となりました。

配当の支払額

株式会社アルバックは2023年9月に1株当たり109円の期末配当を実施しました。前年同期の1株当たり124円から減少したものの、安定的な配当政策を継続しています。今後の業績動向を見守る必要がありますが、同社は株主還元にも注力していると評価できます。

今後の展望

半導体やEV市場など、同社の主要顧客業界における需要は依然堅調に推移しており、設備投資需要の高まりが続くと見込まれています。特に、次世代デバイス向けの投資計画が進められており、同社の主力製品である製造装置やコンポーネントの受注拡大が期待されます。一方で、コスト上昇圧力などの影響には注視が必要です。全体としては、同社の業績は中長期的に安定成長が続くと評価できそうです。

編集部のまとめ

株式会社アルバックの決算は、半導体やエレクトロニクス関連の設備投資需要の高まりを背景に、大幅な増収増益を達成しています。貸借対照表もしっかりと健全化が進み、キャッシュフローの改善など、財務体質の強化も図られています。今後も、EV市場やデジタルトランスフォーメーション(DX)の進展などを取り込み、持続的な成長が期待できる企業と言えるでしょう。

株式会社 アルバックの決算日や配当についてまとめました。

株式会社アルバックは6月決算の企業で、6月30日が決算日となっています。第3四半期決算は3月31日です。2023年9月期末には1株当たり109円の期末配当を実施しており、安定的な株主還元を行っています。今後も業績拡大が期待されることから、配当も順調に増加していくことが見込まれます。

タイトルとURLをコピーしました