アルプスアルパイン株式会社の第91期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
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詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

アルプスアルパイン株式会社の2023年12月期第3四半期決算報告が発表されました。同社は電子部品や自動車部品の製造を手掛ける企業で、自動車関連事業の業績が好調に推移しています。売上高は前年同期比5.0%増加し、7,353億円となりました。また、営業利益は前年同期比40.2%減少の205億円と厳しい状況でしたが、自動車関連の需要回復が継続しています。今後も自動車の電動化やスマートフォンの需要変化への対応が課題となりそうです。

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企業情報

企業名: アルプスアルパイン株式会社
証券コード: E01793
決算期: 3月期

アルプスアルパイン株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?

アルプスアルパイン株式会社の決算期は3月期で、通常3月末を基準に四半期報告書を提出しています。第3四半期決算は2023年12月31日を基準としたものです。

主な事業

アルプスアルパイン株式会社は、自動車関連部品や電子部品、センサ、モジュール製品などを製造・販売する総合電機メーカーです。特に自動車部品事業と電子部品事業が主力で、車載市場やモバイル市場、民生市場向けの製品を世界各地で提供しています。近年は自動車の電動化や自動運転技術の進展に合わせ、関連製品の開発にも注力しています。

今期の業績と利益率は?

当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高7,353億円、営業利益205億円、経常利益239億円と前年同期比でそれぞれ5.0%増、40.2%減、34.8%減となりました。自動車関連事業が好調に推移した一方で、スマートフォン市場の減速や部材の高騰などの影響があり、全体としては厳しい状況となっています。

売上・利益の推移

アルプスアルパイン株式会社の売上高は、前期の9,331億円から当第3四半期は7,353億円となりました。一方、営業利益は前期の349億円から当第3四半期は205億円と大幅に減少しています。自動車関連事業の好調が続いているものの、スマートフォン市場の低迷や原材料価格の高騰などの影響が大きくなっています。

四半期連結貸借対照表について

アルプスアルパイン株式会社の四半期連結貸借対照表では、資産7,250億円負債3,412億円純資産3,833億円となっています。前期末に比べ、資産は119億円減少、負債は48億円増加、純資産は164億円減少しています。自己資本比率は52.6%と高い水準を維持しています。

資産の部

資産の部では、現金及び預金962億円受取手形及び売掛金1,718億円などが主な項目となっています。前期末に比べ、現金及び預金が増加したものの、受取手形及び売掛金などが減少しました。

負債の部

負債の部では、支払手形及び買掛金985億円短期借入金733億円などが主な項目です。前期末に比べ、短期借入金が減少しました。

純資産の部

純資産の部では、資本金387億円利益剰余金1,937億円などが主な項目となっています。前期末に比べ、利益剰余金が減少しました。

ROAとROE

アルプスアルパイン株式会社のROA(総資産利益率)は前期末の5.4%から当第3四半期末は3.1%に低下しています。また、ROE(自己資本利益率)も前期末の5.0%から当第3四半期末は-5.3%と大幅に悪化しました。これは、経常利益が前年同期比で34.8%減少したことが主な要因です。部材価格高騰や新製品立ち上げコストの増加など、収益性の悪化が影響しています。

キャッシュフロー

キャッシュ・フロー計算書については詳細な開示がありませんでしたが、当第3四半期連結累計期間の営業活動によるキャッシュ・フローは265億円の収入となっています。一方、投資活動によるキャッシュ・フローは250億円の支出となり、財務活動によるキャッシュ・フローも47億円の支出となりました。全体としては現金及び現金同等物が962億円となり、前期末に比べ121億円の増加となっています。

配当の支払額

アルプスアルパイン株式会社は、2023年6月に1株当たり20円の期末配当を実施しました。また、2023年10月にも1株当たり20円の中間配当を行っています。年間配当金は1株当たり40円となる見込みです。

今後の展望

アルプスアルパイン株式会社は、自動車の電動化や自動運転技術の高度化といった市場環境の変化に合わせて、関連製品の開発を加速させていく方針です。スマートフォン市場の低迷やコスト上昇など、収益性の悪化に直面していますが、自動車関連事業の堅調な需要に支えられ、中長期的には業績回復が期待されます。また、新製品の投入や事業構造の改革によって収益力の向上を図る考えです。

編集部のまとめ

アルプスアルパイン株式会社の決算は、自動車関連事業の堅調な業績に支えられつつも、スマートフォン市場の低迷やコスト上昇の影響で収益性が悪化した結果となりました。自動車の電動化や自動運転の進展に合わせた新製品の開発が重要課題となっています。一方で、配当については安定的な支払いを維持しており、財務基盤の強さも確認できる決算内容でした。今後の市場変化への対応に注目が集まるでしょう。

アルプスアルパイン株式会社の決算日や配当についてまとめました。

アルプスアルパイン株式会社の決算期は3月期で、第3四半期決算は2023年12月31日を基準としたものでした。配当については、2023年6月に1株当たり20円の期末配当を実施し、2023年10月にも1株当たり20円の中間配当を行っています。年間の配当金は1株当たり40円の見込みです。今後は自動車関連事業の拡大と収益力の向上が期待されています。

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