ローランド ディー.ジー.株式会社の第44期第1四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

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ローランド ディー.ジー.株式会社の2024年第1四半期決算報告を見てみましょう。ローランドは広告・看板製作用プリンターなどの製造・販売を手掛けるIT企業で、設備投資需要が好調に推移しています。第1四半期の売上高は前年同期比6.6%増の135億21百万円と順調に推移しました。興味深いのは、利益面では操業度上昇やコスト増などにより、営業利益が前年同期比59.9%減の5億15百万円と大幅減収となった一方で、特別利益の計上により、親会社株主に帰属する四半期純利益は前年同期比28.5%減の6億70百万円と抑えられたことです。今後の事業展開にも注目が集まりそうですね。

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企業情報

企業名: ローランド ディー.ジー.株式会社
証券コード: E02054
決算期: 12月期

ローランド ディー.ジー.株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?

ローランド ディー.ジー.株式会社の決算日は12月31日です。決算発表は翌年の5月中旬頃に行われます。

主な事業

ローランド ディー.ジー.株式会社は、広告・看板製作などに使用されるインクジェットプリンター切断機などのコンピューター周辺機器の製造・販売を行っています。主力製品のインクジェットプリンターは、低溶剤インクを使用したプリンターや、UVインクを使用したプリンターなど、多様なラインナップを取り揃えています。また、デジタル加工機やデンタル・CAD/CAM装置の製造・販売にも注力しています。

今期の業績と利益率は?

2024年第1四半期の業績は、売上高が135億21百万円と前年同期比6.6%の増収となりました。一方で、利益面では売上原価率の上昇や研究開発費の増加などから、営業利益は5億15百万円と前年同期比59.9%の大幅減益となりました。ただし、特別利益の計上により、親会社株主に帰属する四半期純利益は6億70百万円と、前年同期比28.5%減にとどまりました。

売上・利益の推移

ローランド ディー.ジー.の売上高は、東南アジアやブラジルなどの新興国を中心とした販路拡大により、近年着実に増加傾向にあります。2023年通期の売上高は540億円を超える見通しです。一方で利益面では、原材料価格高騰や研究開発費増加の影響を受けて、営業利益率は減少傾向にあります。今後は原価低減施策や新製品投入の効果で、利益率の改善が期待されます。

四半期連結貸借対照表について

資産の部

2024年3月末の総資産は、前期末比102.0%553億63百万円となりました。現金及び預金が減少した一方で、受取手形及び売掛金や棚卸資産が増加したことが主な要因です。

負債の部

負債合計は前期末比99.3%172億96百万円となりました。借入金が減少した一方で、賞与引当金やその他流動負債が増加しています。

純資産の部

純資産合計は前期末比103.3%380億67百万円となりました。親会社株主に帰属する四半期純利益の計上により利益剰余金が増加したことや、円安の影響で為替換算調整勘定が増加したことが主な要因です。

ROAとROE

ローランド ディー.ジー.のROA(総資産利益率)は4.8%、ROE(自己資本利益率)は7.4%となっています。製品開発や海外販路拡大に積極的に投資しているため、総資産が増加傾向にあり、ROAは低下傾向にあります。一方でROEは、高い自己資本比率と継続的な利益計上により比較的高い水準を維持しています。今後は、利益率の改善とともに資産効率の向上にも注力していく必要がありそうです。

キャッシュフロー

ローランド ディー.ジー.のキャッシュフローは、営業活動によるキャッシュ・インフローが安定的に推移しています。一方で、設備投資やM&Aなどへの積極的な投資により、投資活動によるキャッシュ・アウトフローが続いています。財務活動では、借入金返済などによるキャッシュ・アウトフローもあり、全体としてキャッシュ残高は減少傾向にあります。今後は、収益力の強化と投資の最適化により、手元流動性の確保に努めていくことが重要です。

配当の支払額

ローランド ディー.ジー.は、年2回の配当を実施しています。2023年12月期の年間配当金は1株当たり160円となり、配当性向は45.1%でした。今後も安定配当を継続していく方針です。

今後の展望

ローランド ディー.ジー.は、従来のサイン市場向け低溶剤プリンターに依存するビジネスモデルから、デジタルファブリケーション(DF)分野やデンタル市場など新たな成長領域での事業拡大を目指しています。UVプリンターや3Dプリンターなどの新製品投入や、M&Aなども積極的に行っています。また原材料価格高騰への対応策としての原価低減にも取り組んでおり、今後の業績改善が期待できそうです。

編集部のまとめ

ローランド ディー.ジー.は、創造性豊かなデジタル製造ソリューションを提供する老舗のIT企業です。第1四半期決算では、売上高は堅調に推移したものの、利益面での減益が響きました。ただし、特別利益の計上で減益幅は抑えられており、今後の事業拡大に向けた投資を継続できる財務基盤は維持されています。新製品投入やM&Aなども進んでおり、DF分野やデンタル市場での成長が期待されます。引き続き、同社の動向に注目していきたいと思います。

ローランド ディー.ジー.株式会社の決算日や配当についてまとめました。

ローランド ディー.ジー.株式会社の決算日は12月31日で、決算発表は翌年の5月中旬頃に行われます。同社は年2回の配当を実施しており、2023年12月期の年間配当金は1株当たり160円でした。今後も安定配当を継続していく方針です。

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