古野電気株式会社の第74期第1四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
スポンサーリンク

弊サイトは各企業の決算情報を元に決算に関するまとめ情報をご紹介しております。
詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

古野電気株式会社の2024年度第1四半期決算が発表されました。主力事業の舶用事業と産業用事業が好調に推移し、売上高、利益ともに前年同期を大きく上回る結果となりました。経常利益は31億36百万円と前年同期比76.0%増と大幅な増益を実現しています。また、自己資本比率も55.0%と健全な財務体質を維持しています。今後も環境対応型製品への需要など、同社の技術力を生かした市場開拓に期待が高まっています。

スポンサーリンク

企業情報

企業名: 古野電気株式会社
証券コード: E01839
決算期: 2024年2月期

古野電気株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?

古野電気株式会社の決算期は2月末日となっています。毎年5月に通期の決算を発表し、通期決算に加えて第1四半期、第2四半期、第3四半期の決算も順次発表しています。

主な事業

古野電気株式会社は、舶用電子機器や産業用電子機器の開発・製造・販売を行う総合電子機器メーカーです。主な事業は、舶用事業産業用事業無線LAN・ハンディターミナル事業の3つのセグメントに分かれています。舶用機器では、航海計器や魚群探知機といった船舶用電子機器の製造・販売が主力事業です。産業用事業では、ITS・GNSS関連製品やヘルスケア関連製品など、幅広い製品を手がけています。

今期の業績と利益率は?

2024年度第1四半期の売上高は281億96百万円と前年同期比18.2%の増加となりました。利益面では、営業利益が26億29百万円(前年同期比80.7%増)、経常利益は31億36百万円(同76.0%増)と大幅な増益となっています。経常利益率は11.1%と高い水準を維持しています。

売上・利益の推移

2024年2月期においては、売上高が1,148億50百万円、経常利益が62億38百万円と、2年連続で業績を拡大しています。特に2023年2月期には、コロナ禍からの経済回復を背景に売上高が大幅に伸びました。一方で、2024年2月期は、為替変動の影響等により、売上高は前期比4.0%増にとどまったものの、経常利益は前期比57.6%増と大幅な増益となりました。

四半期連結貸借対照表について

2024年5月31日時点での四半期連結貸借対照表をみると、総資産は1,136億76百万円となっています。前期末比0.6%の減少となっていますが、これは現金及び預金の減少によるものです。一方、負債は507億57百万円と前期末比4.1%減少し、純資産は629億19百万円と2.4%増加しました。この結果、自己資本比率は55.0%と健全な財務体質を維持しています。

資産の部

資産の部では、現金及び預金が90億21百万円と前期末比765百万円減少しました。一方で、商品及び製品が291億20百万円と前期末比214百万円増加しています。また、有形固定資産は147億97百万円となっています。

負債の部

負債の部では、短期借入金が37億円と前期末比23億1百万円減少しました。一方で、支払手形及び買掛金が57億74百万円と前期末比192百万円増加しています。

純資産の部

純資産の部では、利益剰余金が385億25百万円、為替換算調整勘定が57億96百万円となっています。この結果、純資産合計は629億19百万円と健全な財務体質を維持しています。

ROAとROE

2024年2月期においては、ROA(総資産経常利益率)が5.5%ROE(自己資本当期純利益率)が16.3%と、ともに良好な水準を維持しています。ROAは前期より0.4ポイント上昇し、ROEは前期より2.5ポイント上昇しました。この背景には、経常利益の増加や自己資本の増加などが寄与したものと考えられます。今後も収益性の向上と健全な財務体質の維持に取り組んでいくと期待されています。

キャッシュフロー

2024年2月期のキャッシュ・フローをみると、営業キャッシュ・フローが60億97百万円のプラスとなっています。一方で、投資活動によるキャッシュ・フローは32億75百万円のマイナスとなっており、財務活動によるキャッシュ・フローは20億47百万円のマイナスとなっています。この結果、現金及び現金同等物は前期末比12億75百万円減少しています。今後も事業活動から生み出されるキャッシュ・フローの確保に努めていく必要があります。

配当の支払額

2024年2月期の年間配当金は1株当たり40円と、前期比25円の増配となっています。配当性向は20.2%となっています。今後も株主還元を意識しながら、業績に応じた適切な配当の実施に取り組んでいくと期待されます。

今後の展望

古野電気株式会社は、2030年までに目指す姿を示した「FURUNO GLOBAL VISION “NAVI NEXT 2030″」に基づき、事業ビジョン「安全安心・快適、人と環境に優しい社会・航海の実現」、人財・企業風土ビジョン「VALUE through GLOBALIZATION and SPEED」の実現に向けて取り組んでいます。舶用事業ではGHG排出量削減への対応、産業用事業ではITS・GNSS関連やヘルスケア関連の販売拡大を図るなど、成長分野への注力が期待されます。加えて、為替変動の影響に対するリスク管理の強化など、持続的な成長に向けた取り組みにも注目が集まっています。

編集部のまとめ

古野電気株式会社の2024年度第1四半期決算は、主力の舶用事業や産業用事業が好調に推移し、売上高、利益ともに前年同期を大幅に上回る結果となりました。経常利益率は11.1%と高い水準を維持しており、健全な財務体質も維持しています。今後は、環境対応製品の需要拡大や新事業分野での売上拡大などに期待が高まっています。同社の技術力と収益力の高さに注目が集まっています。

古野電気株式会社の決算日や配当についてまとめました。

古野電気株式会社の決算期は2月末日となっています。毎年5月に通期の決算を発表し、第1四半期、第2四半期、第3四半期の決算も順次発表しています。2024年2月期の年間配当金は1株当たり40円と、前期比25円の増配となり、配当性向は20.2%でした。今後も業績に応じた適切な株主還元に取り組んでいくことが期待されます。

タイトルとURLをコピーしました