スミダコーポレーション株式会社は、車載や家電、産業用機器などの電子部品を製造・販売する企業です。 この度、同社の2024年第1四半期の決算報告が公表されました。決算内容をわかりやすくご紹介しましょう。
企業情報
企業名: スミダコーポレーション株式会社
証券コード: E01971
決算期: 2024年12月期
スミダコーポレーション株式会社の決算日・決算時期(スケジュール）は？
同社の決算日は12月31日となっています。第1四半期の決算期間は2024年1月1日~2024年3月31日です。
主な事業
スミダコーポレーション株式会社は、電子部品の中でも特にコイル製品の研究開発、設計、製造、販売を手がけています。車載関連、産業用機器(インダストリー)関連、家電関連の3つの分野で事業を展開しています。
今期の業績と利益率は？
当第1四半期の売上収益は36,313百万円となり、前年同期比で2.1%増加しました。一方で、営業利益は1,194百万円と前年同期比で47.2%減少しています。これは中国でのゼロコロナ政策解除に伴う反動と製造間接費の増加が影響したためです。
売上・利益の推移
売上収益は、前年同期の35,552百万円から36,313百万円へと着実に増加しています。一方で、営業利益は前年同期の2,259百万円から1,194百万円と大幅に減少しました。
四半期連結貸借対照表について
同社の総資産は152,361百万円と前期末比で9,575百万円増加しました。これは主に円安進行による外貨建て資産の評価額上昇が影響しています。
資産の部
流動資産は72,988百万円、固定資産は79,372百万円となっています。現金及び現金同等物が6,002百万円と前期末比で2,894百万円増加しました。
負債の部
負債合計は92,131百万円と前期末比で6,657百万円増加しました。有利子負債は51,509百万円となっています。
純資産の部
純資産は60,229百万円と前期末比で2,917百万円増加しました。親会社所有者帰属持分比率は38.0%となっています。
ROAとROE
同社のROA(総資産利益率)は前年同期の4.6%から当期は1.3%と大幅に低下しました。これは主に営業利益の減少によるものです。一方でROE(自己資本利益率)は前年同期の10.1%から当期は2.4%と低下しています。
キャッシュフロー
営業活動によるキャッシュ・フローは2,571百万円の収入、投資活動によるキャッシュ・フローは2,512百万円の支出、財務活動によるキャッシュ・フローは2,631百万円の収入となりました。これにより、現金及び現金同等物の期末残高は6,002百万円となっています。
配当の支払額
当第1四半期における配当金の支払額は913百万円となっています。1株当たりの配当金は28円00銭です。
今後の展望
同社は2024年から2026年を対象とする新中期経営計画を発表しています。脱炭素化関連の成長分野への注力や、省人化やAI活用などを通じた生産性向上に取り組む方針です。これらの取り組みにより、今後の業績拡大が期待されます。
編集部のまとめ
スミダコーポレーション株式会社は、自動車関連や産業用機器などの成長分野で事業の拡大を続けています。当期の業績は営業利益が減少しましたが、中期的な成長戦略の推進によって、収益性の向上が期待できると考えています。今後の動向にも注目していきましょう。
スミダコーポレーション株式会社の決算日や配当についてまとめました。
同社は12月31日を決算日としており、第1四半期の決算期間は2024年1月1日~2024年3月31日でした。また、当期の1株当たりの配当金は28円00銭と前期から5円減少しています。今後の業績に合わせた配当政策に注目していきたいと思います。
