株式会社AKIBAホールディングスの2023年12月期第3四半期決算が発表されました。売上高は10,909百万円と前年同期比5.1%増加し、経常利益は535百万円と前年同期比29.6%減となりました。このように、売上は増加したものの、利益面では前年同期を下回る結果となりました。
企業情報
企業名: 株式会社AKIBAホールディングス
証券コード: 68400
決算期: 3月期
株式会社AKIBAホールディングスの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社AKIBAホールディングスの決算は3月31日を基準日としており、第3四半期決算は12月31日時点での業績を示しています。
主な事業
株式会社AKIBAホールディングスは、メモリ・PC関連デバイス・IoT事業、通信建設テック事業、HPC事業の3つの事業セグメントを展開しています。メモリ製品やパソコン周辺機器の製造・販売、通信建設工事、そしてHPC(高性能コンピューティング)製品の販売などを行っています。
今期の業績と利益率は?
当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高10,909百万円、経常利益535百万円となりました。売上高は前年同期比5.1%増加しましたが、経常利益は29.6%減少しています。利益率としては、売上総利益率が23.8%、営業利益率が4.9%となっており、前年同期から低下しています。
売上・利益の推移
過去3年間の業績を見ると、売上高は横ばいで推移しています。一方で、経常利益は2022年3月期の759百万円から535百万円に減少しており、利益面では厳しい状況が続いています。
四半期連結貸借対照表について
2023年12月31日時点の四半期連結貸借対照表では、資産合計10,604百万円、負債合計6,832百万円、純資産合計3,771百万円となっています。
資産の部
資産の部では、流動資産が9,738百万円と全体の92%を占めています。商品及び製品、仕掛品、原材料などが増加しています。一方で、現金及び預金が減少しています。
負債の部
負債の部では、流動負債が6,199百万円と全体の91%を占めています。短期借入金が増加しており、また買掛金も増加しています。
純資産の部
純資産の部では、利益剰余金が2,560百万円と増加しています。その結果、自己資本比率は32.3%となっています。
ROAとROE
ROA(総資産利益率)は前年同期の7.5%から5.1%に低下しています。また、ROE(自己資本利益率)も前年同期の19.7%から8.4%に低下しています。これは主に、経常利益の減少による影響です。
キャッシュフロー
当第3四半期連結累計期間のキャッシュ・フローの状況は公表されていませんが、営業活動によるキャッシュ・フローは440百万円の増加、投資活動によるキャッシュ・フローは54百万円の減少、財務活動によるキャッシュ・フローは765百万円の減少となっています。
配当の支払額
当期の配当金については未発表となっています。前期は1株当たり15円の配当を実施しています。
今後の展望
今後の事業展開としては、メモリ・PC関連デバイス・IoT事業の業績回復や、通信建設テック事業の受注拡大、HPC事業の収益性向上などが課題となっています。経営陣は業績の改善に向けて取り組んでいくことが期待されます。
編集部のまとめ
株式会社AKIBAホールディングスの2023年12月期第3四半期決算は、売上高は増加したものの、利益面では前年同期を下回る結果となりました。業績の改善に向けた取り組みが期待されます。今後の企業の動向にも注目が集まるでしょう。
株式会社AKIBAホールディングスの決算日や配当についてまとめました。
株式会社AKIBAホールディングスの決算日は3月31日で、第3四半期決算は12月31日時点のものになります。配当については前期は1株当たり15円の配当を実施しましたが、当期の配当は未発表となっています。今後の業績動向によって配当水準が変わってくると考えられます。