こんにちは。株式会社エヌエフホールディングスの2023年12月31日で終了した第3四半期決算について、分かりやすく説明していきます。
この企業は電子部品やシステムなどを製造・販売している会社で、市場で高い評価を得ています。
企業情報
企業名: 株式会社エヌエフホールディングス
証券コード: 68640
決算期: 3月31日
株式会社エヌエフホールディングスの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社エヌエフホールディングスの決算日は3月31日です。年1回の本決算に加え、4月1日から12月31日までの9ヶ月間の第3四半期決算も行われています。
主な事業
株式会社エヌエフホールディングスは、計測制御デバイス、電源パワー制御、環境エネルギーなどの分野で事業を展開しています。
特に、最近注目を集めている再生可能エネルギー分野での製品開発にも力を入れており、業界内でも高い評価を得ています。
今期の業績と利益率は?
今期の売上高は6,860百万円と前年同期比で3.6%の増加となりました。
利益面では、営業利益が338百万円、経常利益が393百万円と、それぞれ前年同期比で15.4%、1.5%増加しています。
売上・利益の推移
同社の売上高と利益の推移を見ると、
売上高は第2四半期までは前年同期比で増加基調にあったものの、第3四半期には増加率が鈍化しています。
利益面でも、売上の伸び率鈍化や部材価格の上昇の影響を受けて、増益率が第2四半期に比べ小さくなっています。
四半期連結貸借対照表について
同社の四半期連結貸借対照表を見ると、資産合計は18,529百万円となっています。
負債合計は4,754百万円で、自己資本比率は67.5%と、財務体質は良好な状態にあります。
資産の部
資産の部では、現金及び預金が5,545百万円、受取手形及び売掛金が1,747百万円となっています。
在庫も1,635百万円と一定程度確保されており、財務基盤は安定しています。
負債の部
負債の部では、支払手形及び買掛金が513百万円、短期借入金が220百万円となっています。
有利子負債が少なく、財務の健全性が高いことがわかります。
純資産の部
純資産の部では、資本金が3,317百万円、利益剰余金が7,594百万円となっています。
自己資本比率が高く、堅実な経営姿勢がうかがえます。
ROAとROE
同社のROA(総資産利益率)は2.2%、ROE(自己資本利益率)は3.1%となっています。
ROEが3%台と比較的高い水準を維持しており、株主利益の向上にも注力していることが分かります。
キャッシュフロー
同社のキャッシュフローは、営業活動によるキャッシュ・フローが+384百万円と黒字となっています。
設備投資などの投資活動によるキャッシュ・フローはマイナス155百万円となっており、着実な事業展開のための投資が行われていることが確認できます。
配当の支払額
同社は株主への還元にも積極的で、1株当たり30円の配当を実施しています。
この水準は前期と同じで、安定した株主還元が続いています。
今後の展望
同社は計測制御デバイス関連分野や電源パワー制御関連分野での新商品投入で市場基盤の強化に取り組むほか、
将来の成長に向けて宇宙航空関連や量子コンピュータ関連などの最先端技術分野への進出にも注力しています。
中長期的な業績拡大に期待が高まる企業といえるでしょう。
編集部のまとめ
株式会社エヌエフホールディングスは、電子部品やシステムなどの分野で高い技術力と競争力を有する企業です。
今期の業績は減益となったものの、堅調な財務体質を維持しており、今後の成長性も期待できます。
さらなる事業拡大と株主還元の向上に注目が集まるでしょう。
株式会社エヌエフホールディングスの決算日や配当についてまとめました。
株式会社エヌエフホールディングスの決算日は3月31日で、年1回の本決算に加えて第3四半期決算も行われています。
また、1株当たりの年間配当金は30円と安定した還元が続いており、株主重視の経営姿勢が伺えます。