トミタ電機株式会社の2024年2月~4月期の決算が発表されましたので、そのポイントをご紹介します。同社は鳥取県に本社を置き、電子部品材料事業とコイル・トランス、フェライトコアの製造・販売を行う企業です。今期の業績は下期になるものの、確実に成長軌道に乗っているようですね。
企業情報
企業名: トミタ電機株式会社
証券コード: E02016
決算期: 2月1日~1月31日
トミタ電機株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
トミタ電機株式会社の決算日は1月31日で、2月1日から翌年1月31日までが第74期の決算期間となります。
主な事業
トミタ電機株式会社は、主に電子部品材料事業を行っています。具体的には、コイル・トランスやフェライトコアなどの電子部品の製造・販売を手がけています。また、不動産賃貸事業も行っています。電子部品材料事業では、主に情報通信分野向けの製品を提供しており、その需要動向に注目が集まっています。
今期の業績と利益率は?
当第1四半期連結累計期間の業績は、売上高が32,298万円、営業損失が3,075万円となっています。前年同期比で21.4%減と厳しい状況が続いていますが、電子部品需要の回復に期待が持てそうです。利益率も低下傾向にあるものの、今後の成長に期待できそうです。
売上・利益の推移
売上高は前年同期比で21.4%減となっています。これは、中国市場の情報通信関連の在庫調整の影響や、日本市場の全体的な回復の遅れが影響しているようです。一方、営業利益は前年同期から大幅に悪化しており、今後の回復が課題となっています。
四半期連結貸借対照表について
四半期連結貸借対照表では、資産が47,374万円、負債が8,851万円、純資産が38,523万円となっています。前期末と比べ、資産は3.9%増加し、負債は3.4%減少、純資産は1.9%増加しています。財務状況は安定的に推移しているようです。
資産の部
資産の部では、現金及び預金が12,886万円、受取手形及び売掛金が12,828万円、土地が17,153万円となっています。前期末と比べ、現金及び預金は2.2%増加し、受取手形及び売掛金は0.3%減少しています。
負債の部
負債の部では、支払手形及び買掛金が3,668万円、退職給付に係る負債が3,405万円となっています。前期末と比べ、支払手形及び買掛金は40.5%減少し、退職給付に係る負債は1.1%減少しています。
純資産の部
純資産の部では、資本金が19,668万円、利益剰余金が31,298万円となっています。前期末と比べ、資本金に変更はありませんが、利益剰余金は8.1%減少しています。
ROAとROE
ROAは前期末の0.4%から当第1四半期は-0.6%に下がっています。これは、営業利益の悪化が影響しているためです。一方、ROEは前期末の0.6%から当第1四半期は-0.7%となっています。利益の確保が課題となっています。
キャッシュフロー
四半期連結キャッシュ・フロー計算書は開示されていませんが、現金及び預金が前期末から2.2%増加していることから、一定の資金余力があると考えられます。今後の事業展開に向けた資金確保には留意が必要です。
配当の支払額
当第1四半期において配当金の支払いはありませんでした。前期も期末配当は行われていないため、今期も配当の支払いは難しい状況にあると思われます。
今後の展望
トミタ電機株式会社は、電子部品需要の回復に期待しています。中国市場の情報通信関連の在庫調整や、日本市場全体の回復遅れが影響していますが、今後の需要回復に期待が持てそうです。また、不動産賃貸事業も安定収益源として期待されています。
編集部のまとめ
トミタ電機株式会社は、電子部品材料事業とコイル・トランス、フェライトコアの製造・販売を手掛ける企業です。当第1四半期の業績は厳しい状況が続いているものの、電子部品需要の回復に期待が持てそうです。また、不動産賃貸事業も安定収益源として注目されています。今後の業績改善に期待がかかっています。
トミタ電機株式会社の決算日や配当についてまとめました。
トミタ電機株式会社の決算日は1月31日で、2月1日から翌年1月31日までが第74期の決算期間となっています。当第1四半期では配当の支払いはありませんでしたが、今後の業績回復次第で配当再開が期待されます。