ASTI株式会社の第61期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
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ASTI株式会社の2023年度第3四半期決算が発表されました。売上高は前年同期比6.8%減の47,069百万円でしたが、営業利益は1,968百万円(前年同期比14.5%増)と増益となりました。車載電装品の販売増加が業績を下支えしたようです。非常に健全な経営状態を維持しているAST株は、今後の成長にも期待が持てそうですね。

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企業情報

企業名: ASTI株式会社
証券コード: E02013
決算期: 3月31日

ASTI株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?

ASTI株式会社の決算日は3月31日です。通常の上場企業と同様に、第1四半期(4月~6月)、第2四半期(7月~9月)、第3四半期(10月~12月)、本決算(4月~3月)の年4回決算を行っています。

主な事業

ASTI株式会社は、車載電装品、民生産業機器、ワイヤーハーネスの製造・販売を主な事業としています。自動車関連部品や家電製品、船舶用などの幅広い製品を手がけており、国内外の大手メーカーに供給しているグローバル企業です。

今期の業績と利益率は?

ASTI株式会社の2023年度第3四半期の業績は、売上高が47,069百万円と前年同期比6.8%減少したものの、営業利益は1,968百万円と14.5%増加しました。自動車関連部品の販売が伸び、セグメント利益も増加したことで収益性が改善されています。

売上・利益の推移

ASTI株式会社の売上高は、2022年度第3四半期が50,499百万円、2023年度第3四半期が47,069百万円と減少しています。一方で、営業利益は2022年度第3四半期が1,719百万円、2023年度第3四半期が1,968百万円と増加傾向にあります。直近期は減収増益となっています。

四半期連結貸借対照表について

ASTI株式会社の直近の四半期連結貸借対照表(2023年12月31日現在)を見ると、総資産は48,408百万円と前期末から2,051百万円増加しています。これは主に受取手形及び売掛金、商品及び製品、原材料及び貯蔵品が増加したためです。また、純資産は23,245百万円と前期末から2,141百万円増加し、自己資本比率は48.0%と健全な財務状況を維持しています。

資産の部

ASTI株式会社の資産の部は、流動資産が31,229百万円、固定資産が17,179百万円となっています。流動資産は主に受取手形及び売掛金、商品及び製品、原材料及び貯蔵品の増加によるものです。一方、固定資産は有形固定資産や投資その他の資産などで構成されています。

負債の部

負債合計は25,163百万円となっています。内訳としては、流動負債が15,968百万円、固定負債が9,194百万円です。流動負債は主に支払手形及び買掛金、短期借入金が、固定負債は長期借入金が増加しています。

純資産の部

純資産の部は23,245百万円と前期末から2,141百万円増加しています。これは主に利益剰余金の増加(1,596百万円増)為替換算調整勘定の増加(540百万円増)によるものです。自己資本比率は48.0%と健全な水準を維持しています。

ROAとROE

ASTI株式会社の直近の経営指標を見ると、ROA(総資産経常利益率)は4.9%ROE(自己資本利益率)は8.3%となっています。前期と比較してROAは改善しましたが、ROEは若干低下しています。これは主に自己資本が増加したことによるものと考えられます。引き続き収益力の向上に取り組む必要がありそうです。

キャッシュフロー

ASTI株式会社の直近の四半期連結キャッシュ・フロー計算書(2023年12月31日現在)によると、営業活動によるキャッシュ・フローは2,154百万円のプラスとなっています。一方で、投資活動によるキャッシュ・フローは742百万円のマイナス財務活動によるキャッシュ・フローは544百万円のマイナスです。全体としては現金及び現金同等物の増加が456百万円となっており、健全な財務体質を維持できています。

配当の支払額

ASTI株式会社は、2023年6月23日開催の定時株主総会において、1株当たり90円の期末配当を決議しました。前期(1株当たり40円)から大幅に増額しており、配当性向は15.0%となっています。引き続き株主還元に力を入れていくことが期待されます。

今後の展望

ASTI株式会社は、中期経営計画「VISION2025」の3年目として、低炭素社会実現に資する製品の生産拠点の拡充や事業継続計画の強化に取り組んでいます。新型コロナウイルス感染症の影響や原材料価格高騰など先行き不透明な事業環境ではありますが、収益性の改善に向けた施策を確実に実行し、持続的な成長を目指していきます。引き続き注目が集まる企業といえるでしょう。

編集部のまとめ

ASTI株式会社の2023年度第3四半期決算は、売上高は減少したものの、営業利益は増加するなど健全な経営状態を維持しています。自己資本比率48.0%と財務の健全性も高く、中期経営計画に沿った取り組みを進めております。製品ラインナップの強化や事業基盤の拡充により、さらなる業績向上が期待できそうですね。

ASTI株式会社の決算日や配当についてまとめました。

ASTI株式会社の決算日は3月31日で、第1四半期から本決算まで年4回決算を行っています。また、2023年6月の定時株主総会で1株当たり90円の期末配当を決議しており、株主還元に力を入れています。今後の成長が期待できる企業といえるでしょう。

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