ファナック株式会社の第55期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
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詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

ファナック株式会社の2023年度第3四半期決算報告が発表されました。業界の先駆者であるファナックは、ロボット分野で引き続き好調な業績を収めています。主力製品の産業用ロボットの販売が好調で、売上高は前年同期比12.9%増加しました。一方で、CNCシステムやロボドリルなど他の製品では減少傾向がみられましたが、全体としての収益は安定した水準を維持しています。

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企業情報

企業名: ファナック株式会社
証券コード: 69540
決算期: 2023年12月期第3四半期

ファナック株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?

ファナック株式会社は3月期決算を行っています。今回の第3四半期決算は、2023年4月1日から12月31日までの期間の業績報告となります。

主な事業

ファナック株式会社は、ファクトリーオートメーション(FA)事業を中心に、CNCシステム、産業用ロボット、射出成形機などの製品を開発・製造・販売しています。同社の技術は、自動化による生産システムの中核を担っており、幅広い産業分野で活用されています。特に、ロボット事業は同社の主力製品の1つで、EV関連やリモートメンテナンスなど最新のニーズにも対応しています。

今期の業績と利益率は?

当第3四半期の連結業績は、売上高5,965億25百万円(前年同期比6.2%減)、経常利益1,351億46百万円(同24.0%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益983億40百万円(同24.2%減)となりました。全体として前年同期を下回りましたが、高い営業利益率17.9%を維持しています。

売上・利益の推移

ファナック株式会社は、長年にわたり高い収益性を誇ってきました。過去3年の業績をみると、2022年度の売上高は8,519億56百万円、経常利益は2,313億27百万円と、好調な業績を収めています。一時的な需要減速の影響はあるものの、同社の競争力と収益力は依然として高い水準を維持しています。

四半期連結貸借対照表について

同社の四半期連結貸借対照表では、総資産1兆8,607億91百万円純資産1兆6,516億45百万円となっています。流動資産は1兆618億79百万円、固定資産は7,988億12百万円で、自己資本比率は88.1%と極めて健全な財務体質を維持しています。

資産の部

流動資産では、現金及び預金4,611億79百万円売掛金1,249億73百万円などが主な内訳です。固定資産では、有形固定資産6,017億72百万円投資有価証券1,719億62百万円が主な構成項目となっています。

負債の部

負債合計は2,091億46百万円で、そのうち流動負債が1,457億9百万円固定負債が633億37百万円となっています。主な内訳は支払手形及び買掛金474億57百万円、未払法人税等62億88百万円などです。

純資産の部

純資産合計は1兆6,516億45百万円で、資本金690億14百万円利益剰余金1兆5,055億79百万円が主な構成要素となっています。自己資本比率は88.1%と非常に高い水準を維持しています。

ROAとROE

ファナック株式会社のROA(総資産利益率)は、前期の9.1%から当期9.5%に改善しています。一方、ROE(自己資本利益率)は前期の10.6%から当期9.5%に低下しましたが、これは自己資本の増加によるものと考えられます。同社は高い収益性を維持しつつ、財務体質の強化にも努めています。

キャッシュフロー

当第3四半期におけるキャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローが1,242億28百万円のプラス、投資活動によるキャッシュ・フローが△408億79百万円、財務活動によるキャッシュ・フローが△404億94百万円となっています。手元流動性は十分に確保されています

配当の支払額

ファナック株式会社は、第2四半期末に1株40.26円期末に1株40.26円の配当を実施する予定です。財務体質が極めて健全であることから、今後も高水準の配当が期待できると考えられます。

今後の展望

ファナック株式会社は、工場の自動化やロボット化を推進するファクトリーオートメーション(FA)事業を中心に、引き続き安定的な収益基盤を築いていくことが期待されます。また、EV関連やIoT、AI技術を活用したサービス事業の強化にも積極的に取り組んでおり、これらの新分野での成長も期待できると考えられます。

編集部のまとめ

ファナック株式会社の2023年度第3四半期決算は、全体としては前年同期を下回ったものの、依然として高い収益性を維持しています。特に、ロボット事業の好調が目立ちました。同社は、自動化技術の開発と製品化に長年取り組み、業界トップレベルの地位を確立しています。今後も、ファクトリーオートメーション分野での競争力を活かしながら、新技術の開発にも注力していくことで、持続的な成長を遂げられると期待されます。

ファナック株式会社の決算日や配当についてまとめました。

ファナック株式会社は3月期決算を行っており、今回の報告は2023年度第3四半期(2023年4月1日~12月31日)の決算内容でした。同社は高い収益性を維持しており、1株40.26円の中間配当を実施する予定です。今後も安定した業績と高水準の株主還元が期待できるでしょう。

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