FDK株式会社の第95期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
スポンサーリンク

弊サイトは各企業の決算情報を元に決算に関するまとめ情報をご紹介しております。
詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

FDK株式会社の2023年12月期の第3四半期決算が公開されました。今期は新型コロナの影響が和らぎ、電池事業とスイッチング電源が堅調に推移したことで前年同期を上回る売上を記録しました。ただ、原材料価格高騰などの影響もあり、利益は減少しています。今後は技術VEやコスト削減などに取り組み、収益改善を目指していきたいと考えています。

スポンサーリンク

企業情報

企業名: FDK株式会社
証券コード: 6950
決算期: 3月期

FDK株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?

FDK株式会社の決算期は3月期で、通常3月末(第4四半期)に本決算を、6月下旬にはその年度の有価証券報告書を提出しています。また、3月、6月、9月、12月に第1四半期から第4四半期の四半期報告書を提出しています。

主な事業

FDK株式会社は、電池事業電子事業を柱とする総合電子部品メーカーです。電池事業では、リチウムイオン電池やニッケル水素電池、アルカリ乾電池を製造・販売しています。電子事業では、スイッチング電源やモジュールなどの電子部品を展開しています。顧客は産業機器やモバイル、自動車、家電などに広がっています。

今期の業績と利益率は?

今第3四半期連結累計期間は、売上高458億99百万円と前年同期比2.0%の減収となりました。一方で、営業利益は1億5百万円と前年同期比7億14百万円の減益に終わりました。原材料価格高騰の影響や売上減少が響いたためです。利益率は低下傾向にありますが、引き続きコスト削減に取り組み、収益改善を目指しています。

売上・利益の推移

FDK株式会社の業績は、2022年4月期から2023年3月期にかけては減収減益が続いています。しかし、直近の第3四半期では電池事業を中心に若干の回復傾向がみられます。今後は原材料価格高騰の影響も和らぐと見込まれ、2023年3月期以降の業績改善が期待される状況といえます。

四半期連結貸借対照表について

FDK株式会社の財政状態は、当第3四半期連結会計期間末日現在で総資産498億34百万円となり、前連結会計年度末に比べ5.7%増加しています。一方で負債合計が358億98百万円と5.8%増加しており、有利子負債も25億28百万円増加しています。純資産は139億36百万円となり、前連結会計年度末より5.6%増加しています。

資産の部

資産の部では、受取手形及び売掛金、棚卸資産が増加しています。これは売上増加や円安による影響によるものと考えられます。一方で未収入金などが減少しています。

負債の部

負債の部では、短期借入金の増加が大きな要因となっています。設備投資などの資金需要に対して借入を行ったことで、有利子負債が増加したものと思われます。一方で、退職給付債務は減少しています。

純資産の部

純資産の部では、為替換算調整勘定退職給付に係る調整累計額の改善により、純資産が増加しています。一方で、親会社株主に帰属する四半期純損失52百万円の計上により、利益剰余金は減少しています。

ROAとROE

FDK株式会社のROA(総資産利益率)は前期から低下傾向にありますが、2.4%となっています。一方でROE(自己資本利益率)は前期から0.5%まで低下しており、収益性の改善が課題となっています。今後は原材料高騰の影響が和らぐことで、収益性の改善が期待されます

キャッシュフロー

当第3四半期連結累計期間のキャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローが1億25百万円のマイナスとなりました。一方で、投資活動によるキャッシュ・フローは17億71百万円のマイナスで、有形固定資産の取得に資金が使われています。財務活動によるキャッシュ・フローは24億74百万円の増加となっており、これが主に短期借入金の増加によるものです。

配当の支払額

FDK株式会社は当第3四半期連結累計期間において配当の支払いは行っていません。過去の実績を見ると、前期は1株当たり2円の配当を実施しています。今後の経営状況を見ながら、株主への利益還元に努めていくものと考えられます。

今後の展望

FDK株式会社は、新型コロナの影響が和らぐなか、主力のニッケル水素電池やリチウムイオン電池、スイッチング電源等の事業が回復基調にあります。ただし、原材料価格高騰の影響は残っており、技術VEによるコスト削減や新規ビジネスの開拓など、収益改善への取り組みが重要になってきています。今後の動向に注目が集まるでしょう。

編集部のまとめ

FDK株式会社の2023年12月期第3四半期決算は、前年同期比で減収ながらも電池事業とスイッチング電源の好調さが見られました。ただし、原材料価格高騰などの影響で利益は減少しています。今後は技術VEやコスト削減など収益改善に向けた取り組みに期待がかかっています。また、決算日は3月末で、配当は前期年2円の実績がありますが、今期は見送りとなっています。FDK株式会社の今後の業績回復と、株主還元の拡大に注目が集まるでしょう。

FDK株式会社の決算日や配当についてまとめました。

FDK株式会社の決算日は3月末で、通常6月下旬に有価証券報告書を提出しています。配当については、前期は1株当たり2円の実績がありましたが、当第3四半期連結累計期間は見送りとなっています。今後の業績回復と合わせて、株主還元の拡大に注目が集まります。

タイトルとURLをコピーしました