株式会社芝浦電子の2023年12月期第3四半期決算が公開されました
芝浦電子は半導体や電子部品を製造する老舗企業で、家電製品やEVなどの成長分野を中心に順調な業績を維持しています。
企業情報
企業名: 株式会社芝浦電子
証券コード: 69570
決算期: 2023年12月期
株式会社芝浦電子の決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社芝浦電子の決算日は3月31日です。第3四半期決算は2023年12月31日が基準日となっています。決算短信の提出は2024年2月14日予定となっています。
主な事業
株式会社芝浦電子は、半導体や電子部品の開発・製造・販売を行っている企業です。主力製品は、家電製品向けのセンサや、EV/HV向けのモーターセンサなどです。ホームアプライアンス、オートモーティブ、インダストリアルの3つの事業分野で事業を展開しています。
今期の業績と利益率は?
当第3四半期連結累計期間の売上高は24,475百万円、営業利益は3,979百万円と減収減益となりました。しかし、利益率は前年同期と同水準の16.2%を維持しており、収益力の高さがうかがえます。
売上・利益の推移
過去3年間の売上高は33,193百万円、24,869百万円、24,475百万円と推移しています。経常利益は5,617百万円、4,333百万円、4,118百万円となっており、安定した収益基盤を築いてきました。
四半期連結貸借対照表について
当第3四半期連結会計期間末の総資産は42,987百万円と、前連結会計年度末より2,056百万円増加しました。流動資産は31,617百万円、固定資産は11,369百万円となっています。
資産の部
主な資産は、現金及び預金12,859百万円、売掛金6,478百万円、原材料及び貯蔵品2,179百万円などとなっています。前連結会計年度末と比べ、流動資産が増加しています。
負債の部
負債合計は8,738百万円と、前連結会計年度末より409百万円減少しました。主な負債は買掛金4,233百万円、短期借入金769百万円などです。
純資産の部
純資産は34,248百万円と、前連結会計年度末より2,465百万円増加しました。利益剰余金が27,445百万円と大きな割合を占めています。自己資本比率は79.6%と高水準を維持しています。
ROAとROE
株式会社芝浦電子のROAは7.9%、ROEは9.3%となっています。これらは業界平均と比べても高水準であり、資産効率の高さと株主資本の生産性の高さが確認できます。今後もこの高い収益性を維持していくことが期待されます。
キャッシュフロー
営業活動によるキャッシュ・フローは2,817百万円のプラスとなり、投資活動によるキャッシュ・フローは△1,161百万円のマイナスでした。財務活動によるキャッシュ・フローは△572百万円のマイナスとなっています。全体として、手元流動性は高い水準を維持しています。
配当の支払額
株式会社芝浦電子は、2023年6月29日開催の定時株主総会において、1株当たり200円の期末配当を決議しました。前年同期の1株当たり配当金は150円でしたので、増配となっています。株主還元を重視する経営姿勢がうかがえます。
今後の展望
株式会社芝浦電子は、2023年に創立70周年を迎え、中期経営計画「Sense the Dynamics 2023-2025」の達成に向けて取り組んでいます。EV/HVへの販売拡大を中心に、環境規制やエネルギー効率化に関わる分野での営業活動に注力していきます。また、AI やロボットを活用した生産性向上にも取り組み、 さらなる収益力の向上が期待できます。
編集部のまとめ
株式会社芝浦電子は、安定した収益基盤と高い収益性を維持しており、今後のさらなる成長が期待できる企業です。EV/HVなどの成長分野への注力や、生産性向上への取り組みを通じて、競争力強化を図っていくことが重要です。また、株主還元にも積極的で、投資家から高い評価を得ています。2023年の創立70周年を機に、さらなる飛躍が期待されます。
株式会社芝浦電子の決算日や配当についてまとめました。
株式会社芝浦電子の決算日は3月31日で、第3四半期決算の基準日は12月31日です。2023年6月に決議された期末配当は1株当たり200円と、前年比増配となっており、株主還元を重視する経営姿勢が伺えます。今後も安定した業績と収益力の維持が期待されます。