株式会社サンコーの第61期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
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詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

株式会社サンコーの最新の決算は順調に推移しており、業績と収益性が大きく改善されています。自動車関連製品の売上が14.1%増加した一方、住宅設備関連製品は2.8%減少するなど、製品分野によって差があるものの、全体としては好調な決算内容となっています。今期の販管費も適切に管理されており、経常利益は75.7%増加と大幅な伸びを見せています。

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企業情報

企業名: 株式会社サンコー
証券コード: E01954
決算期: 2024年3月期

株式会社サンコーの決算日・決算時期(スケジュール)は?

株式会社サンコーの決算日は3月31日で、2024年3月期の決算発表は2024年5月頃の予定です。四半期決算は、第1四半期(6月)、第2四半期(9月)、第3四半期(12月)、第4四半期(3月)と年4回行われます。

主な事業

株式会社サンコーは、主に自動車関連部品の製造・販売を行っている企業です。具体的には、安全関連部品や車載電装品などの自動車部品を中心に事業を展開しています。また、住宅設備関連製品や事務機関連製品、電子部品関連製品なども手掛けており、幅広い事業展開を行っています。

今期の業績と利益率は?

当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高が12,984百万円(前年同期比11.7%増)営業利益が655百万円(同68.0%増)経常利益が795百万円(同75.7%増)と、前年同期比で大幅な増収増益となりました。利益率も改善し、営業利益率は5.0%(前年同期3.4%)、経常利益率は6.1%(同3.9%)と、高い収益性を示しています。

売上・利益の推移

過去3年の売上高と利益の推移をみると、売上高は15,675百万円(2023年3月期)、11,628百万円(2022年3月期)と増加基調にあります。利益面でも、経常利益は795百万円(2023年12月期3Q)、453百万円(2022年12月期3Q)と大幅な増益となっています。コロナ禍の影響からも回復し、堅調な業績を維持しています。

四半期連結貸借対照表について

2023年12月末時点の四半期連結貸借対照表を確認すると、総資産は215億円と前期末比9億円増加しています。流動資産は156億円と9億円増加し、固定資産は58億円と2億円増加しています。一方、負債は64億円と前期末比4億円増加しており、純資産は150億円と5億円増加しています。自己資本比率は69.9%と健全な財務状況を維持しています。

資産の部

資産の部では、現金及び預金が49億円、受取手形・売掛金等が46億円となっており、流動性の高い資産が中心を占めています。また、有形固定資産が46億円あり、生産設備の充実が図られています。

負債の部

負債の部では、支払手形・買掛金が19億円、電子記録債務が23億円となっています。有利子負債は少なく、健全な財務基盤が維持されています。

純資産の部

純資産の部では、利益剰余金が72億円と大きな割合を占めています。また、自己資本比率は69.9%と高い水準を保っています。株主資本の充実が図られています。

ROAとROE

ROAは4.2%、ROEは4.9%となっています。前年同期と比べROAは0.6ポイント、ROEは0.5ポイントそれぞれ改善しています。これは、売上増加に加え、適切なコスト管理によって収益性が高まったことが要因です。今後もこの水準を維持できるよう、さらなる効率化と収益力の向上に努めていくことが重要です。

キャッシュフロー

当第3四半期連結累計期間のキャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローが10億円のプラスとなりました。一方、投資活動によるキャッシュ・フローは4億円のマイナスとなっています。このように、営業活動から生み出されたキャッシュを有効に活用しながら、設備投資にも取り組んでいることがわかります。今後とも、安定したキャッシュ・フローの確保と有効活用に注力していく必要があります。

配当の支払額

株式会社サンコーは、株主への利益還元を重視しており、年間13円の安定配当を実施しています。直近の2023年3月期には、1株当たり13円の期末配当を実施しました。配当性向は約27%となっており、株主還元と内部留保のバランスを取りながら、株主の皆様への利益還元に努めています。

今後の展望

株式会社サンコーは、自動車関連分野での市場シェア拡大と、新規事業分野への進出を目指しています。自動車関連では、最新の安全技術に対応した製品の開発や、電動化に伴う新製品の投入などに取り組んでいきます。また、デジタル家電やスマートホーム関連など、新しい成長分野への事業展開も検討しています。今後も、顧客ニーズに合った製品の提案と、経営の効率化により、持続的な成長を目指していく方針です。

編集部のまとめ

株式会社サンコーは、自動車関連事業を中心に順調な業績を維持しています。売上高、営業利益、経常利益のいずれも前年同期比で大幅な増加を実現しており、収益性も大きく改善されています。財務基盤も健全で、株主還元も行われていることから、今後の更なる成長が期待できる企業といえます。デジタル化やカーボンニュートラルなど、時代の変化に合わせた新事業への取り組みにも注目が集まります。

株式会社サンコーの決算日や配当についてまとめました。

株式会社サンコーの決算日は3月31日で、2024年3月期の決算発表は2024年5月頃の予定です。また、同社は年間13円の安定配当を実施しており、直近の2023年3月期の配当性向は約27%となっています。株主への利益還元に積極的に取り組んでいる企業だといえます。

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