株式会社三井ハイテックの2024年2月期第1四半期決算が発表されました。好業績となり、売上高、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する四半期純利益が前年同期比で増加しています。また、財務体質も健全に推移しています。今後の見通しも明るく、業界の中で強い競争力を発揮し続けることが期待されます。
企業情報
企業名: 株式会社三井ハイテック
証券コード: 69660
決算期: 2月期
株式会社三井ハイテックの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社三井ハイテックは、毎年2月を決算期末としており、4月に第1四半期決算、6月に本決算の財務報告を行っています。今回の四半期報告は2024年2月1日から4月30日までの第1四半期の業績です。
主な事業
株式会社三井ハイテックは、金型・工作機械、電子部品、電機部品の3つを主力事業としています。特に電機部品事業は、電動車向け駆動・発電用モーターコアの需要が好調に推移しており、業績への貢献が大きくなっています。
今期の業績と利益率は?
当第1四半期は、売上高が504億31百万円と前年同期比で11.4%増を記録しました。また、営業利益は39億71百万円と3.9%増、親会社株主に帰属する四半期純利益は47億77百万円と48.7%増加しました。利益率も経常利益率が12.8%と高水準を維持しています。
売上・利益の推移
過去3年間の業績を見ると、売上高、各利益ともに順調に増加しており、特に親会社株主に帰属する当期純利益は前期の155億45百万円から大幅な増益となっています。業績が良好に推移していることがわかります。
四半期連結貸借対照表について
当第1四半期末の総資産は2,123億71百万円と前期末から166億74百万円増加しました。一方、負債合計は1,094億48百万円と107億45百万円増加しています。純資産は1,029億22百万円と前期末から59億29百万円増加しており、自己資本比率は48.3%と健全な水準を維持しています。
資産の部
流動資産は992億8百万円と前期末から71億19百万円増加しました。主な内訳は、現金及び預金が46億55百万円増加したことなどです。固定資産は1,131億62百万円と前期末から95億55百万円増加しました。
負債の部
流動負債は422億51百万円と前期末から46億82百万円減少しました。一方、固定負債は671億96百万円と前期末から154億27百万円増加しました。これは主に長期借入金の増加によるものです。
純資産の部
純資産は1,029億22百万円と前期末から59億29百万円増加しました。これは親会社株主に帰属する四半期純利益の計上などによるものです。自己資本比率は48.3%と高水準を維持しています。
ROAとROE
当社のROA(総資産経常利益率)は3.0%と前年同期の2.7%から上昇しています。これは、経常利益の伸びが総資産の増加を上回ったためです。
また、ROE(自己資本当期純利益率)は4.6%と前年同期の3.9%から上昇しており、株主価値の向上に寄与していることがわかります。
キャッシュフロー
当第1四半期のキャッシュ・フローの状況については、詳細な情報が記載されていません。ただし、現金及び預金が前期末から46億55百万円増加していることから、営業活動によるキャッシュ・フローが好調であったと推察されます。
配当の支払額
当社は、2024年3月12日開催の取締役会において、1株当たり48円の期末配当を決議しました。この配当は、2024年1月31日時点の株主に対して支払われるものです。株主の皆様への利益還元に積極的に取り組んでいます。
今後の展望
自動車業界や半導体業界の需要動向が不透明な状況が続いていますが、三井ハイテックは、収益拡大に向け全グループを挙げて生産性向上や原価低減に取り組むとともに、顧客ニーズに応えるグローバル供給体制の強化を進めていきます。今後も超精密加工技術を活かした製品・部品の受注拡大に努め、持続的な成長を目指していくことが期待されます。
編集部のまとめ
株式会社三井ハイテックの2024年2月期第1四半期決算は、売上高、営業利益、経常利益、純利益のいずれも前年同期比で増加し、好業績となりました。財務体質も健全に推移しており、今後も超精密加工技術を活かした製品開発や生産性向上に取り組み、持続的な成長を目指していくことが期待されます。
株式会社三井ハイテックの決算日や配当についてまとめました。
株式会社三井ハイテックは、毎年2月を決算期末としており、4月に第1四半期決算、6月に本決算の財務報告を行っています。また、2024年3月12日開催の取締役会において、1株当たり48円の期末配当を決議しており、株主への利益還元にも積極的に取り組んでいます。