新光電気工業株式会社の第89期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
スポンサーリンク

弊サイトは各企業の決算情報を元に決算に関するまとめ情報をご紹介しております。
詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

新光電気工業株式会社の決算報告書をご紹介します。同社は、半導体パッケージ製品を中心とした電子部品メーカーです。最近はパソコンやサーバー市場の低迷などの影響を受け、業績に苦戦していますが、引き続き注力分野の強化や収益力の改善に取り組んでいきます。

スポンサーリンク

企業情報

企業名: 新光電気工業株式会社
証券コード: 69670
決算期: 2023年3月期

新光電気工業株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?

新光電気工業の決算期は3月末です。第3四半期の決算は2023年12月31日が基準日となります。

主な事業

新光電気工業は、プラスチックパッケージメタルパッケージの2つの事業セグメントを中心に事業を展開しています。プラスチックパッケージでは半導体用フリップチップタイプパッケージを、メタルパッケージではセラミック静電チャックやリードフレームなどを製造しています。これらの製品は、スマートフォンやパソコン、サーバーなどに幅広く使用されています。

今期の業績と利益率は?

当第3四半期の連結業績は、売上高1,566億円経常利益197億円と前年同期から大幅に減少しました。需要減退やコストの上昇などの影響を受け、営業利益率は11.5%と低下しています。海外売上高比率も87.0%と低下しています。

売上・利益の推移

売上高は前年同期から32.6%減少しました。一方で、経常利益は前年同期から72.9%減少と大幅な減益となっています。これは、売上の減少に加えて、原材料価格高騰などのコスト上昇の影響が大きかったためです。

四半期連結貸借対照表について

当第3四半期末の連結貸借対照表では、資産合計が3,781億円、負債合計が1,196億円、純資産合計が2,585億円となっています。前期末から純資産が75億円増加し、自己資本比率は68.4%まで上昇しています。

資産の部

流動資産は前期末から476億円減少し、1,784億円となりました。一方、固定資産は388億円増加し、1,996億円となっています。設備投資の増加により有形固定資産が増加しています。

負債の部

負債合計は前期末から162億円減少し、1,196億円となりました。買掛金が増加した一方で、未払金や未払法人税等が減少しています。

純資産の部

純資産合計は前期末から75億円増加し、2,585億円となりました。利益剰余金の増加などにより、自己資本比率は68.4%まで上がっています。

ROAとROE

ROAは前年同期の19.7%から5.1%に、ROEは前年同期の19.4%から5.0%に低下しました。これは、経常利益の大幅な減少によるものです。収益性の改善が課題となっています。

キャッシュフロー

営業活動によるキャッシュ・フローは274億円の獲得となりました。一方、投資活動によるキャッシュ・フローは634億円の支出となり、設備投資に多額の資金を充当しています。財務活動によるキャッシュ・フローは68億円の支出となりました。

配当の支払額

当期の中間配当は1株当たり25円、期末配当も同額を見込んでいます。前期の年間配当金50円に対し、今期は50円と変わりません。

今後の展望

新光電気工業は、プラスチックパッケージ事業での半導体フリップチップパッケージの生産体制強化、メタルパッケージ事業でのセラミック静電チャックの生産能力増強に注力していきます。また、M&Aなどを活用した事業拡大や、コスト削減、収益性改善にも取り組む方針です。

編集部のまとめ

新光電気工業は、世界的な半導体市況の低迷の影響を大きく受け、減収減益となりました。しかし、同社は主力製品の生産体制の強化や事業拡大、収益性改善に注力しています。中長期的には半導体需要の回復とともに業績の改善が期待できそうです。配当も前期並みを維持しており、株主還元にも力を入れています。

新光電気工業株式会社の決算日や配当についてまとめました。

新光電気工業の決算期は3月末で、第3四半期の決算は2023年12月31日が基準日となります。同社の1株当たり配当金は前期と同額の年間50円を予定しており、株主還元にも力を入れています。今後の業績改善に期待がかかっています。

タイトルとURLをコピーしました