株式会社村田製作所の第88期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
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弊サイトは各企業の決算情報を元に決算に関するまとめ情報をご紹介しております。
詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

村田製作所の最新決算報告書をご紹介します。電子部品メーカーの村田製作所は、スマートフォンやEV、5Gなどの成長市場で高い評価を得ている優良企業です。売上高、営業利益共に減少したものの、依然として高い収益性を維持しています。今後も新技術の開発に注力し、さらなる成長が期待できそうですね。

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企業情報

企業名: 株式会社村田製作所
証券コード: 69810
決算期: 2024年3月期

株式会社村田製作所の決算日・決算時期(スケジュール)は?

株式会社村田製作所の決算期は、毎年3月31日に終了する事業年度となっています。 決算日は毎年3月31日で、本決算の四半期報告書は毎年2月に発表されます。

主な事業

株式会社村田製作所はコンデンサ、インダクタ、EMIフィルタなどの電子部品の開発・製造・販売を主な事業としています。 また、高周波モジュール、表面波フィルタ、リチウムイオン二次電池、センサなどのデバイス・モジュール事業、ヘルスケア機器やソリューションビジネスなどのその他事業も展開しています。

今期の業績と利益率は?

当第3四半期連結累計期間の業績は、売上収益が前年同期比6.7%減の1,249,744百万円となりました。 一方で、営業利益は前年同期比22.9%減の215,119百万円と減益となったものの、高い収益性を維持しています。利益率としては、営業利益率は17.2%と依然として高水準を保っています。

売上・利益の推移

過去3年の売上収益と営業利益の推移をみると、2022年3月期の売上収益は1,686,796百万円、営業利益は302,683百万円と前年から増加しました。 一方、当第3四半期連結累計期間では、売上収益は1,249,744百万円、営業利益は215,119百万円と減少しています。 主に半導体不足の影響や、経済情勢の悪化により需要が減少したことが要因と考えられます。

四半期連結貸借対照表について

2023年12月末時点の連結貸借対照表では、資産合計が2,988,056百万円となっています。 流動資産は1,472,515百万円、非流動資産は1,515,541百万円となっています。 一方、負債合計は496,634百万円と健全な水準を維持しています。 純資産は2,491,422百万円で、自己資本比率は83.4%と高い水準です。

資産の部

資産の部では、現金及び現金同等物が533,025百万円と非常に手厚い流動性を確保しています。 また、棚卸資産が514,334百万円と高水準となっています。 有形固定資産も1,202,404百万円と事業規模に合った設備投資を行っています。

負債の部

負債の部では、営業債務が320,704百万円となっています。 また、有利子負債は合計で148,165百万円と低水準を維持しています。 健全な財務体質を維持していると言えます。

純資産の部

純資産の部では、利益剰余金が2,326,418百万円と大幅に積み上がっています。 また、自己資本比率は83.4%と極めて高い水準を維持しており、強固な財務基盤を有しています。

ROAとROE

ROA(総資産利益率)は当第3四半期連結累計期間で7.1%となっています。前年同期の8.1%から低下しているものの、依然として高水準を維持しています。 また、ROE(自己資本利益率)は7.0%となっています。財務体質が強固であり、資本効率も良好であると言えます。

キャッシュフロー

当第3四半期連結累計期間のキャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローが325,969百万円の収入となり、投資活動によるキャッシュ・フローが171,178百万円の支出財務活動によるキャッシュ・フローが102,705百万円の支出となっています。 手元資金は533,025百万円と非常に手厚い流動性を確保しています。

配当の支払額

株式会社村田製作所は、株主への利益還元を重視しており、2023年10月には1株当たり75円の中間配当を実施しています。 また、年間配当金は150円(前期比10円増)を予定しており、高水準の配当を維持しています。

今後の展望

今後も5G、IoT、EV市場など成長分野への積極的な投資を行い、新製品の開発と生産能力の拡大に取り組むことで、中長期的な成長を目指します。 特に、環境対応製品やヘルスケア事業など、新たな事業領域への挑戦にも注力していく方針です。 こうした取り組みにより、持続的な成長と企業価値の向上が期待できるでしょう。

編集部のまとめ

株式会社村田製作所は、電子部品の開発・製造・販売を主力事業として高い収益性を維持しています。 当期の業績は減益となったものの、売上高、営業利益ともに高水準を保っており、健全な財務体質も維持している優良企業と言えます。 今後も5G、IoT、EV市場など成長分野への投資を行い、新製品開発と生産能力の拡大に取り組むことで、持続的な成長が期待できます。配当面でも株主還元を重視しており、投資家にとっても魅力的な企業だと言えるでしょう。

株式会社村田製作所の決算日や配当についてまとめました。

株式会社村田製作所の決算日は毎年3月31日で、本決算の四半期報告書は毎年2月に発表されます。配当は年間150円(中間配当75円、期末配当75円)を予定しており、株主還元を重視しています。今後も成長投資と株主還元のバランスを取りつつ、企業価値の向上に取り組んでいくと期待されます。

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