大黒屋ホールディングス株式会社の第115期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
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詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

大黒屋ホールディングスの最新決算がついに発表されました!コロナ禍の影響から徐々に回復しつつあり、売上高や利益率の改善が見られる好決算となりました。この決算報告を分析して、大黒屋ホールディングスの現在の状況と今後の展望をお伝えします。

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企業情報

企業名: 大黒屋ホールディングス株式会社
証券コード: 69930
決算期: 3月期

大黒屋ホールディングス株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?

大黒屋ホールディングスの決算期は3月期です。決算日は毎年3月31日で、新会計年度は4月1日から始まります。その後、約2カ月後の6月下旬頃に有価証券報告書の提出が行われます。

主な事業

大黒屋ホールディングスは、質屋、古物売買業電機事業を主な事業としています。質屋事業では、主に中古ブランド品の買取と販売を手がけ、電機事業では電気設備の製造・販売を展開しています。近年は越境EC事業にも注力しており、中古ブランド品の海外展開にも力を入れています。

今期の業績と利益率は?

今期の大黒屋ホールディングスの業績は、減収減益となりました。売上高は前年同期比15.3%減の8,455百万円、営業利益は前年同期比101.3%減の1百万円の微損となりました。
しかしながら、売上総利益率は30.0%と前年同期比3.0ポイントの大幅な改善となりました。これは、インバウンド需要の回復やDX施策の効果により、高付加価値商品の販売が伸びたことが主な要因です。

売上・利益の推移

大黒屋ホールディングスの売上高は、コロナ禍の影響で2020年3月期に大きく減少しましたが、その後徐々に回復傾向にあります。一方で利益面では、コロナ禍の影響が大きく、2021年3月期には経常損失を計上するなど厳しい状況が続いていました。
しかし、今期は売上総利益率の改善により、経常損失は縮小傾向にあります。今後、インバウンド需要の本格回復や、新たなEC事業の立ち上げなどにより、売上・利益ともに回復していくことが期待されます。

四半期連結貸借対照表について

大黒屋ホールディングスの四半期連結貸借対照表を見てみると、資産合計は6,456百万円で、前期末比249百万円減少しています。

資産の部

流動資産は5,141百万円で、前期末比228百万円減少しています。現金及び預金が294百万円減少した一方で、受取手形、売掛金及び契約資産が68百万円増加しています。固定資産は1,314百万円で、前期末比20百万円減少しています。

負債の部

流動負債は4,772百万円で、前期末比802百万円減少しています。1年内返済予定の長期借入金が1,050百万円減少したことが主な要因です。一方で固定負債は1,038百万円と、前期末比942百万円増加しています。これは長期借入金が850百万円、新株予約権付社債が100百万円増加したためです。

純資産の部

純資産は645百万円と、前期末比388百万円減少しています。親会社株主に帰属する四半期純損失378百万円を計上したことが主な要因です。自己資本比率は0.1%まで低下しています。

ROAとROE

大黒屋ホールディングスのROA(総資産経常利益率)は、前期の-0.5%から今期は-4.4%に低下しています。
一方でROE(自己資本利益率)は、前期の-25.7%から今期は-36.6%と悪化しています。これは、当期純損失の計上自己資本の減少により、両指標ともに悪化している状況です。
今後は、インバウンド需要の回復や新規事業の立ち上げにより、売上・利益の回復が期待されます。その結果、ROAとROEの改善にもつながることが望まれます。

キャッシュフロー

大黒屋ホールディングスの四半期連結キャッシュ・フロー計算書を見ると、営業活動によるキャッシュ・フローは△184百万円の支出超過となっています。これは、税金等調整前四半期純損失375百万円の計上などが主な要因です。
一方、財務活動によるキャッシュ・フローは△110百万円の支出超過となっています。これは長期借入金の返済による支出などが影響しています。
今後は、売上・利益の回復財務体質の改善により、キャッシュ・フローの改善が期待されます。

配当の支払額

今期の大黒屋ホールディングスは、無配となりました。前期も無配だったため、2期連続の無配となります。
業績の回復とともに、株主還元策の検討が期待されますが、当面は内部留保の充実を優先することになりそうです。

今後の展望

大黒屋ホールディングスは、コロナ禍からの回復新規事業の立ち上げに注力しています。
インバウンド需要の回復やDX化の推進により、売上総利益率の改善が進むことが期待されます。また、LINEヤフーとの業務提携による新サービスの展開など、成長戦略の推進にも期待が高まっています。
今後は、これらの施策の効果が徐々に表れ、業績の回復と財務体質の改善が進むと見られます。

編集部のまとめ

大黒屋ホールディングスの今期決算は、減収減益となったものの、利益率の改善が進んでいる好材料がありました。コロナ禍からの回復と新規事業の立ち上げにも期待が高まっています。
今後は、インバウンド需要の回復やDX化の推進などにより、業績の回復と財務体質の改善が期待されます。株主還元策についても、業績の回復に応じて検討されることが望まれます。

大黒屋ホールディングス株式会社の決算日や配当についてまとめました。

大黒屋ホールディングスの決算期は3月期で、決算日は毎年3月31日です。今期は無配でしたが、今後の業績回復に応じて、株主還元策の検討が期待されます。また、新規事業の立ち上げにも注力しており、中長期的な成長が期待されます。

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