株式会社IHIの第207期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
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詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

株式会社IHIの最近の業績報告をご紹介します。同社は、主にエネルギー・産業機械・航空機事業を中心に事業展開しており、今期の業績は民間航空エンジン事業の好調などにより、概ね堅調な推移となっています。

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企業情報

企業名: 株式会社IHI
証券コード: 70130
決算期: 2023年3月期

株式会社IHIの決算日・決算時期(スケジュール)は?

株式会社IHIの決算は、3月期となっています。具体的には、2023年3月31日が決算日で、前年同期比の比較がされています。

主な事業

株式会社IHIは、資源・エネルギー・環境、社会基盤、産業システム・汎用機械、航空・宇宙・防衛の4事業を主力としています。具体的には、原動機や原子力関連機器、橋梁・水門、車両過給機、民間航空エンジンなどの製造・販売を行っています。

今期の業績と利益率は?

当第3四半期(2023年4月~12月)の業績は、売上収益8,667億円営業損失1,038億円となりました。利益率は低下しましたが、民間航空エンジン事業の販売好調などもあり、概ね堅調な推移となっています。

売上・利益の推移

過去3年の売上高は1兆3,529億円(2022年3月期)、9,464億円(2023年3月期第3四半期)と推移しています。一方、利益は649億円(2022年3月期第3四半期)、1,038億円の損失(2023年3月期第3四半期)と、前年同期から大幅に悪化しました。

四半期連結貸借対照表について

2023年12月末時点の総資産は2兆894億円で、前期末比1,474億円の増加となりました。負債は1兆7,455億円で、前期末比2,598億円増加しました。一方、純資産は3,438億円と、前期末比1,123億円の減少となっています。

資産の部

資産の部では、棚卸資産833億円増加、契約資産173億円増加、繰延税金資産158億円増加となっています。一方で、使用権資産36億円、投資不動産22億円減少しました。

負債の部

負債の部では、有利子負債1,631億円、返金負債1,449億円増加しましたが、営業債務及びその他の債務250億円減少しています。返金負債の増加は、民間航空エンジンの追加整備費用の見積もりによるものです。

純資産の部

純資産の部では、親会社の所有者に帰属する四半期損失1,095億円の計上により、前期末比1,123億円減少しました。これにより、親会社所有者帰属持分比率は22.2%から15.2%に低下しています。

ROAとROE

ROAは前期末の4.2%から当第3四半期末ではマイナス5.3%に悪化しています。また、ROEも前期末の20.8%から15.2%に低下しました。これは主に、民間航空エンジンの追加整備費用の発生により大幅な損失計上があったことが影響しています。

キャッシュフロー

当第3四半期連結累計期間のキャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローがマイナス878億円と大幅なマイナスとなりました。これは、主に棚卸資産や前払金の増加によるものです。一方で、財務活動によるキャッシュ・フローはプラス1,266億円となっています。

配当の支払額

当社は、中間配当として1株当たり50円を支払っています。また、期末配当は1株当たり50円を予定しており、年間で1株当たり100円の配当を実施する見込みです。

今後の展望

株式会社IHIは、民間航空エンジンや防衛事業での需要拡大に向け、生産能力の増強や技術開発に注力していきます。また、ライフサイクルビジネスの拡大や、クリーンエネルギー分野への経営資源シフトにも取り組み、持続的な高成長を目指します。

編集部のまとめ

株式会社IHIは、民間航空エンジン事業の好調などにより売上は堅調に推移しているものの、民間航空エンジンの追加整備費用の計上により大幅な損失を計上しました。今後は、生産体制の強化やライフサイクルビジネスの拡大により、収益性の改善を目指していくと考えられます。

株式会社IHIの決算日や配当についてまとめました。

株式会社IHIの決算は3月期で、2023年3月31日が決算日となっています。当期の年間配当は1株当たり100円を予定しており、安定した配当政策を維持しています。引き続き、同社の業績動向に注目していきたいと思います。

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