投資家の皆さん、株式会社マネジメントソリューションズの決算報告書をご覧いただきありがとうございます。プロジェクトマネジメントの分野で強みを持つ同社は、リモートワークやDXなどの需要増加で業績が好調に推移しています。さらに、人材の積極採用やリスクマネジメントの強化にも取り組むなど、持続的な成長を目指しています。今期の業績と財務状況を詳しくお届けします。
企業情報
企業名: 株式会社マネジメントソリューションズ
証券コード: E34142
決算期: 2023年10月31日
株式会社マネジメントソリューションズの決算日・決算時期(スケジュール)
株式会社マネジメントソリューションズは10月31日を決算日として年1回の決算を行っています。四半期報告書は、第1四半期(2月~4月)、第2四半期(5月~7月)、第3四半期(8月~10月)、第4四半期(11月~1月)に提出されます。
主な事業
株式会社マネジメントソリューションズはプロジェクトマネジメントに強みを持つコンサルティング会社です。企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)、組織変革、人材育成などの課題に対して、同社の豊富な経験とノウハウを活かしたコンサルティングサービスを提供しています。特に、リモートワークの急速な浸透や業務のデジタル化への対応が企業の重要な課題となる中、同社の支援に対する需要が高まっています。
今期の業績と利益率は?
当第2四半期連結累計期間の業績は、売上高9,267,329千円(前年同期比15.4%増)、営業利益846,319千円(前年同期比5.5%増)、経常利益851,760千円(前年同期比2.2%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益562,474千円(前年同期比0.6%増)と、前年同期から増収増益を達成しています。利益率も堅調に推移しています。
売上・利益の推移
売上高は16,931,288千円、経常利益は1,620,788千円となっており、前期から増加しています。リモートワークやDXへの対応が強いニーズとなっており、同社の強みを活かした受注が好調に推移しているためです。経常利益率も10%前後と高い水準を維持しています。
四半期連結貸借対照表について
資産の部
当第2四半期連結会計期間末の総資産は、7,243,723千円となっています。うち流動資産は5,358,830千円で、現金及び預金が2,941,080千円と手元資金を多く保有しています。一方、固定資産は1,884,892千円で、有形固定資産や無形固定資産が主な内訳となっています。
負債の部
負債合計は2,654,822千円で、短期借入金が400,000千円、長期借入金が596,058千円となっています。借入金を除く流動負債が1,004,296千円、固定負債が650,525千円となっています。
純資産の部
純資産は4,588,900千円で、自己資本比率は62.0%と高い水準を維持しています。利益剰余金が3,613,973千円と大きく、株主資本が安定して積み上がっています。
ROAとROE
ROAは9.3%、ROEは12.3%となっています。前期に比べROAはほぼ横ばいですが、ROEが上昇しています。これは、利益が増加した一方で自己資本が拡大したことによるものです。同社は安定的な収益性と健全な財務体質を維持できている企業といえます。
キャッシュフロー
当第2四半期連結累計期間のキャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローが298,277千円の収入、投資活動によるキャッシュ・フローが74,284千円の支出、財務活動によるキャッシュ・フローが65,261千円の収入となりました。手元資金は2,939,499千円と潤沢な水準を維持しています。
配当の支払額
当社は10月31日を基準日として年1回の配当を行っています。前期は1株につき18円の配当を実施しました。株主還元も重要な経営課題の1つであり、今後も安定的な配当を継続していく方針です。
今後の展望
今後もDXやリモートワークなどの企業のニーズが継続すると見込まれ、同社の得意分野であるコンサルティングサービスの受注は堅調に推移すると期待されます。また、人材の積極採用と教育体制の強化、アカウントマネージャーの育成などにも取り組み、持続的な成長を目指していきます。
編集部のまとめ
株式会社マネジメントソリューションズは、リモートワークやDXへの対応が重要な経営課題となる中で、同社の強みを活かしたコンサルティングサービスが好調に推移しています。業績、財務体質ともに健全で、株主への安定配当も実施しています。今後も企業の変革支援というニーズが高まり、同社の業績拡大が期待できそうです。
株式会社マネジメントソリューションズの決算日や配当についてまとめました。
株式会社マネジメントソリューションズの決算期は10月31日で、年1回の決算を行っています。配当は年1回、1株当たり18円を実施しています。今後も安定的な配当を継続していく方針とのことで、株主還元にも注力していることがわかりました。同社は組織変革やDXなどの企業ニーズの高まりを背景に業績が好調に推移しており、今後の成長にも期待が高まります。