株式会社アクセスグループ・ホールディングスは、プロモーション支援、採用支援、教育機関支援といった事業を展開している企業です。最近の決算では、対面型イベントの復調やデジタル・アナログ融合型の集客プロモーションに注力したことでプロモーション支援事業が伸長し、採用支援事業でも堅調な業績を残しているなど、総合的に見れば着実な成長が見られます。
企業情報
企業名: 株式会社アクセスグループ・ホールディングス
証券コード: E34379
決算期: 3月31日
株式会社アクセスグループ・ホールディングスの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社アクセスグループ・ホールディングスは2023年3月31日に決算期を変更し、これまでの9月30日決算から3月31日決算に変更しました。この変更により、前期は2022年10月1日から2023年3月31日までの6か月間の決算となっています。今回の第3四半期決算は、この新しい決算期に基づく3月31日決算の一部となります。
主な事業
株式会社アクセスグループ・ホールディングスは、プロモーション支援、採用支援、教育機関支援の3つの事業セグメントを展開しています。プロモーション支援事業では、企業のイベントやキャンペーンの企画・運営などを手がけています。採用支援事業では、企業の採用活動を支援するサービスを提供しています。教育機関支援事業では、大学や専門学校などの入試広報活動や留学生募集などを支援しています。
今期の業績と利益率は?
当第3四半期連結累計期間(2023年4月1日~12月31日)の業績は、売上高2,528百万円、営業損失4百万円、経常損失17百万円、親会社株主に帰属する四半期純損失19百万円となっています。利益率では厳しい結果となりましたが、これは前期に大きな受注があったワクチン接種会場運営案件の減少や物価上昇によるプロモーション案件の延期などの影響によるものです。一方で、採用支援事業は順調に推移しています。
売上・利益の推移
株式会社アクセスグループ・ホールディングスの売上高は、前期が1,906百万円、当第3四半期累計が2,528百万円と増加しています。一方で利益面では厳しい状況が続いており、前期の経常利益45百万円から当第3四半期累計では経常損失17百万円となっています。物価上昇の影響などから、収益性の改善が課題と言えるでしょう。
四半期連結貸借対照表について
株式会社アクセスグループ・ホールディングスの直近の四半期連結貸借対照表では、資産合計2,511百万円、負債合計1,819百万円、純資産合計691百万円となっています。
資産の部
資産の部では、現金及び預金が1,769百万円、受取手形、売掛金及び契約資産が352百万円、仕掛品が92百万円となっています。前期末と比べて現金及び預金が増加していることが特徴的です。
負債の部
負債の部では、買掛金が325百万円、短期借入金が800百万円、社債が200百万円となっています。前期末から借入金が減少し、社債が増加しているのが特徴的です。
純資産の部
純資産の部では、資本金が193百万円、資本剰余金が795百万円、利益剰余金が△291百万円となっています。資本金と資本剰余金が前期末から増加したことが特徴的です。
ROAとROE
株式会社アクセスグループ・ホールディングスのROA(総資産経常利益率)は前期が2.1%、当第3四半期累計では△0.7%と低下しています。ROE(自己資本当期純利益率)も前期が9.1%、当第3四半期累計では△2.8%と大幅に低下しています。これは主に経常損失の計上が影響しているものと考えられます。収益性の改善が重要な課題となっています。
キャッシュフロー
株式会社アクセスグループ・ホールディングスのキャッシュフローの状況は、当第3四半期連結累計期間において現金及び現金同等物が502百万円増加し、期末残高は1,769百万円となっています。営業活動によるキャッシュ・フローはプラスとなり、財務活動においても新株予約権の行使による収入があったことから、全体としてキャッシュポジションは改善しています。
配当の支払額
株式会社アクセスグループ・ホールディングスは、前期(2022年10月1日~2023年3月31日)において1株当たり12円の期末配当を実施しました。当第3四半期累計期間(2023年4月1日~12月31日)については、配当は行っておりません。
今後の展望
株式会社アクセスグループ・ホールディングスは、プロモーション支援、採用支援、教育機関支援の3つの事業を中心に事業展開を行っています。物価上昇の影響による一時的な収益性の悪化はありますが、採用支援事業は堅調に推移しており、また、対面型イベントの復調などを背景に、今後の業績改善が期待できるでしょう。さらに、新たな戦略提携の実現など、中長期的な成長に向けた施策にも注目が集まります。
編集部のまとめ
株式会社アクセスグループ・ホールディングスは、プロモーション支援、採用支援、教育機関支援といった事業を中心に展開している企業です。直近の決算では物価上昇の影響などから一時的に収益性が悪化していますが、採用支援事業は順調に推移しており、また対面型イベントの復調などにより業績改善が期待されます。さらに新たな提携など、中長期的な成長に向けた施策にも注目が集まります。株主の皆様におかれましては、今後の企業動向にご注目ください。
株式会社アクセスグループ・ホールディングスの決算日や配当についてまとめました。
株式会社アクセスグループ・ホールディングスは、2023年3月31日に決算期を変更し、これまでの9月30日決算から3月31日決算に変更しました。当第3四半期決算(2023年4月1日~12月31日)は、この新しい決算期に基づいて行われています。また、前期(2022年10月1日~2023年3月31日)においては1株当たり12円の期末配当を実施していますが、当第3四半期累計期間(2023年4月1日~12月31日)については、配当は行っておりません。