ポート株式会社の2023年度第3四半期決算が発表されました。売上収益は前年同期比42.9%増の11,391百万円、営業利益は前年同期比57.6%増の1,772百万円となり、非常に好調な業績となりました。
企業情報
企業名: ポート株式会社
証券コード: 70470
決算期: 2023年4月1日~2024年3月31日
ポート株式会社の決算日・決算時期(スケジュール）は？
ポート株式会社は3月決算企業です。上場企業の決算は年4回発表されており、第3四半期決算は2023年12月31日時点での業績となります。次の決算は2024年2月13日の第4四半期(通期)決算の発表予定です。
主な事業
ポート株式会社は、「社会的負債を、次世代の可能性に。」をパーパスに掲げ、テクノロジーとリアルのアプローチにより、人材採用、販促における成約支援事業を展開しています。主力の人材支援サービスでは就職活動支援サイト「キャリアパーク！」を運営し、販促支援サービスではエネルギー、ファイナンス、リフォーム領域で企業の販促活動を支援しています。
今期の業績と利益率は？
2023年度第3四半期の業績は大変好調で、売上収益は前年同期比42.9%増の11,391百万円、営業利益は前年同期比57.6%増の1,772百万円となりました。人材支援サービスの好調な成長やエネルギー領域の販促支援サービスの拡大など、各事業セグメントで大幅な増収増益を達成しています。
売上・利益の推移
ポート株式会社は直近の決算で売上収益と営業利益が過去最高水準を記録しました。2022年度第3四半期と比較すると、売上収益は42.9%増、営業利益は57.6%増と大幅な伸びを示しています。この背景には、人材支援サービスの順調な推移に加え、エネルギー領域での販促支援サービスの拡大が寄与しているものと考えられます。
四半期連結貸借対照表について
ポート株式会社の2023年12月末時点の総資産は15,588百万円と前年度末から大幅に増加しました。これは主に、現金及び現金同等物の増加、のれんの増加、その他の金融資産の増加などによるものです。また、負債合計は8,999百万円、資本合計は6,589百万円となっています。
資産の部
資産の部では、流動資産が7,283百万円、非流動資産が8,305百万円となっています。流動資産の増加は主に現金及び現金同等物の増加によるものです。また、のれんが3,995百万円と大きく増加しており、企業買収の影響が表れています。
負債の部
負債の部では、流動負債が3,750百万円、非流動負債が5,248百万円となっています。借入金の増加などが負債増加の主な要因です。
純資産の部
純資産の部では、資本金が2,321百万円、利益剰余金が3,186百万円となっています。前期末から大幅に増加しており、親会社所有者帰属持分比率は41.9%と健全な水準を維持しています。
ROAとROE
ポート株式会社のROA(総資産利益率)は6.3%、ROE(自己資本利益率)は15.0%となっています。前年同期と比べROAは0.8ポイント、ROEは1.5ポイントそれぞれ上昇しており、企業の収益性が高まっていることがわかります。この背景には、主力事業の好調な業績推移によるものと考えられます。
キャッシュフロー
ポート株式会社の営業活動によるキャッシュ・フローは726百万円の収入となっています。一方で、投資活動によるキャッシュ・フローは1,303百万円の支出となっており、企業買収や設備投資に積極的に取り組んでいることがわかります。この結果、現金及び現金同等物は4,963百万円と前年同期末から大幅に増加しています。
配当の支払額
ポート株式会社は現時点では配当を実施していません。今後の事業拡大に向けた投資や財務体質の強化に注力しているため、配当については未定の状況です。
今後の展望
ポート株式会社は、人材支援サービスとエネルギー領域の販促支援サービスを中心に事業を展開しており、今後もこれらの分野での成長が期待されています。特にエネルギー領域では、電力供給業者の新規顧客獲得意欲の高まりからさらなる拡大が見込まれます。また、この度の楽天みん就の買収などによる新たな成長機会の獲得にも注目が集まっています。
編集部のまとめ
ポート株式会社の2023年度第3四半期決算は、売上収益、営業利益ともに大幅な増加となり、好調な業績を示しました。人材支援サービスの堅調な推移に加え、エネルギー領域の販促支援サービスの拡大が大きく寄与しています。今後も成長が期待される事業構造となっているほか、楽天みん就の買収など、新たな成長機会の獲得にも注目していく必要がありそうです。
ポート株式会社の決算日や配当についてまとめました。
ポート株式会社は3月決算企業で、直近では2023年度第3四半期決算を発表しました。売上収益と営業利益は前年同期比で大幅な増加となり、好調な業績となっています。一方、現時点では配当の支払いはありませんが、事業拡大に向けた投資などに注力しているものと思われます。今後の業績推移に期待が高まっています。
