株式会社エヌ・シー・エヌの第29期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
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詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

株式会社エヌ・シー・エヌの2023年12月期第3四半期決算が発表されました。同社は木造住宅の構造設計を主力事業としており、エコロジーや省エネ性に優れた注目の企業です。今期の業績は新型コロナの影響が残るものの、大規模木造建築の分野は好調に推移しています。そのため、全体としては堅調な経営成績を収めることができました。今後も同社の成長が期待されています。

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企業情報

企業名: 株式会社エヌ・シー・エヌ
証券コード: E34716
決算期: 3月

株式会社エヌ・シー・エヌの決算日・決算時期(スケジュール)は?

株式会社エヌ・シー・エヌの決算期は3月です。第3四半期会計期間は2023年10月1日~2023年12月31日となります。

主な事業

株式会社エヌ・シー・エヌは、木造住宅の構造設計を主力事業としています。特に、自社開発の高耐震木造住宅「SE構法」の設計・施工管理サービスを中心に展開しています。また、大規模木造建築物やZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)の省エネ設計も行っています。持続可能な社会の実現に向けて、環境に優しい木造建築の普及に努めています。

今期の業績と利益率は?

第3四半期連結累計期間(2023年4月1日~2023年12月31日)の業績は、売上高が60.92億円となり、前年同期比で14.3%減少しました。一方で、営業利益は2,994万円と大幅に減益となりました。これは新型コロナの影響が残るなか、販売費及び一般管理費が増加したことが要因です。従って、営業利益率は0.5%と低水準となりました。

売上・利益の推移

会社の業績は2022年4月から2023年3月期にかけてやや低迷していますが、大規模木造建築分野は好調に推移しています。2023年4月から12月にかけての売上高は60.92億円となり、前年同期比で14.3%減少しました。一方で、営業利益は2,994万円と前年同期比91.3%減となりました。今後は新型コロナ収束や木材価格の安定化により、業績の改善が期待されます。

四半期連結貸借対照表について

2023年12月末時点の総資産は61.29億円となり、前期末比7.19億円減少しました。現金及び預金が減少したほか、売掛金や有償支給未収入金が減少したためです。一方、負債合計は40.25億円と前期末比5.61億円減少しました。主な要因は、買掛金や未払金の減少によるものです。純資産合計は21.04億円と前期末比1.58億円減少しました。

資産の部

流動資産は45.75億円で、前期末比5.44億円減少しました。現金及び預金が25.94億円と前期末比2.57億円減少したほか、売掛金や有償支給未収入金も減少しました。一方、固定資産は15.54億円と前期末比0.24億円増加しました。

負債の部

流動負債は29.65億円と前期末比5.28億円減少しました。主な要因は、買掛金やリース債務の減少です。固定負債は10.60億円と前期末比0.33億円減少しました。

純資産の部

純資産合計は21.04億円と前期末比1.58億円減少しました。これは主に親会社株主に帰属する当四半期純損失40.5百万円と配当金118.7百万円の支払いによるものです。自己資本比率は30.7%となっています。

ROAとROE

ROA(総資産利益率)は△0.7%、ROE(自己資本利益率)は△2.1%となりました。前年同期に比べROAとROEがともに大幅に悪化しています。これは営業利益が大幅に減少したことが主な要因です。今後の業績改善と自己資本の拡充により、ROAやROEの向上が期待されます。

キャッシュフロー

当第3四半期連結累計期間のキャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローが△120百万円、投資活動による支出が77百万円、財務活動によるキャッシュ・フローが△59百万円となりました。全体としてはキャッシュ・ポジションが減少しており、今後の設備投資や M&A など成長のための資金繰りに影響が出る可能性があります。

配当の支払額

第28期(2022年4月1日~2023年3月31日)の期末配当金は1株当たり40円が支払われました。また、第29期(2023年4月1日~2024年3月31日)の中間配当は行われていません。今後の配当方針については、業績動向を見ながら検討されるものと思われます。

今後の展望

2025年より木造住宅の省エネ基準が強化されるなか、同社の構造設計サービスへの需要が高まる可能性があります。また、大規模木造建築分野も好調に推移しており、今後の成長が期待されます。一方で、新型コロナの影響や原材料価格高騰など、経営環境の不確実性も依然として高い状況にあります。今後の経営管理の強化と事業領域の拡大により、業績回復と中長期的な企業価値の向上につなげていく必要があります。

編集部のまとめ

株式会社エヌ・シー・エヌは、木造住宅の構造設計を主力事業とする企業です。直近の第3四半期決算では、新型コロナの影響による減収減益となりましたが、省エネ基準の強化や大規模木造建築の需要増加など、同社の中長期的な成長が期待できる材料も見られます。今後の業績改善と株主還元政策の動向に注目が集まるでしょう。

株式会社エヌ・シー・エヌの決算日や配当についてまとめました。

株式会社エヌ・シー・エヌの決算期は3月で、第3四半期会計期間は2023年10月1日~2023年12月31日となります。また、第28期(2022年4月1日~2023年3月31日)の期末配当金は1株当たり40円が支払われています。今後の配当方針については、業績動向を見ながら検討されるものと期待されます。

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