ギークス株式会社の最新の決算報告が公表されました。IT人材サービス事業を中心に大きく業績を伸ばし、今後の成長にも注目が集まっている企業です。
企業情報
企業名: ギークス株式会社
証券コード: 70600
決算期: 2023年3月期
ギークス株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
ギークス株式会社の決算は3月期で、毎年4月から翌年3月までが会計年度となります。第3四半期決算は2023年12月31日が期末となっています。
主な事業
ギークス株式会社は、ITフリーランスのデータベースや、グローバルで活躍するITエンジニアの育成など、人材インフラを活かした事業を展開しています。
インターネットの普及により変化するニーズに柔軟に対応し、提供サービスの創造・進化に取り組んでいます。
今期の業績と利益率は?
当第3四半期連結累計期間の売上高は17,787百万円と、前年同期比で50.7%の大幅な増収となりました。一方で、営業利益は57百万円と前年同期比で85.1%減少しています。
利益率は低下したものの、引き続きIT人材の需要が高いことがうかがえます。
売上・利益の推移
ギークス株式会社は、IT人材事業(国内・海外)やG2 Studios事業など、複数の事業セグメントを展開しています。
過去3年の業績推移を見ると、売上高は増加傾向にありますが、利益面では第3四半期連結累計期間で一時的に減少しています。
今後、各事業の収支改善に向けた取り組みに注目が集まるでしょう。
四半期連結貸借対照表について
ギークス株式会社の財政状態は堅調に推移しています。資産合計は8,854百万円、負債合計は4,192百万円、純資産は4,662百万円となっています。
資産の部
流動資産は6,320百万円で、主な内訳は現金・預金や売掛金等です。固定資産は2,534百万円で、のれんや顧客関連資産など無形固定資産が大部分を占めています。
負債の部
流動負債は2,444百万円、固定負債は1,747百万円となっています。主な負債は未払金や長期借入金などです。
純資産の部
純資産は4,662百万円と前期末から減少しています。利益剰余金の減少や自己株式の増加などが主な要因です。
ROAとROE
ギークス株式会社のROA(総資産利益率)は前年同期比で低下し、0.6%となっています。一方、ROE(自己資本利益率)は△2.2%と赤字になりました。
これは利益の減少が主な要因と考えられ、収益性の改善に向けた取り組みが重要になってきています。
キャッシュフロー
当第3四半期連結累計期間のキャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローが275百万円の収入、投資活動によるキャッシュ・フローが194百万円の支出、財務活動によるキャッシュ・フローが341百万円の支出となっています。
全体としては260百万円の減少となり、手元流動性は若干低下しています。
配当の支払額
ギークス株式会社は、年2回の配当を実施しています。当期第3四半期までの配当金総額は103百万円となっています。
今後の業績動向を見ながら、株主還元策の検討も期待されます。
今後の展望
ギークス株式会社は、IT人材不足の解決に向けて、技術リソースのシェアリングやIT人材育成サービスの展開に注力しています。
国内外のITサービス需要の高まりを背景に、持続的な成長を目指していくことが期待されます。
編集部のまとめ
ギークス株式会社の決算は、IT人材事業を中心に大幅な増収を達成したものの、一時的な利益率の低下が課題となっています。
財務体質は健全で、今後の成長余力は高いと評価できるでしょう。
株主還元策の充実や、各事業の収支改善に向けた取り組みに注目が集まりそうです。
ギークス株式会社の決算日や配当についてまとめました。
ギークス株式会社の決算は3月期で、第3四半期の決算が2023年12月31日に行われました。また、年2回の配当を実施しており、当期第3四半期までの配当金総額は103百万円となっています。今後の業績次第では、さらなる株主還元に期待が集まるでしょう。