株式会社フレアス(以下、フレアス)の決算報告をお届けします。フレアスはマッサージやホスピス事業など、高齢化社会を支える注目の企業です。今期は売上高4,215,042千円と大幅増収となり、経常利益104,150千円と大幅な増益となりました。特に訪問マッサージやフランチャイズ事業が好調に推移し、介護サービス事業の拡大も加わって、全体として業績が大きく伸長しています。
企業情報
企業名: 株式会社フレアス
証券コード: E34725
決算期: 3月期
株式会社フレアスの決算日・決算時期(スケジュール)は?
フレアスの決算日は3月31日です。決算短信の提出は、2024年2月14日を予定しています。
主な事業
フレアスは、訪問マッサージサービスを主力事業とする企業です。加えて、フランチャイズ事業や施設系介護サービス事業、訪問看護事業などにも注力しています。特に最近は、ホスピス事業にも進出し、高齢化社会における多様なニーズに応えようとしています。
今期の業績と利益率は?
フレアスの今期の業績は大変良好で、売上高4,215,042千円、営業利益80,904千円、経常利益104,150千円と大幅な増収増益となりました。また、営業利益率1.9%、経常利益率2.5%と2ケタの利益率を確保することができました。特に施設系介護サービス事業の伸長やコストコントロールが奏功しています。
売上・利益の推移
フレアスの売上高は直近3年間で1.4倍の伸びを示しています。一方で営業利益は昨年同期のマイナス17,727千円から今期80,904千円と大きく改善しました。このように着実に業績を伸ばしてきており、今後も安定した成長が期待できます。
四半期連結貸借対照表について
フレアスの四半期連結貸借対照表を確認すると、資産総額が5,365,828千円と大きな規模となっています。特に固定資産が2,375,675千円と増加しており、施設系介護サービス事業の拡大に向けた投資が進んでいることがわかります。
資産の部
資産の部では、流動資産が2,990,152千円で前期比9.0%増加しています。現金及び預金が837,445千円と減少しましたが、売掛金や立替金が増加したことで全体としては増加しています。一方で固定資産は2,375,675千円と32.9%増加しており、有形固定資産の投資が進んでいることが特徴的です。
負債の部
負債の部では、流動負債が1,134,577千円、固定負債が2,473,408千円となっています。借入金の増加やリース債務の増加が主な要因です。負債比率は65.0%となっており、財務の健全性も確保されています。
純資産の部
純資産合計は1,757,842千円となっています。利益剰余金が1,168,577千円と前期比2.3%増加しており、着実な積み上げが進んでいます。自己資本比率は32.8%と一定の水準を維持しています。
ROAとROE
フレアスのROAは1.0%、ROEは2.9%となっています。前期からROAは改善しましたが、まだ低水準にあります。一方でROEは同水準を維持しており、株主資本の有効活用が進んでいると評価できます。今後はROAの改善にも注力していくことが課題です。
キャッシュフロー
フレアスのキャッシュフローは、営業活動によるキャッシュ・フローが124,312千円のプラスとなり、投資活動によるキャッシュ・フローは△322,130千円のマイナス、財務活動によるキャッシュ・フローは60,000千円のプラスとなりました。設備投資やM&Aなどの投資活動が活発に行われている一方で、営業活動からの資金造成も進んでおり、全体としては健全な資金繰りが維持されています。
配当の支払額
フレアスの配当金は、1株当たり10.57円を計上しています。前期に比べてほとんど変わらない水準を維持しており、着実な利益還元を行っています。今後も安定配当を続けていくと見込まれます。
今後の展望
フレアスは、訪問マッサージ事業を中心に順調に業績を伸ばしてきています。今後は介護施設のホスピス事業などの新規事業にも注力することで、更なる成長が期待されます。高齢化社会のニーズに応える企業として、さらなる飛躍が期待できそうです。
編集部のまとめ
フレアスは、訪問マッサージやホスピス事業など、高齢化社会に適応した事業を展開する企業です。直近の業績は大幅な増収増益となり、長期的に安定した成長が期待できます。また、配当も継続的に行われており、株主還元も重視されていることがわかりました。今後も注目の企業として期待していきたいと思います。
株式会社フレアスの決算日や配当についてまとめました。
株式会社フレアスの決算日は3月31日で、決算短信の提出は2024年2月14日を予定しています。配当金は1株当たり10.57円と、前期と同水準を維持しており、株主還元にも力を入れている企業といえます。今後も高齢化社会に適応したサービスを展開し、安定的な成長が期待できる企業だと言えるでしょう。