株式会社Birdmanの2024年3月期第3四半期決算は、新たな挑戦と共に順調に推移していると言えそうです。売上高は1,971,936千円と前年同期比43.6%減となりましたが、MX事業やEX事業における新規事業への取り組みが進み、長期的な成長に向けて前進しています。今後ますます注目されるコンテンツ産業での展開に期待が高まっています。
企業情報
企業名: 株式会社Birdman
証券コード: E34748
決算期: 2024年6月期
株式会社Birdmanの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社Birdmanの決算日は6月30日です。決算発表時期は毎年5月となっています。
主な事業
株式会社Birdmanは、マーケティング・トランスフォーメーション事業(MX事業)とエンターテインメント・トランスフォーメーション事業(EX事業)の2つの事業を展開しています。MX事業ではブランディングやデジタルマーケティング、EX事業では次世代エンターテイナーの発掘・育成に取り組んでおり、両事業のシナジーを生かしながら事業拡大を目指しています。
今期の業績と利益率は?
当第3四半期の業績は、売上高1,971,936千円、経常損失995,001千円と厳しい状況となりました。しかし、新規事業の立ち上げや事業基盤の強化に向けた先行投資を行ったことが影響しています。収益性の改善に向け、さらなる事業基盤の強化に取り組んでいきます。
売上・利益の推移
前年同期と比較すると、売上高は43.6%減となっています。一方で、営業利益は178,231千円から993,696千円の営業損失となり、経常利益も167,501千円から995,001千円の経常損失に転じています。新規事業への先行投資や一時的な費用の増加によるものですが、中長期的な成長への布石と捉えることができます。
四半期連結貸借対照表について
当第3四半期末の連結貸借対照表は、総資産2,065,550千円、負債2,875,370千円、純資産△809,820千円となっています。一時的な債務超過となっていますが、後述の通り増資による財務基盤の強化を図っています。
資産の部
当第3四半期末の資産は1,904,770千円の流動資産と160,779千円の固定資産で構成されており、前期末比737,993千円の減少となっています。主な要因は現金及び預金の減少によるものです。
負債の部
当第3四半期末の負債は2,391,444千円の流動負債と483,926千円の固定負債で構成されており、前期末比475,640千円の増加となっています。短期借入金の増加が主な要因です。
純資産の部
当第3四半期末の純資産は△809,820千円となっており、前期末比1,322,375千円の減少となっています。親会社株主に帰属する四半期純損失の計上により利益剰余金が減少したことが主な要因です。
ROAとROE
当第3四半期のROA(総資産利益率)はマイナス39.3%、ROE(自己資本利益率)はマイナス258.4%となっています。一時的な債務超過により、いずれの指標も低下しています。今後の増資による財務基盤の強化と収益性の改善に期待が高まります。
キャッシュフロー
当第3四半期のキャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローがマイナス860,960千円と大幅なマイナスとなっています。新規事業への先行投資などにより資金が流出したことが要因です。財務活動によるキャッシュ・フローはプラスを確保しており、株式発行による資金調達を行っています。
配当の支払額
当期の配当につきましては、未定となっています。今後の業績動向を見ながら、株主還元策についても検討していく予定です。
今後の展望
株式会社Birdmanは、新規事業への先行投資を行い、中長期的な成長に向けた基盤づくりを進めています。特に、次世代エンターテインメント分野での取り組みや、IPの創出・活用に注力しており、今後の展開が期待されます。また、2024年5月に増資を実施し、財務基盤の強化も図っており、事業拡大に向けて前進していくと考えられます。
編集部のまとめ
株式会社Birdmanの2024年3月期第3四半期決算は、一時的な減収減益となりましたが、新規事業への積極的な投資を行い、中長期的な成長につなげる布石となっています。MX事業とEX事業のシナジーを生かし、コンテンツ産業でのプレゼンス拡大を目指しています。また、2024年5月の増資により財務基盤も強化されており、今後の業績回復と持続的な成長が期待できる決算内容だと言えるでしょう。
株式会社Birdmanの決算日や配当についてまとめました。
株式会社Birdmanの決算日は6月30日、決算発表時期は毎年5月となっています。また、当期の配当につきましては未定となっています。業績動向を見ながら、株主還元策についても検討していく予定です。