今期の決算を分析してみると、株式会社インティメート・マージャーは好調な業績を収めていることがわかりました。売上高は797,877千円と前年同期比0.4%増と堅調に推移しています。経常利益も35,463千円と、前年同期比53.9%減となりましたが、引き続き良好な収益性を維持しています。同社のビジネスモデルや成長戦略に注目が集まりそうですね。
企業情報
企業名: 株式会社インティメート・マージャー
証券コード: 70720
決算期: 2023年9月期
株式会社インティメート・マージャーの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社インティメート・マージャーの決算日は9月30日です。また、決算発表のスケジュールは11月中旬頃に第4四半期決算を、2月中旬頃に第2四半期決算を発表しています。
主な事業
株式会社インティメート・マージャーは、DMPを中心としたマーケティング支援や、データマネジメント・データアナリティクスサービスなどを提供しています。インターネット広告市場に強みを持ち、主要企業のデジタルマーケティング支援を行っています。
今期の業績と利益率は?
今期の売上高は797,877千円と前年同期比0.4%増加しました。営業利益は35,470千円と前年同期比53.1%減少したものの、依然として高い収益性を維持しています。売上総利益率も25.2%と堅調な水準を保っています。
売上・利益の推移
同社の売上高は2022年9月期に2,982,406千円と大幅に増加しました。一方で、経常利益は2021年9月期の166,762千円をピークに減少傾向にあります。これは一部業務の外注化や収益性の低い商材の伸長により、売上総利益率が低下したためです。
四半期連結貸借対照表について
株式会社インティメート・マージャーの2023年12月末時点の四半期連結貸借対照表を見てみると、総資産は2,173,230千円と前連結会計年度末に比べ80,139千円増加しています。一方、負債合計は614,757千円と52,825千円増加しています。
資産の部
流動資産は2,100,121千円と前連結会計年度末に比べ81,968千円増加しています。これは主に売掛金が61,630千円増加したことによるものです。固定資産は73,034千円と前連結会計年度末に比べ1,814千円減少しました。
負債の部
流動負債は508,457千円と前連結会計年度末に比べ52,825千円増加しています。これは主に買掛金が76,704千円増加したことによるものです。固定負債は106,300千円と前連結会計年度末から変動はありません。
純資産の部
純資産合計は1,558,472千円と前連結会計年度末に比べ27,314千円増加しています。これは主に資本金と資本剰余金がそれぞれ977千円増加したこと、また親会社株主に帰属する四半期純利益23,953千円の計上によるものです。
ROAとROE
株式会社インティメート・マージャーのROA(総資産経常利益率)は1.6%、ROE(自己資本当期純利益率)は1.5%となっています。前年同期と比較すると、ROAは1.1ポイント、ROEは1.4ポイント低下しましたが、依然として高い水準を維持しています。これは一時的な費用増加による一時的な影響と考えられます。
キャッシュフロー
当第1四半期のキャッシュ・フローの状況は開示されていません。直近の第11期通期の情報によると、営業活動によるキャッシュ・フローは207,858千円の収入、投資活動によるキャッシュ・フローは26,771千円の支出、財務活動によるキャッシュ・フローは25,998千円の支出となっており、全体としては堅調な資金繰りが続いています。
配当の支払額
株式会社インティメート・マージャーは、第1四半期連結累計期間においては配当の支払いはありませんでした。最近の第11期通期では1株当たり年間配当金を10円としており、配当性向は32.5%となっています。今後も一定水準の配当を継続する方針のようです。
今後の展望
同社は今後もインターネット広告市場の成長を取り込み、事業拡大を目指していく方針です。特に、Cookieレス対応のソリューションに注力しており、需要の高まりに合わせて当該分野での競争優位を確立していく考えです。また、M&Aも含めた外部成長戦略への期待も高まっています。
編集部のまとめ
株式会社インティメート・マージャーは、DMP事業を中心に堅調な業績を収めています。売上高は緩やかな増加傾向にあり、利益水準も高水準を維持しています。今後はCookieレス対応ソリューションなどに注力し、さらなる成長が期待されます。同社の株価にも今後の動向が注目されそうですね。
株式会社インティメート・マージャーの決算日や配当についてまとめました。
株式会社インティメート・マージャーの決算日は9月30日です。第1四半期決算では配当はありませんでしたが、直近の第11期通期では1株10円の配当を実施しています。今後も一定水準の配当を継続する方針のようですので、同社の株主還元に期待が寄せられています。