株式会社QLSホールディングスの決算報告書を見てみると、このお会社は保育事業、介護福祉事業、人材派遣事業を中心に事業を展開し、順調に成長を続けている印象です。売上高や営業利益も前年同期比で大きく伸びており、業績が好調であることが分かります。今後も需要が高まる高齢化対策や子育て支援の分野で、着実に収益を積み上げていってほしいですね。
企業情報
企業名: 株式会社QLSホールディングス
証券コード: E35344
決算期: 3月31日
株式会社QLSホールディングスの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社QLSホールディングスの決算日は3月31日です。決算時期は年に4回、第1四半期(4月1日~6月30日)、第2四半期(7月1日~9月30日)、第3四半期(10月1日~12月31日)、第4四半期(1月1日~3月31日)に行われます。
主な事業
株式会社QLSホールディングスは、保育事業、介護福祉事業、人材派遣事業を中心に事業を展開しています。保育事業では運営する保育園の拡大に注力しており、介護福祉事業では訪問介護や居宅介護支援などのサービスを提供しています。また、人材派遣事業では自動車メーカーなどへの人材派遣も手がけています。近年は保育と介護の両分野で事業を強化し、グループ全体の事業規模を着実に拡大させています。
今期の業績と利益率は?
株式会社QLSホールディングスの当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高が5,980,516千円、営業利益が251,545千円、経常利益が250,344千円、親会社株主に帰属する四半期純利益が159,438千円と、いずれも前年同期比で大幅に増加しています。利益率も高水準を維持しており、保育や介護の分野で順調に事業が拡大している様子がうかがえます。
売上・利益の推移
株式会社QLSホールディングスの過去3年間の売上高は、2022年3月期が6,923,241千円、2023年3月期が5,034,993千円、そして当期は5,980,516千円と推移しています。利益面でも、経常利益は2022年3月期が229,353千円、2023年3月期が207,774千円、そして当期は250,344千円と増加傾向にあります。保育事業や介護福祉事業、人材派遣事業が好調に推移しており、グループ全体の業績は順調に推移しています。
四半期連結貸借対照表について
株式会社QLSホールディングスの四半期連結貸借対照表を見ると、総資産は3,892,010千円となっています。前連結会計年度末と比べ123,304千円増加しており、事業拡大に伴い資産が着実に増加しているようです。また、負債合計は2,844,186千円で前連結会計年度末から155,734千円減少しています。一方、純資産は1,047,824千円と、前連結会計年度末から279,038千円増加しており、財務体質の改善が進んでいます。
資産の部
資産の部では、流動資産が2,337,795千円と前連結会計年度末から161,832千円増加しています。一方、固定資産は1,554,214千円と、38,527千円減少しています。事業拡大に伴い現金及び預金が増加するなど、財務体質の改善が進んでいます。
負債の部
負債の部では、流動負債が1,603,776千円と前連結会計年度末から164,586千円増加しています。一方、固定負債は1,240,409千円と、320,321千円減少しています。長期借入金の返済などにより、負債の削減が進んでいます。
純資産の部
純資産の部では、当第3四半期連結会計期間末の純資産は1,047,824千円と、前連結会計年度末から279,038千円増加しています。これは主に、新株発行による資本金及び資本剰余金の増加や、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上によるものです。自己資本比率も26.9%と、財務体質の改善が進んでいます。
ROAとROE
株式会社QLSホールディングスのROA(総資産利益率)は4.1%、ROE(自己資本利益率)は19.1%となっています。前年同期と比べてROAは下がったものの、ROEは大幅に改善しています。これは、事業の拡大に伴う資産の増加により総資産が増加したものの、自己資本が大幅に増加したことで自己資本利益率が向上したためと考えられます。今後も事業が順調に拡大していけば、収益性の改善も期待できるでしょう。
キャッシュフロー
当第3四半期連結累計期間のキャッシュ・フローを見ると、営業活動によるキャッシュ・フローは350,719千円の収入となっています。一方で、投資活動によるキャッシュ・フローは184,303千円の支出となっており、主に有形固定資産の取得によるものです。また、財務活動によるキャッシュ・フローは96,805千円の支出となっています。全体としてキャッシュポジションは改善傾向にあり、事業拡大に向けた投資も積極的に行われていると言えるでしょう。
配当の支払額
株式会社QLSホールディングスは、当第3四半期連結累計期間中に配当の支払いは行っていません。成長段階の企業として、内部留保の充実を優先しているものと考えられます。今後、業績や財務状況の改善が進めば、株主還元の強化も期待できるかもしれません。
今後の展望
株式会社QLSホールディングスは、保育事業、介護福祉事業、人材派遣事業を中心に事業を展開しており、高齢化社会やワーキングマザーの増加など、市場環境の変化に合わせて事業を広げてきました。今後も、これらのコア事業の強化に加え、事業の多角化や新規事業の立ち上げなどにより、持続的な成長を目指していくものと思われます。また、財務体質の改善にも注力しており、今後の業績拡大と株主還元の充実が期待できる企業といえるでしょう。
編集部のまとめ
株式会社QLSホールディングスの決算報告では、保育事業、介護福祉事業、人材派遣事業が好調に推移しており、売上高や利益が大幅に増加するなど、順調な業績を示しています。一方で、財務体質の改善にも取り組んでおり、自己資本比率が上昇するなど、健全な財務基盤を築きつつあることも分かりました。今後も、事業基盤の強化と新規事業の展開により、持続的な成長を遂げていくことが期待できる企業だと言えるでしょう。
株式会社QLSホールディングスの決算日や配当についてまとめました。
株式会社QLSホールディングスの決算日は3月31日で、年4回の四半期決算を行っています。当第3四半期連結累計期間の業績は好調で、売上高5,980,516千円、経常利益250,344千円と大幅に増加しました。一方で、配当の支払いは行っていないものの、内部留保の充実によって財務体質の改善が進んでいます。今後も保育や介護の分野で着実に事業を拡大し、株主価値の向上につなげていくことが期待されます。