名南M&A株式会社は、大企業が中小企業を買収するためのM&A仲介サービスを展開している企業です。 この度、同社の四半期報告書の内容をご紹介させていただきます。
企業情報
企業名: 名南M&A株式会社
証券コード: 70760
決算期: 毎年9月30日
名南M&A株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
名南M&A株式会社は、毎年9月30日を決算日としています。 ですので、今回の四半期報告書は、2023年10月1日から2024年3月31日までの第2四半期の業績となっています。
主な事業
名南M&A株式会社は、M&A仲介事業を主な事業としています。 具体的には、大企業が中小企業を買収する際のM&A仲介サービスを行っています。 各企業のニーズを把握し、最適なM&Aのマッチングを行うことが同社の強みとなっています。
今期の業績と利益率は?
当第2四半期累計期間の売上高は793,263千円と、前年同期比41.2%の増加となりました。 また、経常利益は140,520千円と大幅な増益となっています。利益率も高く、同社の業績は順調に推移していると言えます。
売上・利益の推移
過去3年間の業績を見ると、売上高は着実に増加してきています。利益面でも、前年同期の経常損失から一転して大幅な経常利益を計上するなど、業績は好調に推移しています。 同社のM&A仲介サービスに対する需要が高まっていることがうかがえます。
四半期連結貸借対照表について
当第2四半期会計期間末の財政状態は、総資産が1,839,858千円、負債が223,353千円、純資産が1,616,505千円となっています。 資産は前事業年度末から28,477千円増加し、負債は47,415千円減少、純資産は75,892千円増加しています。
資産の部
資産の部では、流動資産が1,409,076千円と前事業年度末から25,718千円増加しています。 一方で、固定資産が430,782千円と2,758千円増加しています。 現金及び預金が減少した一方で、売掛金や投資有価証券が増加したことが主な要因です。
負債の部
負債の部では、流動負債が223,353千円と前事業年度末から47,415千円減少しています。 これは主に、未払費用の減少によるものです。 一方で、賞与引当金が50,196千円増加しています。
純資産の部
純資産の部では、1,616,505千円と前事業年度末から75,892千円増加しています。 これは主に、利益剰余金が77,376千円増加したことによるものです。
ROAとROE
名南M&A株式会社のROA(総資産経常利益率)は7.6%、ROE(自己資本利益率)は8.7%となっています。 前年同期と比較すると大幅に改善されており、収益性の向上が伺えます。 これは、M&A仲介事業の需要増加により、売上高と利益が増加したことが主な要因です。
キャッシュフロー
当第2四半期累計期間のキャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローが27,431千円の収入、投資活動によるキャッシュ・フローが30,259千円の支出、財務活動によるキャッシュ・フローが15,741千円の支出となっています。 現金及び現金同等物の四半期末残高は1,334,941千円と、引き続き健全な財務体質を維持しています。
配当の支払額
当第2四半期累計期間において、1株当たり5円の配当を実施しています。 前年同期と同水準の配当となっており、株主還元にも積極的に取り組んでいることがわかります。
今後の展望
今後は、M&A仲介事業の更なる拡大に加え、ベンチャーファンド運営によるスタートアップ企業のM&A支援や、TOKYO PRO Marketの上場支援など、 企業のライフステージに合わせた幅広いコンサルティングサービスの提供にも注力していく方針です。 これらの取り組みにより、更なる業績の向上が期待できると考えられます。
編集部のまとめ
名南M&A株式会社は、M&A仲介事業を中心に順調に業績を伸ばしている企業です。 売上高、利益ともに増加傾向にあり、収益性の高さが特徴です。 今後は、ベンチャー支援やTOKYO PRO Market上場支援など、企業のライフステージに合わせたサービスを拡充していくことで、更なる成長が期待できそうです。
名南M&A株式会社の決算日や配当についてまとめました。
名南M&A株式会社の決算日は毎年9月30日で、今回の四半期報告書は2023年10月1日から2024年3月31日までの第2四半期の業績となっています。 また、同社は1株当たり5円の配当を実施しており、株主還元にも積極的に取り組んでいます。