INCLUSIVE株式会社の最新四半期決算が発表されました。同社は、メディア&コンテンツ事業、企画&プロデュース事業、食関連事業などを手がける総合プロモーション企業です。今期の業績は好調で、売上高が前年同期比22.1%増の3,743,778千円、経常損失は224,578千円と大幅に改善しました。今後はメディア、企画&プロデュース、食関連に加えて、地域ブランディングや宇宙関連事業など新分野にも注力していく方針です。
企業情報
企業名: INCLUSIVE株式会社
証券コード: 70780
決算期: 3月期
INCLUSIVE株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
INCLUSIVE株式会社の決算期は3月期で、通常3月末に決算を行い、4月下旬に決算発表を行っています。
主な事業
INCLUSIVE株式会社は、メディア&コンテンツ事業、企画&プロデュース事業、食関連事業の3つのセグメントを主力事業としています。メディア&コンテンツ事業では、インターネット上でユーザーを集客し、広告収益や個人ユーザーからのコンテンツ課金で収益を上げています。企画&プロデュース事業では、企業のブランディングやプロモーション関連サービスを提供しています。食関連事業では、創業200年を超える老舗料亭「下鴨茶寮」を基盤にした各種飲食サービスを展開しています。
今期の業績と利益率は?
INCLUSIVE株式会社の当第3四半期連結累計期間の業績は好調で、売上高は3,743,778千円と前年同期比22.1%増加しました。一方で、経常損失は224,578千円と前年同期の経常損失391,562千円から大幅に改善しています。これにより、同社の収益性も向上し、業績は順調に推移しているといえます。
売上・利益の推移
INCLUSIVE株式会社の直近3年間の売上高は4,804,631千円、3,065,672千円、3,743,778千円と推移しています。利益面では、直近3年間の経常損失が347,259千円、391,562千円、224,578千円と改善傾向にあります。メディア&コンテンツ事業や企画&プロデュース事業の好調な業績が全社の収益力向上に貢献しています。
四半期連結貸借対照表について
INCLUSIVE株式会社の当第3四半期連結会計期間末の四半期連結貸借対照表を見ると、資産合計は5,427,827千円となっています。前期末比では、流動資産が184,246千円増加し、固定資産が270,194千円減少しているのが特徴的です。一方、負債合計は1,976,346千円で、前期末比465,761千円減少しています。
資産の部
当第3四半期連結会計期間末の資産の部は5,427,827千円で、前期末比86,137千円減少しています。流動資産は2,811,129千円と前期末比増加しましたが、固定資産が2,616,603千円と前期末より減少しています。
負債の部
当第3四半期連結会計期間末の負債の部は1,976,346千円で、前期末比465,761千円減少しています。流動負債が962,325千円、固定負債が1,014,021千円となっています。有利子負債の削減や事業損失引当金の減少などが主な要因です。
純資産の部
当第3四半期連結会計期間末の純資産の部は3,451,481千円で、前期末比379,625千円増加しています。親会社株主に帰属する四半期純利益416,453千円の計上により、利益剰余金が増加しています。自己資本比率も52.8%と健全な水準を維持しています。
ROAとROE
INCLUSIVE株式会社の直近3年間のROAは、2.2%、-7.1%、7.6%と推移しています。一方、ROEは、-29.7%、-16.3%、12.1%と大きく変動しています。ROAは改善傾向にあり、収益性の向上が見られます。一方、ROEは株主資本の効率的な運用が課題だったものの、現在は好転の兆しが見られます。
キャッシュフロー
INCLUSIVE株式会社の当第3四半期連結累計期間のキャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローが240,950千円のプラス、投資活動によるキャッシュ・フローが△78,660千円のマイナス、財務活動によるキャッシュ・フローが118,451千円のプラスとなっています。全体としては、280,742千円の現金及び現金同等物の増加となっています。
配当の支払額
INCLUSIVE株式会社は、直近3年間配当を実施しておらず、内部留保の充実に努めてきました。今後は安定的な収益基盤の確立を目指し、配当の実施も検討していくと考えられます。
今後の展望
INCLUSIVE株式会社は、メディア、企画&プロデュース、食関連に加えて、地域ブランディング(地域創生)事業や宇宙関連(衛星データ関連)事業など、新たな事業領域にも注力していく方針です。これらの新分野での事業展開を通じて、社会全般に価値を還元できる企業となることを目指しています。今後の更なる業績拡大が期待されます。
編集部のまとめ
INCLUSIVE株式会社の最新四半期決算は、売上高が前年同期比22.1%増の3,743,778千円、経常損失が224,578千円と大幅に改善するなど、好業績となりました。メディア&コンテンツ事業や企画&プロデュース事業の好調が全社の収益力向上に貢献しています。今後は新分野への事業展開にも注力し、さらなる成長が期待されます。
INCLUSIVE株式会社の決算日や配当についてまとめました。
INCLUSIVE株式会社の決算期は3月期で、通常3月末に決算を行い、4月下旬に決算発表を行っています。また、同社は直近3年間配当を実施しておらず、内部留保の充実に努めてきましたが、今後は安定的な収益基盤の確立を目指し、配当の実施も検討していくと考えられます。