株式会社カーブスホールディングスの決算報告書を見ると、業績が好調に推移しており、投資家の期待を裏切らない内容となっています。同社は「健康寿命の延伸」に寄与する「女性専用フィットネス『カーブス』」を展開し、会員数も順調に増加しています。今期の売上高、営業利益、経常利益、四半期純利益はいずれも前年同期比で増加しており、利益率も向上している良好な状況です。
企業情報
企業名: 株式会社カーブスホールディングス
証券コード: E35488
決算期: 8月
株式会社カーブスホールディングスの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社カーブスホールディングスの決算日は8月31日です。決算発表は11月下旬に行われます。
主な事業
株式会社カーブスホールディングスは、「女性専用フィットネス『カーブス』」を中心とした事業を展開しています。同社は「地域密着の健康インフラ」を目指しており、顧客サービスの強化による会員満足度の向上や、会員数と店舗網の拡大に取り組んでいます。オンラインフィットネスサービス「おうちでカーブス」も展開し、顧客ニーズに合わせたサービスを提供しています。
今期の業績と利益率は?
当第1四半期の業績は好調で、売上高は75億44百万円と前年同期比8.8%増加しています。営業利益は10億36百万円と前年同期比63.9%増加し、営業利益率も13.7%と高水準を維持しています。経常利益は10億53百万円と前年同期比46.2%増加し、親会社株主に帰属する四半期純利益は6億66百万円と前年同期比42.9%増加しています。
売上・利益の推移
直近3期の売上高と利益の推移を見ると、売上高は増加基調にあり、利益も順調に拡大しています。特に当第1四半期は大幅な増益となっており、健全な業績の継続が期待できます。
四半期連結貸借対照表について
株式会社カーブスホールディングスの四半期連結貸借対照表を見ると、資産合計は389億2百万円となっています。負債は231億11百万円で、純資産は157億90百万円と、健全な財務体質を維持しています。
資産の部
資産の部では、流動資産が138億76百万円、固定資産が250億26百万円となっています。固定資産の中でものれんや商標権などの無形固定資産が235億79百万円と大きな割合を占めていることが特徴です。
負債の部
負債の部では、流動負債が105億3百万円、固定負債が126億8百万円となっています。長期借入金が主な固定負債となっています。
純資産の部
純資産の部では、株主資本が108億19百万円、その他の包括利益累計額が49億71百万円となっています。自己資本比率は40.6%と健全な水準を維持しています。
ROAとROE
株式会社カーブスホールディングスのROA(総資産経常利益率)は2.7%、ROE(自己資本当期純利益率)は4.2%となっています。両指標ともに前年同期と比べ改善しており、収益性と資本効率性が向上していると評価できます。
キャッシュフロー
当第1四半期のキャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローがプラスとなっています。一方で投資活動によるキャッシュ・フローはマイナスとなっており、設備投資などに資金が使われています。財務活動によるキャッシュ・フローもマイナスとなっており、債務の返済などが行われています。
配当の支払額
株式会社カーブスホールディングスは、株主還元に積極的に取り組んでいます。2023年11月22日の定時株主総会において、1株当たり5円の期末配当が決定されました。前年同期と比べ1.5円増加しており、着実に株主還元を行っています。
今後の展望
株式会社カーブスホールディングスは、会員数拡大と店舗網の拡大を目指しています。オンラインフィットネスサービスの積極的な展開や、退会防止策の強化など、顧客満足度の向上に取り組んでいます。今後も健康寿命の延伸に寄与するサービスを提供し、持続的な成長が期待されます。
編集部のまとめ
株式会社カーブスホールディングスの決算では、売上高、利益ともに前年同期を大幅に上回る好業績となりました。会員数の増加や店舗網の拡大、オンラインサービスの展開など、同社の成長戦略が奏功している様子が伺えます。健全な財務体質と積極的な株主還元も高評価に値するでしょう。今後も同社の持続的な成長が期待されます。
株式会社カーブスホールディングスの決算日や配当についてまとめました。
株式会社カーブスホールディングスの決算日は8月31日で、11月下旬に決算発表を行っています。また、同社は1株当たり5円の期末配当を実施しており、前年より増配となっています。株主還元に積極的に取り組む姿勢が窺えます。