株式会社カーブスホールディングスの直近の決算報告を見ると、順調な業績推移が確認できました。売上高は前年同期比19.5%増加し、営業利益も43.9%も伸びています。経常利益も50.0%増と大幅な増益となりました。会員数も前年同期比2.8万人増加と順調です。
企業情報
企業名: 株式会社カーブスホールディングス
証券コード: E35488
決算期: 2024年8月期
株式会社カーブスホールディングスの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社カーブスホールディングスの決算期は8月末日です。第3四半期は2024年5月31日までとなっており、四半期財務報告書を適時に提出していますね。
主な事業
株式会社カーブスホールディングスは、「女性だけの30分フィットネス カーブス」を中心とするフィットネス事業を手掛けている企業です。健康寿命の延伸に寄与することで、地域に密着した健康インフラとしての役割を果たしています。また、オンラインサービス「おうちでカーブス」の提供や海外事業の展開にも注力しており、事業領域の拡大を図っています。
今期の業績と利益率は?
当第3四半期連結累計期間の売上高は265億11百万円と前年同期比19.5%の大幅増収となりました。また、営業利益は44億54百万円となり、前年同期比43.9%増と大幅な増益基調です。これにより、16.8%という高い営業利益率を実現しています。
売上・利益の推移
過去3年間の売上高と利益の推移を見ると、順調な増収増益が続いていることがわかります。特に当期は19.5%の増収、50.0%の経常利益増と大幅な業績拡大を果たしています。会員数も前年同期比2.8万人増加するなど、事業基盤の強化が進んでいます。
四半期連結貸借対照表について
当第3四半期連結会計期間末の総資産は392億29百万円となり、前連結会計年度末に比べ0.3%増加しています。負債合計は215億47百万円と、前連結会計年度末比10.4%減少しました。純資産は176億82百万円で、前連結会計年度末比17.3%増加しています。
資産の部
流動資産は143億97百万円、固定資産は248億31百万円となっています。特に無形固定資産のうちのれんと商標権が231億95百万円と大きな割合を占めています。
負債の部
流動負債は106億28百万円、固定負債は109億18百万円となっています。長期借入金が大幅に減少し、財務体質の改善が進んでいます。
純資産の部
株主資本は125億15百万円、為替換算調整勘定は51億67百万円となっています。自己資本比率は45.1%と健全な水準を維持しています。
ROAとROE
当第3四半期連結会計期間末のROAは7.5%、ROEは13.6%となっています。前年同期と比べ、両指標とも大幅に改善されており、経営効率が向上していることが分かります。これは売上高や利益の増加、財務体質の改善などによるものです。
キャッシュフロー
当第3四半期連結累計期間のキャッシュ・フローは開示されていませんが、営業活動によるキャッシュ・フローの増加と、有利子負債の削減による財務活動によるキャッシュ・フローの減少が見られると考えられます。この結果、手元資金が減少傾向にあるものの、財務体質の強化が進んでいると推測されます。
配当の支払額
株式会社カーブスホールディングスは、1株当たり11円の配当を行う予定です。この金額は前期より2円増加しており、株主への還元も強化されています。また、自己株式の処分も進めており、株主還元策の一環として評価できます。
今後の展望
株式会社カーブスホールディングスは、会員数の増加とフィットネスサービスの高付加価値化に注力しています。オンラインサービスの強化やブランド力向上、海外展開の加速など、事業基盤の拡大に積極的に取り組んでおり、今後の業績拡大が期待できます。また、健全な財務体質の維持と株主還元の強化にも注力しており、中長期的な企業価値向上が期待されます。
編集部のまとめ
株式会社カーブスホールディングスの決算は、引き続き好調な業績を維持しており、売上高、利益ともに大幅な増加を遂げています。会員数の拡大やオンラインサービスの強化など、事業基盤の強化が順調に進展していることがわかります。また、借入金の削減などにより財務体質も改善され、ROAやROEも大幅に向上しています。今後も中長期的な企業価値向上が期待できる企業だと言えるでしょう。
株式会社カーブスホールディングスの決算日や配当についてまとめました。
株式会社カーブスホールディングスの決算日は8月末日で、第3四半期は2024年5月31日までとなっています。また、1株当たり11円の配当を行う予定で、前期から2円増加しています。順調な業績を背景に、株主還元も強化される見通しです。