株式会社きずなホールディングスの決算報告について分析しました。
この企業は葬儀業界の大手企業で、最近は積極的な出店を行い、業績も好調に推移しています。
企業情報
企業名: 株式会社きずなホールディングス
証券コード: E35495
決算期: 2023年6月1日~2024年5月31日
株式会社きずなホールディングスの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社きずなホールディングスの決算日は5月31日で、定期的に年1回の決算を行っています。
第3四半期まで発表されている2024年5月期の決算スケジュールは、2024年4月12日に第3四半期報告書を発表しました。
主な事業
株式会社きずなホールディングスは、葬儀事業を中心に事業を展開しています。
直営のホールで葬儀を請け負う「葬儀施行業」と、インターネットを活用した「ネット集客業」の2つの事業を手掛けています。
葬儀事業の中でも、独自のオーダーメイド型の葬儀プラン「オリジナルプラン」の提案に力を入れています。
今期の業績と利益率は?
当第3四半期連結累計期間の業績は、売上収益9,004百万円(前年同期比15.4%増)、営業利益1,022百万円(同7.7%増)、親会社の所有者に帰属する四半期利益597百万円(同13.3%増)と順調に推移しています。
売上高営業利益率は11.4%と高水準を維持しており、業績は好調と言えます。
売上・利益の推移
直営ホール数の積極的な拡大と、オリジナルプランの販売比率向上により、売上収益は前年同期比15.4%増加しています。
また、葬儀単価の上昇も寄与し、営業利益は前年同期比7.7%増加しています。
今後も、出店とオリジナルプランの提案強化により、着実に売上と利益を伸ばしていくことが期待されます。
四半期連結貸借対照表について
当第3四半期連結会計期間末における資産合計は32,109百万円となりました。
前期末より3,866百万円増加しています。
資産の部
資産の部は前期末に比べ3,715百万円増加しており、主に新店舗の出店に伴う有形固定資産の増加(1,003百万円)と使用権資産の増加(2,674百万円)が要因です。
負債の部
負債の部は前期末に比べ3,259百万円増加しています。
これは主に、リース負債の増加(2,632百万円)によるものです。
純資産の部
純資産の部は前期末に比べ607百万円増加し、5,863百万円となりました。
利益剰余金の増加が主な要因です。
ROAとROE
ROAは1.9%、ROEは10.2%となっています。
これらの指標は前期末と比べて低下しているものの、いずれも一定水準を維持しており、財務健全性は良好と言えます。
今後も積極的な出店投資を行っていく中で、収益性の向上により指標の改善が期待されます。
キャッシュフロー
当第3四半期連結累計期間のキャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローが1,918百万円の収入、投資活動によるキャッシュ・フローが1,503百万円の支出、財務活動によるキャッシュ・フローが337百万円の支出となっています。
現金及び現金同等物の当第3四半期連結会計期間末残高は1,532百万円となりました。
配当の支払額
当期は配当の支払いはありません。
株主還元については、財務状況を勘案しつつ、成長投資と適切なバランスをとりながら検討していくものと考えられます。
今後の展望
今後の施策として、年間20ホールの新店舗出店を掲げており、引き続き積極的な出店を行っていく方針です。
また、オリジナルプランの提案強化により、葬儀単価の向上にも取り組んでいくとしています。
今後も継続的な成長が期待できる企業と言えるでしょう。
編集部のまとめ
株式会社きずなホールディングスは、葬儀業界のリーディングカンパニーとして高い収益性と健全な財務体質を維持しています。
積極的な出店と独自プランの提案により、着実に業績を伸ばしています。
今後も持続的な成長が期待できる有望な企業だと評価できます。
株式会社きずなホールディングスの決算日や配当についてまとめました。
この企業の決算日は5月31日で、年1回の定期決算を行っています。
第3四半期までの決算は2024年4月12日に発表されました。
一方で、配当については現時点で支払いはありませんが、今後の成長投資と株主還元のバランスに注目していく必要があります。