株式会社リグアの最新の決算情報をお届けします。リグアは、ヘルスケア分野とファイナンシャル分野で事業を展開する企業です。今回の決算では、売上高が33.1%増加し、営業利益が111百万円と大幅な改善を果たしました。主な要因は、IFMC.技術を活用したヘルスケア商品の販売が好調だったことや、保険代理店やIFAなどのファイナンシャル事業が堅調に推移したことです。
今後の展望としては、「人生から不安をなくし、生きるをサポートする」というブランドパーパスのもと、「からだ」と「おかね」に関する二つの大きな『不安』をなくしていくことで、誰もが心から豊かで前向きになる社会の実現を目指していきます。
企業情報
企業名: 株式会社リグア
証券コード: E33790
決算期: 2024年3月期
株式会社リグアの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社リグアの決算日は3月31日で、第3四半期決算は2023年12月31日に行われました。
主な事業
株式会社リグアは、ヘルスケア分野とファイナンシャル分野の2つの事業を展開しています。ヘルスケア分野では、接骨院向けのソフトウェア、機材・消耗品の販売、経営コンサルティングなどを行っています。ファイナンシャル分野では、保険代理店、金融商品仲介業(IFA)、財務コンサルティングなどの金融サービスを提供しています。これらの事業を通じて、「人生から不安をなくし、生きるをサポートする」というブランドパーパスの実現を目指しています。
今期の業績と利益率は?
当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高が2,615百万円(前年同期比33.1%増)、営業利益が111百万円(前年同期は463百万円の営業損失)と大幅な改善となりました。これは、ウェルネス事業における健康サポート分野の好調な売上や、ファイナンシャル事業のIFA(金融商品仲介業)の伸長などが寄与したためです。
利益率も改善し、営業利益率は4.2%となっています。
売上・利益の推移
直近3年間の売上高と利益の推移を見ると、売上高は2022年3月期の2,837百万円から、2023年3月期第3四半期は2,615百万円と増加傾向にあります。一方で、利益面では2022年3月期に774百万円の当期純損失を計上しましたが、2023年3月期第3四半期では75百万円の親会社株主に帰属する四半期純利益と大幅に改善しています。これは、IFMC.技術を活用した健康サポート商品の販売が好調に推移したことや、金融サービス事業の収益力が向上したことなどが主な要因です。
四半期連結貸借対照表について
当第3四半期連結会計期間末の総資産は3,966百万円となり、前連結会計年度末と比べて593百万円増加しました。主な増加要因は、売掛金が302百万円、営業貸付金が283百万円、商品が60百万円増加したことなどです。
負債合計は3,395百万円で、前連結会計年度末から375百万円増加しました。これは主に短期借入金が386百万円増加したためです。
純資産は571百万円となり、前連結会計年度末から217百万円増加しました。親会社株主に帰属する四半期純利益の計上や、譲渡制限付株式報酬としての新株発行により資本金、資本剰余金が増加したことが主な要因です。
資産の部
当第3四半期連結会計期間末の資産合計は3,966百万円と、前連結会計年度末から593百万円増加しています。これは主に、売掛金が302百万円、営業貸付金が283百万円増加したことによるものです。固定資産は769百万円で、前連結会計年度末から41百万円減少しています。
負債の部
負債合計は3,395百万円で、前連結会計年度末から375百万円増加しています。流動負債は2,563百万円と611百万円増加しており、主な要因は短期借入金が386百万円増加したことによるものです。一方、固定負債は832百万円と236百万円減少しています。
純資産の部
純資産合計は571百万円となり、前連結会計年度末から217百万円増加しました。これは主に、親会社株主に帰属する四半期純利益75百万円の計上や、譲渡制限付株式報酬としての新株発行による資本金・資本剰余金の増加などによるものです。
ROAとROE
ROA(総資産経常利益率)は、当第3四半期連結累計期間で2.2%となっています。前年同期の△12.3%から大幅に改善しており、資産効率が向上してきていることがわかります。
一方、ROE(自己資本当期純利益率)は、当第3四半期連結累計期間で15.1%と高水準を維持しています。これは、親会社株主に帰属する四半期純利益が増加したことや、自己資本比率が14.4%と健全な水準を保っていることが寄与しています。
キャッシュフロー
当第3四半期連結累計期間のキャッシュ・フローの状況は開示されていませんが、前年同期と比べ現金及び預金が78百万円減少しています。この減少は主に、営業活動によるキャッシュ・フローの減少や、投資活動、財務活動によるキャッシュ・アウトフローの増加などが要因と考えられます。
今後のキャッシュ・フローの管理が重要になってくると言えるでしょう。
配当の支払額
株式会社リグアは、創業以来配当を実施していません。今後の配当については、内部留保の充実を図りながら、株主への利益還元についても検討していくとしています。
今後の展望
株式会社リグアは、「人生から不安をなくし、生きるをサポートする」というブランドパーパスのもと、ヘルスケア分野とファイナンシャル分野での事業拡大を目指していきます。
特に、IFMC.技術を活用したヘルスケア関連商品の販売強化や、保険代理店やIFAなどの金融サービスの更なる展開により、「からだ」と「おかね」の両面からの総合的な『Wellness Life』の実現に取り組んでいきます。
今後の業績拡大と企業価値の向上に期待が高まるほか、株主への利益還元についても検討が進むことが望まれます。
編集部のまとめ
株式会社リグアの最新決算は、売上高、利益ともに大きく改善する内容でした。IFMC.技術を活用したヘルスケア商品の販売拡大や、金融サービス事業の収益力向上が功を奏したようです。
今後も「からだ」と「おかね」の両面からの事業展開を加速させ、企業価値の向上に取り組むことが期待されます。
配当については未実施ですが、内部留保の充実と株主還元のバランスを図っていくことが重要でしょう。
株式会社リグアの決算日や配当についてまとめました。
株式会社リグアは3月31日が決算日で、第3四半期決算は2023年12月31日に行われました。創業以来、配当は実施していません。今後は内部留保の充実と株主への利益還元のバランスを図っていくとしています。