株式会社キューブの2024年3月期第1四半期決算が発表されました。売上高1,225,282千円、営業利益44,585千円と前年同期と比べて減収減益となりました。ただし、オンライン・オフラインの販売チャネルを強化し、国内外での売上拡大に取り組んでいます。今後の業績に注目が集まります。
企業情報
企業名: 株式会社キューブ
証券コード: 37960
決算期: 12月
株式会社キューブの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社キューブの決算日は12月31日です。第1四半期の決算期間は2024年1月1日~3月31日となります。
主な事業
株式会社キューブは、衣料品等の企画販売を主な事業としています。オンラインと店舗の両チャネルを通じて、国内外のお客様に商品を提供しています。特に注力しているのがデジタル化の推進と海外展開の拡大です。新規店舗の出店などにより、集客力と販売力の強化に努めています。
今期の業績と利益率は?
2024年3月期第1四半期の業績は、売上高1,225,282千円、営業利益44,585千円と前年同期比で減収減益となりました。売上総利益率は57.1%と高水準を維持しています。原価目標の設定などにより、収益性の向上を図っています。
売上・利益の推移
過去1年間の推移を見ると、売上高は4,857,663千円、経常利益は292,297千円でした。前年同期比では減収減益となりましたが、中長期的には売上高、利益ともに拡大傾向にあります。オンラインとオフラインの販売力強化により、今後も業績の成長が期待されます。
四半期連結貸借対照表について
2024年3月31日時点の貸借対照表を見ると、資産合計4,809,260千円、負債合計920,873千円、純資産3,888,387千円となっています。流動資産は主に現金及び預金や商品の増加により、前期末比5.8%増加しています。固定資産も店舗の新装開店などにより10.8%増加しています。
資産の部
資産の部では、流動資産3,935,515千円、固定資産873,744千円となっています。流動資産の増加は現金及び預金の減少があったものの、商品の増加などが主な要因です。固定資産の増加は主に新店舗開設に伴う建物及び構築物の増加によるものです。
負債の部
負債の部では、流動負債797,397千円、固定負債123,475千円となっています。流動負債の増加は主に仕入れの増加に伴う買掛金の増加によるものです。固定負債の増加は退職給付引当金や資産除去債務の増加によるものです。
純資産の部
純資産の部では、株主資本3,888,387千円となっています。四半期純利益の計上により利益剰余金が増加しました。自己資本比率は80.9%と高水準を維持しています。
ROAとROE
ROA(総資産経常利益率)は3.7%、ROE(自己資本当期純利益率)は2.8%となっています。前年同期と比べてROA、ROEともに低下しています。これは主に減収減益を受けて、経常利益と当期純利益が減少したことが要因です。今後、収益力の向上により、これらの指標の改善が期待されます。
キャッシュフロー
当四半期においては、四半期キャッシュ・フロー計算書は作成されていませんが、前事業年度の状況を見ると、営業活動によるキャッシュ・フローが115,222千円の増加となっています。商品仕入の増加などもありましたが、全体として良好な業績により営業キャッシュ・フローが確保できています。今後も安定したキャッシュ・フローの確保が期待されます。
配当の支払額
現時点では、株式会社キューブは配当を実施していません。企業の成長過程にあり、内部留保を優先し、業績拡大に注力しているものと考えられます。今後の業績動向とともに、配当政策についても注目が集まります。
今後の展望
株式会社キューブは、デジタル化の推進と海外展開の拡大に取り組んでおり、オンラインとオフラインの販売チャネルの融合を図っています。新規店舗の出店などにより、集客力と販売力の強化にも努めています。中長期的には、国内外での事業領域の拡大により、売上高、利益ともに成長が期待されます。
編集部のまとめ
株式会社キューブの2024年3月期第1四半期決算は、減収減益となりました。ただし、オンラインとオフラインの融合による販売力強化、新店舗の出店などにより、中長期的には業績拡大が期待されます。収益性の改善と共に、配当政策などにも注目が集まります。企業の成長フェーズにある同社の今後の動向に期待が高まっています。
株式会社キューブの決算日や配当についてまとめました。
株式会社キューブの決算日は12月31日、第1四半期の決算期間は2024年1月1日~3月31日です。また、同社は現時点では配当を実施していません。内部留保を優先し、事業の成長に注力しているものと考えられます。今後の業績拡大と連動して、配当政策にも注目が集まります。