株式会社一家ホールディングスの最新決算を分析しました。売上高は前年同期比11.8%増加し、経常利益も大幅に増加しています。コロナ禍の影響が和らぎ、外食需要の回復が顕著となってきたことが好業績につながった模様ですね。業績は好調で、同社の今後の成長に期待が高まります。
企業情報
企業名: 株式会社一家ホールディングス
証券コード: E36757
決算期: 2023年3月期
株式会社一家ホールディングスの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社一家ホールディングスの決算日は3月31日です。決算時期は例年3月頃に第4四半期報告書を発表し、その後に有価証券報告書を提出しています。
主な事業
株式会社一家ホールディングスは、飲食事業とブライダル事業を展開しています。
飲食事業では、「屋台屋博多劇場」「こだわりもん一家」「大衆ジンギスカン酒場ラムちゃん」「寿司トおでんにのや」「韓国屋台ハンサム」など多様なブランドを展開しています。
またブライダル事業では、「The Place of Tokyo」などの結婚式場やレストランを運営しています。
今期の業績と利益率は?
当第3四半期連結累計期間の売上高は6,947,881千円と前年同期比11.8%の増収となりました。営業利益は225,758千円と前年同期比96.8%の大幅増益となっています。
外食需要の回復が大きく業績に貢献しているようです。
売上・利益の推移
最近3年間の実績を見ると、売上高は毎期増加傾向にあります。特に当期は6,947,881千円と大幅な増収となりました。
一方、利益面では前期に大きく落ち込んだものの、当期は経常利益が220,262千円と大幅増益に転じています。
四半期連結貸借対照表について
株式会社一家ホールディングスの総資産は5,357,872千円と前期末より590,749千円増加しています。主な増加要因は、現金及び預金の増加や有形固定資産の増加などです。
一方、負債合計は4,242,820千円と前期末より413,343千円増加しています。
資産の部
流動資産は2,027,866千円となり、前期末より404,681千円増加しました。これは主に現金及び預金の増加によるものです。
固定資産は3,330,005千円となり、前期末より186,068千円増加しました。これは主に有形固定資産の増加によるものです。
負債の部
流動負債は1,901,767千円となり、前期末より231,204千円増加しました。これは主に1年内返済予定の長期借入金の増加によるものです。
固定負債は2,341,052千円となり、前期末より182,139千円増加しました。これは主に長期借入金の増加によるものです。
純資産の部
純資産は1,115,051千円となり、前期末より177,405千円増加しました。これは主に親会社株主に帰属する四半期純利益の計上によるものです。
ROAとROE
株式会社一家ホールディングスのROA(総資産利益率)は4.1%、ROE(自己資本利益率)は13.1%となっています。
コロナ禍の影響から業績が落ち込んでいた前期から大幅に改善しており、財務体質の健全化が進んでいると言えるでしょう。
キャッシュフロー
当第3四半期連結累計期間において、営業活動によるキャッシュ・フローは305,481千円の収入、投資活動によるキャッシュ・フローは229,696千円の支出、財務活動によるキャッシュ・フローは253,262千円の収入となりました。
全体としてキャッシュ・ポジションは改善傾向にあり、財務基盤が強化されてきていると言えるでしょう。
配当の支払額
当第3四半期連結累計期間において、配当金の支払いはありませんでした。
今後の業績動向を見ながら、株主還元策の検討が期待されます。
今後の展望
株式会社一家ホールディングスは、外食需要の回復と新規出店の推進により、引き続き業績拡大が見込まれます。
また、ブライダル事業における大型店のリニューアルなど、事業基盤の強化にも積極的に取り組んでいくと考えられます。
今後も持続的な成長が期待できる企業と言えるでしょう。
編集部のまとめ
株式会社一家ホールディングスは、外食需要の回復により堅調な業績を維持しています。
飲食事業の収益力強化と、ブライダル事業の事業基盤強化にも取り組んでおり、今後の成長が期待できる企業だと評価できます。
株式会社一家ホールディングスの決算日や配当についてまとめました。
株式会社一家ホールディングスの決算日は3月31日で、例年3月頃に第4四半期報告書を発表し、その後に有価証券報告書を提出しています。
配当については、当第3四半期連結累計期間では支払いはありませんでしたが、今後の業績次第では株主還元の検討が期待されます。