のむら産業株式会社の2023年11月1日から2024年4月30日までの第2四半期決算が公表されました。売上高は32億11百万円と前年同期比で5.9%の増加となり、営業利益は2億70百万円と6.6%の増加となりました。好調な販売活動と各種コストダウン施策が奏功し、収益性が向上しています。
企業情報
企業名: のむら産業株式会社
証券コード: E37082
決算期: 10月31日
のむら産業株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
のむら産業株式会社の決算日は10月31日です。同社の決算時期は年2回、第2四半期(4-10月)と通期(11月-10月)となっています。
主な事業
のむら産業株式会社は包装機械や包装資材の製造・販売を行う「包装関連事業」と、梱包資材の販売等を行う「物流梱包事業」の2つのセグメントを展開しています。コメ流通業界や物流業界向けの商品・サービスを提供しており、安定した収益基盤を築いています。
今期の業績と利益率は?
当第2四半期の業績は売上高32億11百万円、営業利益2億70百万円と前年同期比でそれぞれ5.9%、5.8%の増加となりました。経常利益率は8.5%と高水準を維持しており、安定した収益性を示しています。
売上・利益の推移
直近の売上と利益の推移を見ると、売上高は5年連続で増加しており、2023年通期では59億72百万円の売上を計上しています。利益面でも経常利益が3億円台を維持するなど、着実な業績拡大が続いています。
四半期連結貸借対照表について
2024年4月30日時点の連結貸借対照表では、総資産37億40百万円、純資産17億48百万円と前連結会計年度末から微減となりました。自己資本比率は46.5%と健全な財務基盤を維持しています。
資産の部
流動資産は主に現金及び預金や売掛金の増加により28億円と前期末比0.4%減少しました。一方、固定資産は9億40百万円と2.5%減少しました。
負債の部
流動負債は19億1百万円と5.9%減少しました。主な要因は電子記録債務の減少です。固定負債は91百万円と16.8%減少しており、長期借入金の返済が進んでいます。
純資産の部
純資産は17億48百万円と前期末比6.3%増加しました。これは親会社株主に帰属する四半期純利益の計上により利益剰余金が増加したことが主な要因です。
ROAとROE
ROAは4.6%、ROEは9.9%と前期から改善しています。これは売上高の増加と適切なコストコントロールにより収益性が向上したためです。今後も安定的な収益基盤を維持しつつ、株主還元の強化にも取り組んでいきます。
キャッシュフロー
当第2四半期のキャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローが9,572万円の収入となり、借入金返済や配当金の支払いにより財務活動によるキャッシュ・フローが1億4,159万円の支出となりました。現金及び現金同等物の残高は12億0百万円となっています。
配当の支払額
当第2四半期の1株当たり配当金は52円となりました。配当利回りは年率3.9%と株主還元に積極的に取り組んでいます。今後も安定的な配当を維持する方針です。
今後の展望
包装関連事業においては、新型コロナウイルス感染症収束後のインバウンド需要回復や、環境配慮型商品の拡販に注力していきます。物流梱包事業では、SDGsなどのニーズに沿った提案型営業による新規顧客の開拓を進めていきます。これらの取り組みにより、持続的な成長と収益性向上を目指します。
編集部のまとめ
のむら産業株式会社は、包装機械や包装資材、梱包資材の製造・販売を行う企業で、2023年11月1日から2024年4月30日までの第2四半期は売上高、利益ともに前年同期を上回る好業績を上げました。収益性が高く、株主還元にも積極的な企業といえます。今後も新しい需要開拓と収益力向上に取り組んでいくことで、さらなる成長が期待できそうです。
のむら産業株式会社の決算日や配当についてまとめました。
のむら産業株式会社の決算日は10月31日で、年2回の決算(第2四半期と通期)を行っています。配当金は1株当たり52円と好水準を維持しており、株主還元にも力を入れています。今後も持続的な成長と収益性の向上に取り組み、株主の皆様への還元を続けていくことが期待されます。