株式会社TORICOの第19期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

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詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

株式会社TOBRICOは、これまでコミック原作のデジタルコンテンツ配信やイベントなどを中心に事業を展開してきました。この度の決算では、一時的な業績の落ち込みはあるものの、新規事業領域への挑戦や中長期的な成長に向けた取り組みが注目されます。今後も、ファン層の拡大やデジタル化への対応、海外展開など、多角的な事業展開に期待が寄せられています。

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企業情報

企業名: 株式会社TORICO
証券コード: E37457
決算期: 2023年3月期

株式会社TORICOの決算日・決算時期(スケジュール)は?

株式会社TOBRICOの決算は、3月31日が決算日となっています。第3四半期(10月~12月)の決算を受けて、2024年2月14日に四半期報告書を提出しています。

主な事業

株式会社TOBRICOは、コミック原作のデジタル配信事業コミック関連のイベント事業を主軸に事業を展開しています。具体的には、人気漫画作品の全巻販売や電子コミック配信、さらには関連グッズの企画・販売などを行っています。近年では海外展開にも積極的に取り組み、台湾やシンガポールなどのアジア市場へ進出しています。

今期の業績と利益率は?

当第3四半期連結累計期間(2023年4月~12月)の業績は、売上高2,901,877千円営業損失154,461千円経常損失158,021千円親会社株主に帰属する四半期純損失207,523千円となりました。主力のECサービスの売上減少が響き、大幅な減収となりました。一方で、イベント事業などの新規事業への投資を積極的に行ったことで、営業利益、経常利益、当期純利益はマイナスとなりました。

売上・利益の推移

売上高は、前期(2022年3月期)の5,004,262千円から2,901,877千円と大幅に減少しました。コロナ禍の影響で伸長した販売が落ち着き、主力のECサービスが低迷したことが主な要因です。一方で利益面では、前期の経常利益90,439千円から当期は経常損失158,021千円と悪化しました。これは、新規事業への先行投資によるコスト増加が主因となっています。

四半期連結貸借対照表について

当第3四半期連結会計期間末(2023年12月31日)の貸借対照表は以下のとおりです。

資産の部

総資産は前期末比246,369千円減の2,001,019千円となりました。主な変動要因は、現金及び預金が441,703千円減少した一方で、売掛金が53,134千円増加したことなどです。

負債の部

負債合計は前期末比42,165千円減の1,040,288千円となりました。主な変動要因は、買掛金が26,684千円増加した一方で、長期借入金が80,310千円減少したことなどです。

純資産の部

純資産合計は前期末比204,204千円減の960,731千円となりました。主な変動要因は、親会社株主に帰属する四半期純損失207,523千円を計上したことなどです。

ROAとROE

当第3四半期連結累計期間のROAはマイナス8.0%、ROEはマイナス21.6%となりました。前期と比べて大幅に悪化しています。これは、主力のECサービスの売上減少と新規事業への投資による利益の悪化が影響しています。今後は、新規事業の早期収益化とECサービスの業績回復が課題となっています。

キャッシュフロー

当第3四半期連結累計期間のキャッシュフローは、営業活動によるキャッシュ・フローがマイナス116,769千円、投資活動によるキャッシュ・フローがマイナス59,830千円、財務活動によるキャッシュ・フローがマイナス265,104千円となりました。現金及び現金同等物の期末残高は620,544千円と、前期末比で441,703千円減少しています。業績悪化による運転資金の減少と、新規事業への先行投資、借入返済などが要因です。

配当の支払額

株式会社TOBRICOは、当第3四半期連結累計期間および前期において配当を実施しておりません。当期は経常損失を計上しているため、配当の実施は見送られる見込みです。今後の業績回復と株主還元については注目していく必要があります。

今後の展望

株式会社TOBRICOは、主力事業であるECサービスの業績回復と、イベント事業などの新規事業の育成に注力していく方針です。具体的には、人気コンテンツの獲得や、ファン層の拡大、デジタル化の推進などに取り組み、中長期的な成長を目指します。また、海外展開の強化にも力を入れ、台湾やシンガポールなどのアジア市場でのプレゼンス拡大を図る計画です。これらの取り組みにより、将来的な業績回復と企業価値向上が期待されます。

編集部のまとめ

株式会社TOBRICOの決算は、コロナ禍の影響で伸長した主力のECサービスの落ち込みが響き、大幅な減収・減益となりました。一方で、イベント事業などの新規事業への注力も見られ、今後の成長への期待も感じられます。短期的には業績の回復が課題ですが、中長期的には人気IPの活用やデジタル化、海外展開などの施策に期待が寄せられます。株主還元については、業績回復が先行課題となっています。

株式会社TORICOの決算日や配当についてまとめました。

株式会社TOBRICOは決算日が3月31日で、第3四半期(10月~12月)の決算報告を2024年2月14日に行っています。当期は経常損失を計上したため、配当の実施は見送られる見通しです。今後の業績回復と株主還元に注目が集まっています。

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