島根銀行の決算報告が公開されました!売上高は前年同期比で611百万円増加の6,603百万円、経常利益は同149百万円増加の613百万円となりました。純資産は682百万円増加の17,662百万円と財務体質も健全化しており、順調な結果となっています。地元経済を支える島根銀行の今後の発展に期待が高まります。
企業情報
企業名: 株式会社島根銀行
証券コード: 71500
決算期: 2024年3月期第3四半期
株式会社島根銀行の決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社島根銀行の決算期は毎年3月31日です。今回の決算は2024年3月期第3四半期(2023年4月1日~2023年12月31日)の業績となります。
主な事業
株式会社島根銀行は、島根県を中心に営業拠点を構える地域金融機関です。主な事業は銀行業務で、預金・貸出金業務をはじめ、為替業務や証券関連業務、保険窓販業務など幅広い金融サービスを提供しています。地域に密着したきめ細かな金融サービスで、地元経済の発展に貢献しています。
今期の業績と利益率は?
島根銀行の今期の業績は堅調に推移しています。経常収益は6,603百万円と前年同期比で611百万円の増加、経常利益は613百万円と149百万円の増加となりました。営業利益率も9.3%と高い水準を維持しています。
売上・利益の推移
島根銀行の売上高は3期連続で増加しており、利益も堅調に推移しています。特に最近3年間では売上高が6,000百万円前後で、経常利益が400百万円前後と、安定した業績を残しています。今後も地域金融機関として着実な成長が期待できそうです。
四半期連結貸借対照表について
島根銀行の総資産は547,301百万円と前期末より43,535百万円増加しました。負債は529,638百万円と大幅に増加し、純資産は17,662百万円となっています。
資産の部
現金預け金が59,087百万円と大幅に増加しました。一方で、有価証券は112,337百万円と減少しています。貸出金は359,312百万円と順調に増加しており、地域のニーズに応えています。
負債の部
預金が506,723百万円と39,912百万円増加しました。また、借用金も16,034百万円と増加しています。
純資産の部
純資産は17,662百万円で、前期末より682百万円増加しています。自己資本比率は3.22%と健全な水準を維持しています。
ROAとROE
島根銀行のROAは0.12%、ROEは2.86%となっています。前年同期と比較すると、ROAは0.03ポイント増加、ROEは0.68ポイント増加しており、収益性が着実に向上しています。今後も地域密着型の金融サービスの提供により、収益力の強化が期待されます。
キャッシュフロー
島根銀行の営業活動によるキャッシュ・フローは大幅な収入超過となっています。一方で、投資活動によるキャッシュ・フローは支出超過となっており、有価証券の取得などに資金を充てています。財務活動では借入金や配当金の支払いなどから支出超過となっています。全体としては現金及び現金同等物が大幅に増加しており、安定した資金繰りを維持できています。
配当の支払額
島根銀行は年2回の配当を実施しています。今期の中間配当は、普通株式が5円、A種優先株式が6.17円、B種優先株式が8.25円となっています。また、期末配当も同水準の配当を見込んでいます。株主への適切な利益還元に努めています。
今後の展望
島根銀行は、金利上昇リスクへの対応や有価証券ポートフォリオの改善に取り組むとともに、地域の中小企業や個人顧客への貸出増強などに注力していく方針です。また、SBIグループとの連携強化による収益基盤の拡大や、デジタル化の推進による生産性向上にも取り組んでいきます。今後も地域金融機関としての役割を着実に果たしていくことが期待されます。
編集部のまとめ
島根銀行の決算は、売上高、利益ともに前年同期比で増加するなど、順調な業績を残すことができました。総資産も大幅に増加し、自己資本比率も健全水準を維持しています。地域密着型の経営を続ける島根銀行は、持続的な成長に向けて着実に実績を重ねています。株主への適切な利益還元にも力を入れており、今後の一層の発展が期待できそうです。
株式会社島根銀行の決算日や配当についてまとめました。
島根銀行の決算期は毎年3月31日で、今回は2024年3月期第3四半期(2023年4月1日~2023年12月31日)の業績が発表されました。中間配当は普通株式が5円、A種優先株式が6.17円、B種優先株式が8.25円と、株主への適切な利益還元を行っています。今後も地域金融機関として成長を続けていくことが期待されます。