こんにちは。株式会社じもとホールディングスの最新の決算報告書についてご紹介します。じもとホールディングスは、宮城県と山形県を中心とした地域金融機関で、「本業支援の深化」や「業務変革(DX)」に取り組んでいる企業です。
企業情報
企業名: 株式会社じもとホールディングス
証券コード: 7161
決算期: 3月31日
株式会社じもとホールディングスの決算日・決算時期(スケジュール)は?
じもとホールディングスの決算日は3月31日です。決算日後3か月以内の6月下旬に定時株主総会が開催され、事業報告や決算承認などが行われます。また、四半期決算報告は2月9日に公表されました。
主な事業
じもとホールディングスは、宮城県と山形県を中心とした地域金融機関で、銀行業、リース業、クレジットカード業などを展開しています。地元の中小企業支援を中心に、デジタル化への取り組みやグループ会社とのシナジー創出にも注力しています。地域密着型の事業展開により、地域経済への貢献を目指しています。
今期の業績と利益率は?
今期第3四半期の経常収益は281億33百万円と前年同期比4百万円減少しました。一方、経常利益は27億13百万円と前年同期比28億48百万円増加しており、利益面では改善が見られます。費用管理の効率化などにより、全体としては収益性が向上しているようです。
売上・利益の推移
過去3年間の売上高と利益の推移を見ると、2022年度第3四半期は収益が減少したものの、2023年度第3四半期は収益が改善しています。これは、大口与信先の貸倒引当金繰入などの特殊要因がなくなったことや、費用管理の効率化などによるものです。今後も収益力の維持・向上を目指していくことが期待されます。
四半期連結貸借対照表について
2023年12月31日時点の総資産は2兆6,929億52百万円と、前期末から約337億円増加しました。この増加は、中小企業向け貸出金の増加などによるものです。一方、負債は2兆5,930億52百万円と、前期末から約115億円増加しています。
資産の部
資産の部では、貸出金が1兆9,071億27百万円と前期末から約241億円増加しています。また、有価証券は4,873億14百万円と前期末から約71億円減少しています。
負債の部
負債の部では、預金が2兆4,666億42百万円と前期末から約195億円減少しています。一方、借用金が1,089億70百万円と前期末から約400億円増加しています。
純資産の部
純資産の部では、998億99百万円と前期末から約222億円増加しています。これは主に、金融機能強化法に基づくコロナ特例公的資金180億円と、SBIグループへの第三者割当増資19億66百万円による資本の充実が寄与しているためです。
ROAとROE
じもとホールディングスのROA(総資産利益率)は0.10%、ROE(自己資本利益率)は2.97%となっています。前年同期と比べてROAは改善したものの、ROEは低水準にあります。今後は、資産効率の向上や自己資本の充実などにより、収益性の改善が期待されます。
キャッシュフロー
当第3四半期連結累計期間のキャッシュ・フローの状況は開示されていません。ただし、有利子負債の増加や株式発行による資金調達が行われており、財務基盤の強化が進んでいると考えられます。
配当の支払額
じもとホールディングスは、普通株式と優先株式に対して配当を行っています。2023年3月期の年間配当金は、普通株式が5円、優先株式はそれぞれB種13.10円、C種13.10円、D種0.10円となっています。株主還元の強化に取り組んでいます。
今後の展望
じもとホールディングスは、「本業支援の深化」、「業務変革(DX)」、「経営管理」の3つの主要テーマに取り組み、中小企業の業況改善と地域発展への貢献を目指しています。SBIグループとの連携強化や、きらやか銀行の業績回復に注力し、持続的な収益力の向上に努めていくことが期待されます。
編集部のまとめ
今回の決算報告では、じもとホールディングスが地域金融機関として着実に成果を上げている様子がうかがえます。中小企業支援や業務効率化など、様々な取り組みを通して収益性の向上を図っているほか、自己資本の強化にも注力しています。今後も地域に貢献しながら、持続的な成長を目指していくことが期待されます。
株式会社じもとホールディングスの決算日や配当についてまとめました。
じもとホールディングスの決算日は3月31日で、6月下旬に定時株主総会を開催しています。また、2023年3月期の年間配当金は、普通株式が5円、優先株式は13.10円などとなっており、株主還元にも力を入れています。今後も地域金融機関として、安定的な経営基盤の構築に努めていくことが期待されます。